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【告知】文学フリマ東京35

少しひさびさの更新になります。先日、弟の結婚式が無事に終わりました。スピーチもなんとか終わりました。内容に短歌を入れ込む作戦、大成功でした! とても楽しかったです。

それと、これまたひさびさにNHKラジオの「文芸選評」で短歌を読まれました! 石井かおるアナウンサーに選んでいただきました。嬉しかったー!

さて、いよいよ来月20日に迫った文学フリマ東京35ですが、そろそろ告知をしたいと思います。

まだブース位置は未発表ですので、わかり次第また告知しますね。 10月30日18時追記:ブース位置はK-28に決まりました!

以下、出品予定のラインナップです。


新刊!【短編】浜辺で花火

浜辺で花火 表紙

「死にたい」、それもまた青春。

社会福祉士をめざすとある大学生。「今日この店が閉店したら、俺、死んでもいいかな?」突然の彼の宣言に、私は戸惑いつつも一つの提案をした。「じゃあさ、死ぬ前にひとつ、楽しいことをしようよ」
浜辺で花火をするまでは、死なないでいること。そんな儚い約束をした、私と彼の、どこにでもありそうな、唯一無二の青春の1ページ。

500円

【短編】光の花束

光の花束

たとえ言葉が霧散しても、彼らの生きた痕跡は消えない。

精神科医の森下芳之は、ある日の夜勤明けに若き男性患者・篠崎隼人と出会う。隼人の口から繰り返し漏れる「ランパトカナル」という謎の言葉。その意味がほどかれて「彼ら」の過去が暴かれるとき、二人の間に不可思議な絆が訪れる。それを、いったい誰に咎めることができるだろう。人が人を「救う」こととは果たしてどういうことなのか。「救い」が起こるとき、いったい誰が「救われる」のか。(命を無条件に肯定することがなぜこんなにも困難なのだろうか。)問いかけはただ虚しく、「彼」の抱く傷だけがその答えを知っている。

800円

【短編】純愛とか笑わせんな

純愛とか笑わせんな

ありのままのあなたでいい、は時として暴力だ。

警視庁捜査一課の若手刑事、葉山秋広には少し異様な性癖がある。それを知っていながら、警視庁随一のじゃじゃ馬事務員、若宮は葉山にすっかり惚れ込んでいるのだ。 若宮はいう。 「どうせ殺すなら、私にしてくださいね」。 ヤバすぎる性癖を持つ想い人を振り向かせるために、若宮の無茶苦茶な奮闘がはじまる。

500円

【長編】コトノハ

コトノハ

それぞれがそれぞれの「一歩」を踏み出す物語。

東京の西の街にある喫茶「コトノハ」。ここには人生に少し疲れてしまった人たちが、安らぎを求めて集う場所。
ある日、コトノハに「魔女」を自称する女性が現れたことから、それまでの日常が徐々に変化しはじめる。
一方、数年ぶりに精神科病院からの退院が叶った透。しかし彼の目の前には、諦観と絶望しか転がっていなかった。そんな彼のもとに、どこか生意気な三毛猫がひょっこりやってきて……。

500円

【中編】しあわせのかたち

しあわせのかたち

それが、わたしたちのしあわせのかたち。

解離性同一性障害(多重人格)の青年、裕明はパートナーの美奈子と暮らしている。ある日、二人の住む街で少女が連続して惨殺される事件が起きた。その事件にどうも、裕明の別人格が関与しているらしくて――
これは、ときどき泣き虫になってしまう彼女と、ときどき派手に壊れてしまう彼の、穏やかな生活の風景画。

800円

【歌集】流るるる

流るるる

私の歌は誰かのこころを揺らせるか。

短歌に対して自分なりに真剣に向き合った詠み下ろし99首を収録。
私の歌がもしも誰かのこころを揺らすようなことがあれば、それは(私にとって)ちょっとした事件です。共犯者になってくれませんか。

500円

【詩集】絶対的生存肯定学

絶対的生存肯定学

生きるのに、いちいち言い訳や理由がいるのかよ。

書下ろし作品をふんだんに詰め込んだ詩集です。「1ページに一編の詩」という基本スタイルで「生きる」を肯定するための言葉を探しました。 無条件の絶対的生存の肯定に、難易度など存在しない。言葉は本能を決して超えないけれど、哲学は時として本能を制する、かもしれない。そんな一冊です。

200円


当日は、新刊「浜辺で花火」の表紙デザインをしてくれた友人と一緒に参加します。ぜひぜひブースに遊びにいらしてくださいね!

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