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75歳・kindle作家になりました

~おふたりさまの老後生活を快適に~

2022年の10月頃から書いた「終活シリーズ」。

『75歳・kindle作家になりました』を無料で公開することにしました。

後半はカットしましたが、当時のままなのでリンク等 不具合があったら勘弁ねがいます。


終活とは?

人が人生の最後を迎えるとき、生きてるうちに死後の準備を前もって行っておくこと。

・自分の万一の時に備え、家族に迷惑をかけないために、最低限の身辺整理をしておく
・自分の死後に「どうして欲しいか」を明確にし、家族に伝えておく。
・人生の終わりが近づいてきたとき、これまでの人生をふり返り、限りある人生を充実したものにするためにやり残したことに挑戦すること

終活の一つ目。

お葬式についての自分の考えは『終活はじめてみました』にまとめました。

そして本書では、おふたりさまの老後生活をどのように過ごしたらいいかを私の体験をもとに書いています。

終活の二つ目は、これまでの人生をふり返り、限りある人生を充実したものにするためにやり残したことに挑戦。
 

第一章 おふたりさまの老後生活はいつまで続く

あと何年続くかわからない「おふたりさまの老後生活」、
より円満な関係を続けるには……。

突然ですが、あなたは『離婚』を考えたことがありますか?

高齢者の夫婦関係』という調査によると女性の7割が「離婚を考えたことがある」と答えています。

その理由は
・夫が頼りない
・夫に対する信頼感がない
・価値観や性格があわない
・ギャンブルなど浪費癖がある
・酒癖が悪く、暴力をふるう
などなど。

夫がサラリーマン時代は、朝早く家を出て夜遅く帰ってきていたので、それほど生活に差し障りはありませんでした。

でも、夫が24時間 家にいる老後生活に入ってみると、今まで見えなかったものが見えてきたり、我慢していたことが浮き彫りになって離婚にまで進展してしまう、と。

夫婦二人で過ごす時間が増えたことで、相手の良いところも悪いところも見えてきます。

歳をとったことで身体の不調もでてきます。

仕事がなくなったことで、収入も生活のリズムも変わってきます。

あと何年あるかわからない『おふたりさまの老後生活』。
「まだ続くの?」といわないためには、お互いに工夫が必要になります。

夫婦の円満な関係を続けるのに役立つ習慣は
・感謝の気持ちをあらわす
・共通の趣味を持つ
・家事を積極的に行う
・別々の趣味を持つ
などなど。

「長年連れ添った夫婦なんだから、口に出さなくてもわかってくれる」という考え方は間違っています。

感謝の気持ちは、ちゃんとコトバにして伝えないと伝わりません。
そのことを忘れないで!
おたがいさまですが……。

申し遅れました。
ひろさっちと申します。
杜の都・仙台に住んでいます。

4歳年下の夫と、40代の息子と娘がいます。

娘は結婚して家を出て、大学生と高校生の子どもがいます。

息子は独身で、私と夫と3人で暮らしています。

  

老後っていつから?

老後とは歳をとったあとのこと。

夫の老後は「定年になって仕事をしなくなったときから」と言えるでしょう。

では、妻の老後は?
「……。」

夫の死で『おひとりさま』にならないうちは、老後になれないでしょうか?

結婚して47年もの間、共に過ごしてきたのですから、まだまだ一緒に暮らしたいという思いと、「いいかげんカンベンしてよ」という思いもチラチラします。

夫の方ばかり向いているのではなく、自分のことを大事にして残りの人生を楽しみながら生きていきたいと方向転換することにしました。

おふたりさまの老後生活、お互いに元気なので今のところ何の問題もないのですが……。

毎日の食事つくりが負担に感じるようになってきました。

あなたは「毎日の食事つくりを負担に感じる」ことはありませんか。

20歳以上でおふたりさまで生活をしている男女300人に意識調査をした結果、6割の人が「疲れる」「面倒」「仕方なくやっている」という答えが返ってきたといいます。

あっ、私だけじゃないんだ、なんて安心しました。
そもそも家事は得意ではないので、なおさらです。

そこで、そうそう外食という訳にもいかないので、作るのは面倒なときは、スーパーのお弁当でも、お総菜でも、冷凍食品やレトルト食品、缶詰や瓶詰などをフルに活用することにしました。

作った料理を1回の食事で全て食べきってしまわないで、少しだけ冷凍しておく。
わざわざ冷凍するために料理を作るのはイヤだけど、作った料理を少し取り分けて冷凍するのは簡単にできます。

