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救急相談 #7119。 三回使って気づいたちょっとしたコツ。

先日、家人がケガをしました。大した事ないと思っていた数日後、急に腕が腫れてきた。

世の中は連休で、病院はおやすみ....

こんな時、頼りになるのは「#7119」こと消防庁の電話救急相談センターです。

この2年間私自身を含めて #7119には3度もお世話になっていますが、意外と知られていないような気がします。

詳しい使い方は#7119 」のサイトで紹介されていますが、#7119 を使ってみて気づいたことやコツなどを利用者の目線から書いてみようと思います。

なお、ここで取り上げるのは「東京消防庁救急相談センター」を使った時のお話です。

1.  #7119  とは?

#7119 」は急な病気やケガをした場合に、「救急車を呼んだほうがいいのかな?」、「今すぐ病院に行ったほうがいいのかな?」など迷った際の相談窓口です。
#7119 は、東京をはじめとする大都市圏を中心に導入されています。

24時間、無料で対応、状況に応じて救急車の手配、近隣の医療機関の紹介などをしてくれます。
固定電話からも、携帯電話からもかけられます。

「# 7119」は、救急車を呼ぶ「119」の前に「#7」がついた番号。

いい語呂合わせがみつからないのですが、
わたしは「シャープな(#7) 119」と覚えました。
(ネットサービスもありますが、私は使ったことがないので、ここでは電話サービスのお話です)

2.  どんな時に使うの?

急な病気や怪我をした時に。
発熱、嘔吐、怪我、痛みなどなど、救急車を呼んだ方がいいのか、病院に行った方がいいのか、などがわからない時です。


3.  準備しておくといいもの

さてここからは、私の経験に基づくお話になります。

1. 筆記用具を手元に。
2. 本人の近くで電話をする

この2つはとりあえず押さえておきましょう!
体調が悪い時の電話なので落ち着いていないことが多いかと思います。
が、先方はプロなので心配いりません。

以下もう少し説明しますね。

1. 筆記用具を用意しておく
病院を紹介されたり、対応を教えてくれる時にメモります。
オペレーターに「メモの準備をしてください」と言っていただけますが、事前に準備しておいたほうが楽です。

2. 体調の悪い人のそばでかけよう。
体調の悪い人の代わりに電話をする場合は、本人の近くで電話をかけましょう。症状など本人に尋ねてみないと答えられない質問もあるからです(まあ、電話を持ち歩けばそれでいいんですが)

3. ハンズフリーかヘッドホンで。
メモるのでハンズフリー(スピーカー)か、ヘッドホンでかけたほうがよいです〜。

4. 何を望んでいるのかを知っておく
これも先方がガイドしてくれるので基本的に心配いりません。が、基本的に「知りたいこと」はこの3つのどれか、かと思います。

1) すぐ医療機関で受診したほうがいいのか 
2)受診した方がいい場合、どの医療機関へ行くといいのか。医療機関へ行くには救急車 または 自力 がよいのか
3)家で様子を見る場合は、どう対処したらいいのか

3)は、医療機関での受診の必要性はない、といわれた場合ですね。それだけ軽症ということですから、ホッとすることでしょう。
が、不安な時は、今後どのような点に留意がいるか?どんな時に、再度問い合わせた方がいいか、などをきいておいてもいいかもしれませんね。


4.  主な流れ - 「おちつく」からスタート


①まず、お・ち く! 〜 一旦深呼吸をする。

家族、または自分の体調が悪い時は結構焦っていたり緊張したりするもの。まず深呼吸をして落ち着きましょう。

深呼吸は副交感神経の働きを高め、落ち着きを取り戻す手助けになります。

②メモを準備して、電話をかける

メモのとれるところで、電話をかけます。

すぐにつながらない時は...
すぐつながらないこともあります。私も今回はつながらずに待ちました。
かけなおすか、そのまま待つか音声ガイドが流れるので状況に応じて対応しましょう。
そのまま待つ場合は、結構待ち時間が長いように思えてイライラするかもしれませんね。こんな時にもぜひ深呼吸を。

