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【俳句】冬の五句と日常


ネイル

癖のある毛先からめて冬ネイル


うなじを照らす

髪切ってうなじを照らす冬の月


短日

短日に便りを待って頬杖よ


月光

月冴えて路傍の鍵の青錆よ


冬鷺

冬鷺の群れて水面に輪を重ね


Kusabueさん主宰のメンバーシップ句会に投句した俳句たちです。句会の皆さん、ありがとうございましたー! 今回は、冬の季語で詠んでみました。今日から師走、きゅっと寒くなりましたね。

髪を実際に切りました。そしてほんのりブラウンに染めました。美容室は、もしかしたら街なかにあるパワースポットかもしれない。

投句前の、最初の読者は夫なのですが、「月冴えて路傍の鍵の青錆よ」の句を読んだ夫が怪訝そうな表情で、こんなことを言いました。

「なんで青鯖……?」

×  鯖
◯ 錆

私はDHA高めの句は詠んでません……。本人いわく、「老眼かなぁ」ですって。もちろん鯖の句だと言われて私が爆笑したのはいうまでもありません。


ちなみに、鯖の季語は夏だそうです。


そんな夫の今日のランチは、職場の仲間と食べたカツ丼だそうです。まさか……と問いかけると、無駄に厳かな表情で、

「スペインに勝つどん……」。

うわー!!うわー!!!

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