組織横断でプロジェクト支援する開発部隊の挑戦 ‐Cocone V Advent Calendar 2023 #15‐
こんにちは。cocone v note編集部の留置です。
シリーズ「Cocone v Advent Calendar 2023~今年の漢字1文字~」では、cocone vのリーダー全員を対象にインタビューを行い、今年の活動やこれからの挑戦、それぞれの思いを伝えています。
第15回目は、
・サービス開発室のリーダーである室長 金東玉(キムドンオク)さん
・Web開発チーム平山慎浩さん
・インフラチーム・ITヘルプチーム白承虎(ベク スンホ)さん
にインタビューを行いました。
組織横断でcocone vのサービスや、コーポレートの開発支援を行う3つのチーム。
今年の活動ではサービスリリースに向けた取り組みや、より良いサービス・環境・カルチャーづくりなど様々なチャレンジがあったと語ります。
3人が選ぶ「今年の漢字1文字」は何になるのかを想像しながらご覧ください。
幅広いプロジェクトの開発支援。サービスや会社のバリューを高める
留置)まず、「Web開発チーム」「インフラチーム・IT支援チーム」の組織の活動を教えてください。
平山)Web開発チームは、cocone vのサービス全般のWeb開発を行っています。
・PCゲーム『ハンゲ』
・ハンゲ内のPCアバター着せかえサービス『Puretomo』
・MORPG『チョコットランド』のWebサイト
・アバター着せかえアプリ『ピュアニスタ』公式HP
・新規ゲームタイトル『TOYVERSE』、他進行中の公式HP
主に、上記のWebページの開発業務を行っています。
必要に応じてコーポレートに関する開発業務も請け負っており、
・cocone v株式会社公式HPのリニューアル
・社内システム開発
などにも取り組んできました。
白)私はインフラチームとITヘルプチーム2つのチーム長を兼務しているので、それぞれ説明します。
まず、インフラチームは、coconevのサービスが問題なくプレイできるよう、サーバ、ネットワーク、セキュリティにかかわる内容を管理すること、新規プロジェクト発足時、サービス開発の環境構築を担当する部署です。
cocone v サービス全般のインフラ設計、構築、運営管理をしています。
各サービスやプロジェクトを把握し、最適なインフラの構成やソリューションを提供して、現場で判断できるようにサポートしています。
次に、ITヘルプチームは今年業務支援チームからサービス開発室配下に移したチームです。
元々私がITヘルプチームの業務担当を行っていたので、その経験を活かせるよう体制変更が行われました。
社内でメンバーが業務のために使用するデジタルデバイス(PC・スマートフォンなどの機材)・ネットワークサービスの管理・改善を行っているチームです。
留置)その3つのチームから成るサービス開発室の室長として、ドンオクさんはどのような取り組みをされているのでしょうか?
ドンオク)元々cocone vの開発室はPCゲームハンゲのサービス開発を担当していましたが、cocone vが持つサービスが増えていったことで様々なサービスの開発を支援する横断組織となりました。
各チームの役割は先程平山さん、白さんが述べた通りです。
私はWeb開発チーム・インフラチーム・IT支援チームから成るサービス開発室の室長として、主に各組織内のIssue(課題)解決の進め方のアドバイスや、若いエンジニアの技術的なサポートを行っています。
グローバル向けサービス、新しい技術、カルチャーづくり...3人のリーダーが語るそれぞれの挑戦
白)今年はcocone vでグローバル向けの新規プロジェクトが3つスタートしました。
その中でも先日国外一部地域で公開を開始した、アートトイを作ってデジタルワールドを楽しむアプリ『TOYVERSE』のリリースに向け、インフラチームとしても、サービスに最適なインフラ環境を構築するために課題の洗い出しを行ってきました。
『TOYVERSE』はcocone vにとって初のグローバルサービスだったので新しい視点で考える必要がありました。
留置)去年グローバル向けにアバター着せかえアプリ『Purenista M』をリリースしましたが、その時とは違った難しさがあったのでしょうか?
白)『Purenista M』は元々国内向けに作られた『ピュアニスタ』を海外に展開したものでしたが、今年cocone vがチャレンジしたのは当初からターゲットが世界中のサービスです。
世界中への展開を考えた時、どこにサーバーを置くか、どのようにすればタイムラグが最小限になるか、インフラの観点で様々なことを検討する必要がありました。
留置)グローバルサービスと言っても、そういった違いがあるのですね。
留置)今年から白さんがチーム長を務めたITヘルプチームの活動はどうだったでしょうか。
白)ITヘルプチームはIT関連の備品や設備を扱う部署なので、コストを抑えながら現場の皆さんが一番業務を進めやすい環境を提供することが役割です。
まずはアンケートを実施して、メンバーがどんな事に不便を感じているのかをヒアリングしながら対応していきました。
業務で利用しているプラットフォームの中でも不要なプランは見直してコストを削減し、社内ネットワークは投資をしてインターネット接続がよりスムーズになるようにするなど改善を重ねてきました。
留置)ありがとうございます。Web開発チームはいかがだったでしょうか?
