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短歌 汗 十首とか近況とか

1
蝉時雨まだ許されていない午後伝う汗まで私を責める

2
わからないことがわかると宝物ひとつ失くした気持ちが実る

3
月まででいいから早く連れてって片道切符で構わないから

4
老いという現実はにび色をしてどこへ行っても視界に入る

5
アスファルト一滴落ちる汗はまだ容赦を知らない子どものように

6
手を叩き歓喜するひと手で抑え嗚咽するひと私は迷子

7
いつもより目深にかぶった帽子 きみ、よくないことを考えてるね

8
嘘つきも声が大きければ道理になると早く教科書に書け

9
眠るきみ眠れない僕 優しくはなれない夜を迎えたようだ

10
見上げればまあるい月が人々の右往左往を嘲っている

***

こんばんは、少しご無沙汰してます。笹塚心琴です。

言葉を失うような出来事が続いて、なかなか創作に向かう気持ちになれませんでした。

親の老いというのは(私も歳を重ねているわけだし)逃れられない現実なのですが、進行性難病の父の病状がここへきて一気に悪化して、同時に母も入院を余儀なくされ、本っ当にバタバタでした。少し痩せたかも←

世間はオリンピックで沸き立っていますね。金メダルラッシュだそうですね。結局メダルの数と色なんですかね。

多くは語りませんが、民意を示す機会には今後もしっかり自分の意思を伝えていこうと思います。諦めがもっとも怖いことだから。

自覚はないのですが、夫に「つくづく心琴は厭世家だよね」と苦笑されました。いやいや厭世家ならSNSなんてやってないよ、と言い返したのですが、それ以上の発展はない話でした。

親の介護という新しいフェーズに入った我が家です。無理はしたらダメですね。ソーシャルワーカーの友人に話したら、「介護は6割くらいの力で長く続けることが肝要。使える社会資源やサービスはとことん使い倒せ」とアドバイスもらいました。なるほど。

一応私もSWの端くれなんですが、さすが現場を知るひとは建設的な知恵と知識を分けてくれますね。ありがとう。

あまり暗くなっても気持ちからダメになってしまいそうなので、どうしたら親も私も、少しでも心地よく日々を過ごせるか模索しています。共倒れにならないように、私も力を抜いて過ごせればと思います。

暑さが本気を出しつつあります。皆さま、水分・塩分・エアコン気分(by ジェーン・スー)でほがらかにお過ごしくださいね。

記事をお読みくださり、ありがとうございます!もしサポートいただけましたら、今後の創作のための取材費や、美味しいコーヒータイムの資金にいたします(*‘ω‘ *)