③オペレーターと話をする

オペレーターさんがでたら、お話をします。
最初に簡単にこちらの状況を伝えます。

最初に症状のある人の年齢性別、そして電話している人との関係を尋ねられます。私の場合は今回夫の性別、年齢と自分が妻であることを伝えました。

先方はプロなので、的確に質問してくれるので話す内容がまとまっていなくても大丈夫です。

だいたいお話するのはこんなことです。

●現在の状態
●何があって、この状態になったのか?
●いつからこの状態なのか?
●自力で歩けるかどうか

体調の悪い本人の代わりに電話をしている場合は、本人に確認することもあります。どんな風に痛いか、自力で歩けそうか、など代理では答えられないような質問もそれなりにあるのです。
また本人が口を聞ける状態かどうか、というのも対応を検討してもらう際の大事なポイントの1つでしょう。


④対応を検討してもらう間、しばし待つ

症状を伝えると、対応を検討してもらえます。
今回は待ち時間の間にメモを準備するよう言われました。
医療機関への受診が必要な場合は、病院を紹介してもらうのですが、それをちゃんとメモっておけるように、ということです。

なお、病院の照会のためには住所をお伝えします。
住所は全部答えても良いと思いますし、もし出先などでよくわからなかったら何丁目、ぐらいまででも十分なのかも。

今回は「医師に相談しますのでお待ちください」と言われ、またしばし待ちました。こういう時の待ち時間は長く感じますが、実際には2〜3分です。

以前、別件でかけたときは緊急性が高いと判断され、その場で「すぐ受診→救急車」となりました。なのでこのへんはマチマチです。


⑤対応をきく

今回は、「すぐ受診してください」と勧められました。
住所を事前にお伝えしてあるので、最寄りで対応可能な病院を3つ教えてもらいました。また、どの科に受診するといいのかも教えてくれました。

病院名、住所、電話番号、を2回音声テープで流してもらえたので、ゆっくりメモをとることができました。これも事前に「2回テープで流しますよ」と予告してもらえたので、心の準備ができました〜!


5.  受診する ー 保険証。お金。お薬手帳も忘れずに!

さてここからは、 #7119 とは直接関係ないお話です。

今回は、電話をきったあとそのまま勧められた医療機関に連絡をとり、すぐ受診に向かいました。

医療機関に行く時は(救急車で行く時ももちろん)
保険証
お薬手帳
お金
をお忘れなく。

実は今回、お薬手帳を忘れてでかけてしまいました。「万一があるといけないので、今飲んでいるお薬を確認させてください」と病院でいわれ、一旦家に戻り、お薬手帳を持って出直しました〜。
それほど遠い病院ではなかったのですが二往復はちょっとしんどかったです(苦笑)。

さて夫の腕ですが、それなりに炎症をおこしていたらしく、その日は抗菌/抗炎症のお薬を点滴してもらう、などの処置をしてもらいました。
そのあと、同じ病院のなかの皮膚科での受診を勧められ、翌日か通院して、現在は回復に向かっています。本当にありがたかったです。

6.  まとめ!

では、ポイントまとめです〜!

1.   #7119 」は 「シャープな 119」。24時間いつでもOK。
2.   メモの準備をおわすれなく(ハンズフリーで)
3.   かける前に、まず深呼吸!
4.   本人の近くで、様子をみながら
5.  病院に行く時は、保険証とお薬手帳も!

休日や深夜など医療機関があいていないときも対応してもらえるのはありがたいですね。

またこうしてアドバイスをもらうことで、むやみに救急車を呼ぶこともなく「救急車が本当に必要な人たちに」届きやすくなるかと思います。

なお冒頭にも書きましたが、このnoteで取り上げたのは東京消防庁救急相談センターのケースです。 #7119  は人口カバー率4割(2019年7月現在)で、まだ導入されていない自治体もあります。また救急相談センターの番号が #7119  ではないエリアもあります。ご自分のお住いの地域のサービス状況については消防庁のサイトでご確認ください。

また #7119 についてはこちらもどうぞ


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