「絶対に毎日、自分で作らなければいけない」という考えで、自分を縛るのを止めることにしたのです。

この考えに切り替えたことで、ずいぶん救われた気がします。

第二章『主人在宅ストレス症候群』という病気になりました

夫が定年後、24時間家にいるようになって起こったこととは……。


夫がず~~っと家にいるようになって……。
妻が病気になりました。
その名は「主人在宅ストレス症候群」。

主人在宅ストレス症候群とは、夫が定年後に一日中家にいることで、妻のストレスが増えて、体調不良を引き起こすというもの。

イライラしたり、気分が落ち込んだり、めまいや吐き気、ひどくなると高血圧や胃潰瘍を起こすこともあります。

夫にすれば、自分の存在自体を全否定されてるような、実に寒々とした言葉ですよね。
でも……。

朝、起きるとすぐテレビをつける夫。
この音量がはんぱない。
そして、一日中つけっぱなし。

炭酸飲料水のペットボトルと、スナック菓子の袋を抱えて、テレビの前でごろんと横になって。
うとうとしてるからと思ってテレビの音量を下げたり消したりすると、すぐ起きてしまいます。
そして、またテレビをつけて、うとうと……。

これを繰り返していると、やがて正午。
昼食の時間。
「おーい、メシはまだか?」

妻としては「お茶漬け一杯」でも「カップ麺1個」でも昼食。
なんなら「饅頭1個とお茶」だけでも大丈夫。

ところがサラリーマンで、昼食は近くのお店でランチを食べていた夫にとっては、そんなものでは満足できない。
ちゃんと、なにかしっかりしたものを食べたがります。
それも、12時過ぎたらすぐにです。

せめて「おいしかった」とか「ごちそうさま」とでも言ってくれたらいいのですが……。
「まずい」とか「これだけ?」って。

そして昼食を食べ終えたら、お茶碗を片付けることなく、またゴロゴロ。
そうこうしているうちに、夕方。
「おーい、メシはまだか」
合間に「お茶!」とか「コーヒー」。

そして「風呂入るぞ」。

スーパーに買い物に行こうとすると「オレも行く」とついてきます。
スーパーくらい、ひとりで行きたいのに……。

ひとりで出かけようとすると「いつ帰ってくる?」「オレの飯は」。

定年になってすぐは「今まで働いてくれたのだから」と受け入れていました。

今、考えるとそれがいけなかったらしい。
いつまで経っても抜けない。
こっちにしたら「いったい何様だ!」ってことになります。

こんな生活が何年か続いて、いよいよ妻は主人在宅ストレス症候群になりました。
うつ状態で、何もする気にならない。

妻は、お昼近くになるとお腹が痛くなって起きていられなくなりました。

主人在宅ストレス症候群を回避する対策は?

主人在宅ストレス症候群を回避する対策として
・夫婦間でのコミュニケーションを増やす
・外食等の楽しい時間を増やす
・夫・妻それぞれが趣味をつくる
・夫が家事作業に参加する
・妻は、夫と離れてすごす時間を積極的にもうける

こうしてストレスを解消することが一番大事なことです。

ここからは私が「主人在宅ストレス症候群」になったころに話を戻します。

気がついたら体重100㎏超えに

気がついたら夫の体重が100kgを超えてしまいました。
そうですよね。
動かないで食べてばかりいるのですから、当然と言えば当然の結果です。

一番困ったのがズボン。
ポッコリお腹がはいるズボンが普通には売ってなくなってしまったのです。
大きいサイズのお店に行ったら、かなり高い。

ダイエットとは言わないけれど、イオンなどのスーパーで普通に売っているズボンがはけるようになること。

とりあえず「ツータックで、腰回りにも余裕があって、アジャスターがついていて4センチくらいは伸ばすことができてもいいので97~100cmのサイズのズボンがはけるようになる」

それを目標に『寝ながらストレッチ』を始めました。
1,ウエストひねりストレッチ
2,ごきぶり体操
とにかくムリなことではなく、続けることが大事です。
寝る前のほんの5分くらいですが、一緒に始めることにしました。

次はウォーキング
我が家は坂の途中にあります。
前を見ても、後ろを見ても、右を見ても、左を見ても坂道なのです。

そしてスーパーは家の向かい側にあって、ただ買い物をして帰ってくるだけでは1000歩も歩いていません。

なので「1000歩を歩く」 ということで、スーパーまでちょっと回り道をすることにしました。
それだけでも、はぁはぁ息を切らしています。
スーパーの買い物は大量買いをしないで、なるべく毎日 買いに行く。