平山)私たちも新規ゲーム・サービスに関する活動が印象に残っていますね。
新規ゲームのWebページ制作ですと『TOYVERSE』の公式HPは、Webページに動画を使った動きのあるファーストビューになっています。
UX/UI的に新しい、最近のトレンドに合ったページの制作ができて良い経験ができたと思います。
また、Web開発チームが手動となってcocone v開発者向けイベント「CoCoDay」を開催し、社外の開発者をゲストにお呼びしてトークイベント企画を実施しました。
会社としてこのような刺激のあるイベントは初めてだったので、無事開催できたこと、そしてこれからもこういったことをやっていきたいという空気ができたことはとても良かったと思います。
留置)サービス開発室の室長として、ドンオクさんはこの1年の変化を感じることはありますか?
ドンオク)今年はcocone vのCTOにヒドンさんが就任して開発組織の雰囲気が変わった1年だったと思います。
複数の組織の開発者が、組織の垣根を超えて交流することを目的に「開発カルチャー促進委員会」が立ち上がり、交流イベント「CoCoDay」や、勉強会などを実施してきました。
コロナが落ち着いてからも在宅勤務のメンバーも多い中、一緒にサービスづくりをする仲間として相手を信頼してアウトプットを出せる環境づくりを模索してきました。
メンバーと接する中で、モチベーション維持が難しいこともありました。
どうすれば成長ややりがいを感じられるか僕自身悩みながら、新しい仕事に挑戦してもらったりしてスキルやモチベーションを上げられるようにしてきました。
来年も引き続きメンバーとの向き合いがミッションになっていくと思います。
3人が選ぶ今年の漢字一文字は...
留置)みなさんが選ぶ、今年の漢字を教えてください。
平山)私は「結」を選びました。
Web開発チームは組織横断の組織で、それぞれの企画・開発したものの運用力を強くする、結束を強くするというイメージがありこの漢字を選びました。
白)私は「援」を選びました。
インフラチームはサービスの最適なベースを整えるために事業部を支援してますし、ITヘルプチームはハード面でメンバーの活動を支援しています。
来年もこちらから提案を続けながらみなさんをサポートしていきたいと思います。
ドンオク)僕は「金」にしました。
事業、会社を続けるためには継続してコスト面の管理をしていかなければなりません。
今年は新規に挑戦していくからこそ、よりその意識が強まりました。
ドンオク)まずインフラ・ITヘルプチームについては基本的には無駄を省き、コスト削減することを意識しながら環境を改善していきましたし、事業部が数字面での成果が芳しくなかった状況でも開発側から次につながる提案をしてきました。
コスト面を強く意識して、会社として目標を達成できるように挑戦した1年だったと思います。
組織横断の組織だからこそ会社自体を変えていける影響力
平山)来年は開発業務に加え、Web開発チームから会社全体のWeb開発の基礎知識を向上させる活動に挑戦していきたいと思っています。
事業部側の企画の方でも、技術の基礎的な知識を付けてもらうことで、Web開発チームとの連携をスムーズに行えたり、企画者側の目的に合った最適なものを開発できるようにしていくことが目的です。
来年の実施に向けて準備を始めていますが、挑戦の幅を広げていければと思います。
白)引き続き、インフラ・ITヘルプチーム共に「コスト」と「パフォーマンス」を意識しながら活動していきたいと思います。
インフラチームでは来年『TOYVERSE』とは別の新規サービス準備もあるので、サービスが安定的に提供できるように作業を自動化しながら、業務効率化も進めていこうと思っています。
ITヘルプは、メンバーがもっと業務を楽にできるような環境を目指して行きたいと思います。
また、今年から開始したインフラ研修も引き続き実施しながら、リスク管理意識を向上させていきたいと思います。過去に実施した研修をアップデートして新たな施策にすることも考えています。
ドンオクさん)
開発者としての経験がある身として伝えたいのは、「使う側の立場から感動するものを作らなければならない。」ということです。
自分が作る時に満足しても、結局はユーザーが感動しないと仕事のアウトプットとしては評価されません。
開発者だったらユーザーが使ってバグがなくスムーズに動くかではなく、ユーザーから出る反応を意識したものを作り出すことが大切だと思います。
私は来年も開発カルチャー促進委員会として開発組織のコミュニケーションを生む施策を行ったり、開発者の技術力向上のサポートをしていきたいと思います。
結果としてユーザーが「良い」と感じられるサービス開発組織となり、会社の目標に貢献できるように協力していきたいと思います。
■次回予告
お楽しみに🎄
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