見出し画像

裏側をパフォーマンスとしてお客様に魅せると感動を生み出す!

顧客満足度という言葉は随分と前から言われていますが、ビジネスの世界では今やこれは標準基準で、顧客満足度の追求ではお客様は喜んでくれないのが現実です。

今、大切なのは顧客感動値で、この感動をいかに自然な形で作っていくかが、経営者に問われているんですね。

そうした顧客感動を生み出すための一つの方法をご紹介します。

裏側をパフォーマンス化して魅せる


今から説明する事例はわかりやすいように飲食店のケースで解説しますが、飲食店でなくても使える方法ですので、ご自分のビジネスに当てはめて一度よく考えてみてください。

ケース1 ステーキ店、鉄板焼き店
カウンターの鉄板で肉を焼いて提供するスタイル

大きな塊肉を客席前に置いて「お肉が最適な温度になるまでこちらに置いておきます。ちょうど美味しく焼ける温度になったら焼きますね。」と言って、肉の塊を置いたまま、お通しや前菜を出してお客様を焦らし、お肉を食べたいという欲求を高めていく。

ケース2 割烹料理店
カウンターのオープンキッチンスタイル

お客様の目の前で鰹節を削り、ガラス鍋(中が見えるように)で昆布出汁の中に、削ったばかりの鰹節を投入。
少し間合いを見計らって(いかにもプロらしい演出で)鰹節を濾し、お猪口にその出汁を入れてお客様に提供。
お客様が飲んだあとに「これからこの出汁を使って椀をお出しします」と伝えて、汁椀を作る。

このどちらも通常では仕込みの段階で裏でやってることなんですね。

それをパフォーマンスにアレンジしてお客様に魅せることで、お店のこだわりを五感で伝えるんです。

こうしたことって飲食店に限らず、どんな業界にでもあるはずなんですよ。

お客様に提供する前に、当たり前のように事前にやってること。

例えば、サロンなどでアロマオイルを使ったフットマッサージをしてるなら、マッサージ前に足湯などで温めている間に、器や見た目にこだわりながら目の前でオイルとアロマをブレンドして、それを使って施術すると五感で伝えることができますよね。

でも、それって事前に裏でやってても何の問題もないし、そうしてるところがほとんどだと思います。

そうした裏側で当たり前にやってることを”パフォーマンス”として魅せてください。

それだけで人の五感は刺激されて、満足から感動へと変わっていき、提供している商品・サービスは変わらないのに、お客様はさらに喜んでくれるようになります。

そしてこの感動値をあげることで、多くのメリットが生まれるんですよ。

感動を生み出すことが出来れば、お客様のリピート率の向上にも繋がり、それが更なる集客にもつながりますし、価格設定を高価格帯に上げて利益率を高めることも可能になります。

あなたのビジネスで、事前に下準備として当たり前のようにやってることって何ですか?

それをリストアップしてみてください。

そして、そのリストを見ながらパフォーマンスに昇華できることはないか考えてみてください。

そこに今まで思いもしなかった成功のヒントがあるはずです。

ただ、このリストアップとそれをパフォーマンスに昇華させるというのは、言葉で言うと簡単そうですが、実践になるとなかなか難しいことなんですね。

なぜかと言えば、僕ら人間の脳は“当たり前”だと思っているコトを、別の視点で見直すのが苦手だから。

これは、人間であれば当たり前のことなんですよ。

だからこそ第三者の視点と考察が「あっ、これが使えるの⁉」と驚くような発見になり、そのビジネスの専門家ではないからこそ、消費者視点でのパフォーマンスに昇華させることができるものなんです。

そのためのサポートが経営コンサルタントの役目ですので、ご自分のビジネスを一段高いところへステージアップさせたいと意欲的な方は、一度ご相談ください。

あなたのビジネスの特徴や強み、こだわりをしっかりと聴かせていただいた上で、望みが叶えられるように様々なご提案をしてサポートしていきます。


吉川正三 ココソラ経営コンサルティング 代表

オフィシャルサイト
https://cocosora-consulting.jimdosite.com/

リットリンク
https://lit.link/cocosoraconsulting

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?