だんだん慣れてきたので今までより、もうちょっと回り道をして「2000歩を歩く」ことにしました。

そうこうしているうちに、ようやく体重が100㎏を切って、98とか97kgになりました。

ここまでくれば、ちょっとホッとします。

ここからは2本のポールを持って歩くノルディックウォーキングをすることにして、車で広い公園などに移動。
公園の中を30分から1時間は歩けるようになりました。
今では私の方が遅くなって、おいていかれるようになりました。

せっかく外にでたのですから、たまには外でランチをして。

主人在宅ストレス症候群を回避する対策の
・夫婦間でのコミュニケーションを増やす
・外食等の楽しい時間を増やす
の二つを生活に取り入れたことで、ぎくしゃくしていた関係も少しは落ち着いてきました。

体重が15kg近く減った夫。
体重が軽くなったせいか、私が歩かなくてもひとりで歩きにでかけるようになりました。

おかげで夫と離れてすごす時間がもてるようになって、私の精神状態も落ち着いてきました。

主人在宅ストレス症候群になった私は

いっぽう主人在宅ストレス症候群になった私は、ブクブク太っていく夫とは対照的に50㎏あった体重がなんと!
40㎏を切ってしまいました。

10㎏以上も痩せるとどうなるか。

それでなくても歳をとると体力や筋力が落ちるといわれているのに、この体重では……。

筋力や握力がなくなってしまって
・ペットボトルのフタが開けられない
・缶ジュースなどのプルトップが引っ張れない
・シーチキンなどの缶切りのいらない缶詰のフタを引っ張れない
などなど不便なことが多くなってきました。

どのくらい体力が落ちたかというと
・ふらついたり、つまずくことが多くなった
・歩くスピードが以前より遅くなった
・他の人と交流することがおっくうになった
・以前と比べるとふくらはぎが細くなった
・活舌が悪くなっている
などなど。

健康を維持するためには、やはり外に出ること。
歩かなければ…。

夫と一緒に寝ながらストレッチとウォーキングを始めることにしました。

同じ趣味を持つことで一緒に行動しますから、会話をしたりランチを楽しんだりと共通の時間を持つようになりました。

「お風呂洗いはオレがする」

ある日、突然 夫が「お風呂ってどうやって洗うんだ」って。
お風呂を洗ってくださるとのこと。
ありがたく「スポンジはこれで」「洗剤はこれで」とレクチャー。
それからはお風呂を洗ってくれるようになりました。

ここでやってはいけないことは、ごきげんをそこねないこと。
少々雑でも「ありがとう」って感謝をすること。
けなしてしまったら、やってくれなくなってしまいますからね。

チョットだけど、家事にも参加してくれるようになって家の中も明るくなりました。

愛語とは?

突然ですが『愛語』って知ってますか?

愛語とは「相手をやさしく思いやるコトバ」です。

「おだいじに」
「ごきげんいかがですか」
「ごくろうさま」

心を込めて、自然に言えたらいいですよね。

夫に対しても朝から
「おはようございます」
「ありがとう」
「どうぞ」
「いただきます」
「ごちそうさま」
「すみません」
「はい」
「おやすみなさい」

愛語とは日常生活でひんぱんに使われる「あいさつ言葉」です。
感謝の思いは、口にだしてコトバで伝えることが大切です。

愛語を言われてイヤな気分になることはありませんからね。
あなたも毎日の生活にとりいれてください。


ノルディックウォーキングかポールウォーキングか?

ノルディックウォーキングもポールウォーキングも2本杖でウォーキングを楽しむことができます。

私たち夫婦はノルディックウォーキングをしてますが、高齢になってから始めるならポールウォーキングでも大丈夫です。

違いはといえば

上の図のように「ポールの長さ」「ポールのつき方」「歩幅」など。

ポールウォーキングは、高齢になってからでも始められる運動です。

ポールを持つことで転倒防止になるので安全な運動として、今 注目をあびています。

「ポールを持って歩くといいこと」とは
・自然と背筋が伸び、左右のバランスがとれた歩き方ができます
・通常のウォーキングより、エネルギーの消費量がアップします
・足の筋力がアップします
・目線が上がるので、自然と気分が上向きになれます
・上半身も鍛えられます

歩く能力は生かさなければ、どんどん低下してしまいます。
一日5分からでも生活に取り入れましょう。

ポールウォーキングのデメリットは、2本のポールを持つので両手がふさがってしまうこと。

財布やスマホ、ハンカチにティッシュ、小さめのペットボトルなど持ち歩きたいものはあります。

たすき掛けのできるバッグとか、ウェストポーチ、リュックサックなど、手を使わない方法を考える必要があります。

シューズもスニーカーとか歩いても疲れないウォーキングシューズ、ゆったり軽量で街歩きをしてもいいウォーキングシューズはオススメです。

明るい色の洋服には抵抗があっても、せめて小物くらい明るい色を選びましょう。
高齢者だからといって、暗い色ばかりを選ばなくてもいいと思っています。
お気に入りを探してみるのも楽しいです。

