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はじめに

ココルームは問い、問われる Q&A 16
「働くこと」「生きること」「表現すること」の悩み


はじめに

こんにちは こんばんは おはようございます。

大阪、釜ヶ崎のココルームの 上田假奈代です。

おげんきですか。

あなたにとって、きょうは どんな日でしょう。

さて、本日は2020年4月3日、

コロナウイルスー釜ヶ崎のわたしのたちのあいだでは、コロちゃん と呼んでいますが、コロちゃんの躍進によって、とても不確実な状況を生きています。

ココルームは2003年に活動をはじめて以来、「であいと表現の場をつくるねん」と、3回の大きな引っ越しをして、事業をつづけています。喫茶店のふり、釜ヶ崎芸術大学という大学のふり、ゲストハウスのふりをしながら、18年たちました。ふりかえれば、いつだって、不確実でした。

だって、誰にも、こんな場所をつくることなど頼まれてもないことだからです。

それでも、実験と称して、つづけてきたのは、わたし自身の社会不適応さから出発したことと、そして、周りの人たちとの関わりのおかげです。ひとりひとりの関わりのおかげです。

2016年に一冊の本をつくりました。

「釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店、ココルーム」

構想4年。編集者は3人変わりました。3人目はわたしですけど。ほぼ完成していて、あとはわたしが原稿を書き上げれば完成するはずだったのですが、わたしが書けませんでした。4人目の編集長が現れて、やっと一冊の本になりました。何年も前に書かれた原稿なのに、当時でさえ、するどい光を放つことばだと感じましたから、だから本になったのだと思います。

残念ながら、この本はそれほど売れていません。流通の仕組みのなかで不利な扱いだったのもその理由ですが、ココルームが宣伝下手なのも一因でしょう。

さて、コロちゃんへの対応がまだみえてこず、いつ収束するかもわからない現在、ココルームは実際に人がであう場として、呼びかけることができません。ココルームは今月4月、宿泊とカフェ業では昨年と比べて90%以上の減収を予想。今後の活動の模索をはじめています。

人は、ひとりで生きていくことはできません。

出会えないことがいつまで続くのか、まったくわからないいま、あまりにこの不確実さはつらい、どうにかして、つながっていたいとおもいます。

この本のなかに、16の問いとそれに応答する16人のことばが収められています。問いを育てることは、生きることを深くします。そのために綴られたことばは、普遍的で、いまもなお、わたしを励ましてくれます。

そこで、このテキストを音読し、ラジオのように聞いてもらおうと思いつきました。聞いた方が、この本を購入いただければ、ココルームの収入になります。在庫はたっぷりあります。

さっそく、このアイデアを執筆者のみなさんに連絡しました。ご本人に「朗読をお願いしたいけれど、お忙しいだろうから、こちらで代読します」と伝えたところ、全員自ら朗読いただけることになりました。

このテキストを作者自身の声で聞くことは、喜びです。

行間ににじむ、ことばにならなかった想いが、声に内包されることでしょう。

そして、状況がおちついたとき、あなたに、おめにかかれることを楽しみにしています。

その日まで、おげんきで。ほがらかに。

では、どうぞ、お聞きください。



下線部をクリックして聴いてください。

はじめに

上田假奈代(うえだ かなよ)
1969年吉野生まれ。3歳より詩作、17歳から朗読をはじめる。「ことばを人生の味方に」と活動する。2003年大阪・新世界で喫茶店のふりをした拠点アートNPO「ココルーム」をたちあげ、2008年西成・釜ヶ崎に移転。2012年、まちを大学にみたてた「釜ヶ崎芸術大学」、2016年「ゲストハウスとカフェと庭ココルーム」開設。大阪市大学都市研究プラザ研究員。2014年度文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞。


これからご紹介する「ココルームは問い、問われる Q&A16」、上田假奈代がココルームをはじめるまでの半生、詩人の谷川俊太郎さん、哲学者の鷲田清一さん、美術家の森村泰昌さんと上田との対談3本など、読み応えのある書籍『釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店、ココルーム』(フィルムアート社)は、こちらで購入いただけます。また、書籍の購入がココルームへの支援になります。ぜひ手にとって読んでみてください。


ココルームは、今ピンチに直面しています。カフェ業と宿泊業の売上が活動の基盤を支えていましたが、新型コロナウイルスの影響で95%の減収です。今日と未来のために新しいであい方をさがしたい、仕事や住まいを失うなど、困った方と力をあわせたい、生きのびる知恵と技をこの街から発信したい。こうした思いから、現在ココルームはクラウドファンディングを実施中です。であいと表現の場を開きつづけていくために、みなさんのご協力をどうぞよろしくお願いします。
「であいと表現の場」 ココルーム、釜ヶ崎芸術大学の、ピンチはチャンス!
日常から編みだす生きのびる知恵と技を釜ヶ崎から。
(モーション・ギャラリー)

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現在、ココルームはピンチに直面しています。ゲストハウスとカフェのふりをして、であいと表現の場を開いてきましたが、活動の経営基盤の宿泊業はほぼキャンセル。カフェのお客さんもぐんと減って95%の減収です。こえとことばとこころの部屋を開きつづけたい。お気持ち、サポートをお願いしています

ありがとうございます!
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地域に根ざしながら、さまざまな人々とであい、表現とまなびあいの場をつくるココルーム。暮らし、仕事、関係性をみつめ、そして社会と接続する場として活動しています。であいがたくさん生まれるよう、喫茶店のふりをしています。

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