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【俳句】恋の手帳

うららかよ午睡ののちの二度寝こそ

突然の打ち明け話春一番

シャンプーよ指に絡まる桃の香よ

朧月ほんとうのことだけが要る

いぬふぐり踏まれてもなおいぬふぐり

ひとひらの桜舞いこむプリーツよ

春惜しむ傷ついてこそ恋ごころ


こんばんは。Kusabueさん主宰の「ハイクサークル」月報に寄せた俳句、七句です。今回は連作にチャレンジしてみました。

私の住む街は雨の夜です。花散らしになるのかな。昼間、外に出る用事があったので散歩ついでに写真を撮ってきました。間に合ってよかったです。

桜
もうすぐ散ってしまうのかな

年度末の波を越え、仕事も一段落しました。といっても明日から新年度、また気を引き締めなければと思いつつ、無理はしないでいこうと思います。

與那覇潤の「知性は死なない 平成の鬱をこえて」をやっと半分読み終えました。正直、私にはちょっと難しいなあと思いながらも、「難しいなあ」という感想をどう省察に活かすかが大事なのかなと感じています。

このところ感じていることとして、「わかりやすければわかりやすいほどいい」という価値観が闊歩している気がします。わかりやすさは時として思考停止に繋がりかねませんが、その危険性は(その時々にぐにゃぐにゃと変貌する)「正しさ」や「常識」の前にねじ伏せられて誤魔化されてしまいます。

インターネットで検索すればそれっぽい答えがごろごろ転がっている今、間違えることを悪いこと・劣ったこととして忌避する教育や思想がはびこっている今、どこまで自分の感性と理性で進んでいけるかが鍵なのかな、とか、そんなことをつらつらと、でも真剣に考えていたりして。

まだ半分までしか読めていないので、まずはちゃんと最後まで読めますように。


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