第三章 夫とは別な趣味を持つことに

パソコンで楽しい時間を過ごすことに……。

主人在宅ストレス症候群を回避する対策として、夫とは別な趣味を持つことにしました。

テレビ好きの夫に付き合って、夫の好きな番組ばかりを見ていたら、こっちの頭がおかしくなりそうです。
テレビの前で居眠りしながらドラマを見ているより、楽しいことをみつけよう。

テレビの前から離れて別なテーブルで、何かを始めてみよう。
パソコンでポチポチ、ブログを書く生活を始めました。

もう70代だからではなく、まだ70代だからやってみよう

70代だから、そろそろやめよう。
あなたには、そんな思いはありませんか。
今まで楽しんできたものをやめる必要はないと思ってます。

そして、さらに!

「70代になったから始めてみよう!」もあっていいはず。

だって、人生は楽しむためにあるんですから。

今、楽しんでおかないと死を迎えたときに
「やっぱり、あれをやっとけばよかった」
なんて後悔することになってしまいます。

体が動いて元気なら、人生を楽しめる可能性はまだまだあります。
1日の時間はたっぷりありますから。

人と交わることが好きなら、コミュニティーセンターなどの講座に参加するのもいいでしょう。

ボランティアをするのも、ゲートボールなどを楽しむのもいいでしょう。

私のように、人と交わるのは苦手って内向的な人もいますよね。
誰かとおしゃべりしたいのに、いざ話すと話題がなくて……。
噂話は苦手だし……。
そんな、おひとりさまが好きでも、スマホやパソコンで、外に向けて何かを発信することはできます。

ウォーキングをしながらスマホのカメラで写真を撮って、Twitterを始めて、そこに写真をUPしてみたりとか。


いろいろ問題視されているSNSですが、私にとってはいろいろな年代の人と交流できて、いいことづくめです。

kindle本の文字数ってどれくらい?

kindle本の文字数は10,000文字から20,000文字くらいです。

今回書いている文字数は8,000文字くらいしかないんだけど…

ちょっと心配してたら、8,000文字でもいいって。

よかった。

短いなぁって思われたらごめんなさい。

「文才がないからムリ」
「文章書くのが苦手」
「文章を書くのは好きなんだけど、長い文章が書けない」
などなど、ごちゃごちゃ言い訳してみたけど。
それらは、やらないことへの言い訳。

もっと楽しく、まずは『書く』ことから始めてみましょう。
あなたの知らなかった世界が広がるはずですから。

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
私が終活に興味を持ってブログを書き始めたのは7月末。
最初にkindle本にまとめたのは「お葬式」について調べた
『終活はじめてみました』です。

75歳のKindleデビューは若い人にもケッコウ刺激になったようです。
次の本を急いだ理由は、せっかく覚えた『本の作り方』を
忘れないうちにという考えからです。
なにしろ1冊目は、
コンテンツのサポートをしてくださったあきらさんに
手取り足取り、指導していただきましたから。

今回は一人で作りました。
本当は、どなたかに見ていただくのがいいのですけれど…。

「何を書いてもいいんだよ」というコトバに甘えて自分史的に
好きなことを書きました。
「私はパソコンでポチポチして、好きなことをする」ことにして、
Kindle作家に挑戦しました。

あなたも、あなたの好きなことをして、
残りの時間を豊かに楽しんで生きましょう。
本書が、あなたのお役に立てたら幸いです。


最後の部分はカットしました。

今ならkindle本ではなくnoteの有料記事をすすめます。

売れる、売れないは別として、kindle本より簡単に書けますから。


終活シリーズ三部作


 

【マガジン】

今ある健康を維持したい

ピンピンコロリでいたいから、今ある健康を維持したい。 そのためには…。

 


note有料記事

父や母の葬儀はこうしてほしい

購入者特典でkindle本「終活はじめてみました」が無料で読めます

     ・・・・・

”今でしょ!”元気なうちにエンディングノートを
~老いの坂道を転げ落ちる前に~

   ・・・・・

76歳のおばあがこれだけは伝えたい
「ピンピンコロリでいるために」
~60歳を過ぎたらやらないと後悔する5つのこと~

 ▼

   ・・・・・

Kindle本の終活シリーズ 三部作


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