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新卒でデザイナーになって分かった自分の「苦手」と大事な「スタンス」

はじめまして、今年2023年1月よりcocone v 株式会社に入社し2Dデザイナーとしてピュア二スタのアイテム制作を担当しているなつもるです。

入社してから10ヵ月程経った現在までの流れや、実際商品として世に出るアイテムの制作に携わって学んだこと、感じたことなどについてお話ししていきたいと思います。

新卒デザイナーとして、同じようにこれから社会人になる方や、今デザイナーを目指してる学生の方へ参考になればと思います!


できないことを着実にできることに変えていく。研修から現場デビューまでの道のり

私はデザインの専門学校でコミックイラストを専攻していたのですが、ほとんどの授業がクリスタなどのペイントソフトを使用したものが多かったです。

ピュアニスタのデザイン制作で使用するillustratorを使った授業も少しありましたが、パッケージや広告の制作をしていくような授業で、絵を描く手段としては使ったことがありませんでした。
ピュア二スタのアイテムたちがillustratorを使用して作られていると知った時は「あんな図形をかくことしかできなさそうなソフトで、どうやってあんな細かいイラスト描いていくの!?」と、とても驚きました。

入社して数日間の社内のオリエンテーションの後、デザイナーとしてピュア二スタやillustratorに慣れていくための研修を進めていきました。
 
研修の内容は、まずオリジナルテーマのアイテムデザインをラフで描き出していったり、ピュアニスタの既存アイテムをフォトショとイラレで模写していきました。

自分が今まで描いていた等身とピュア二スタのアバターの等身がまったく違うので、基本の素体などに合わせてデザインを構築していくのがとても難しかったです...。

既存アイテムの模写では、illustratorの基本動作しか理解していない私が簡単に進めていけるわけもなく、先輩のアイテムデータを分解しまくって理解していきました。
先輩方のデータを見ていくと、思っていた以上の描き込みと自分の知らないillustratoの機能を使っている部分もあり、実際に自分がこのレベルのアイテムを作っていけるようになるのかとても不安に思いました。

基礎的な研修を終えると、実際のガチャを想定してアバター1コーデ分を制作していきました。研修制作なので実際のサービスに出すわけではないのですが、実際のアイテム同様テーマやコンセプトをしっかり意識して作っていきました。

研修制作の合間に実際のサービス内の配布アイテムの制作もしていったのですが、これらのアイテムは実際にお客様の手に届くアイテムだったのでとても緊張しながら制作に入ったのを覚えています。

研修中、プレッシャーと闘いながら制作したサービス内配布のワンピ

実際にゲーム内でそのアイテムを使ってお客様がアートを楽しんでくださっているのを目にしたときはとても嬉しくて、制作のモチベーションになっていました。

研修中は毎朝、研修担当の先輩方が前日制作したものをFBしてくださっていました。
できなかった部分は次の日に質問して、アドバイスを元に制作していくという流れができていたので、着実にできないことを克服して慣れていくことができていたと思います。
 
入社してから半年が経ち、先輩方に助けていただきながら、初めてピュア二スタセレクションで実際にゲームに出すアイテムの制作に携わりました。
テーマ自体は決まっていたのですが、お客様の手に届くものを一からデザインするのはこの時初めてで、ラフの時点でたくさん修正をしたり、イラレでやりたい表現をうまくできずにすごく悩んだ記憶があります。
 実際にお客様の手に届くものを作り上げたことで学びがたくさんあって本当によかったです。

ピュア二スタセレクションで制作したアイテム
(「Crystal Ice Dancing」の女子目、眉、ヘア、ワンピ)

担当したアイテムのテーマが「スケート」だったので優雅に滑っているような服の軽やかさと氷のような透明感を表現するためにいっぱい悩みました...!!

初めて一から考えていったアイテムだったので、難しくて大変だったけど私自身女の子とフリルを描くのが大好きなのでとても楽しんで制作することができました。

デザイナーとして、社会人として大事なことを学んだ10ヶ月

今は研修を終え、同僚や先輩方の力を借りながら実際にリリースするアイテムガチャの制作に携わっています。
先輩方と一緒に同じガチャのアイテム制作に携わることで、先輩方の技術やスケジューリング、デザイン力など、まだまだ学ぶことが多いです。

X(Twitter)などでお客様の声を拝見して、嬉しい気持ちになったり、もっとがんばらないといけない部分を見つけることができて、お客様と近い場所で仕事をしていくことの大事さも感じてきました。
入社してから現在まで、デザイナーとして、そして社会人として様々なことを学びました。

実際にアイテムの制作が始まった時はまだillustratorに慣れていなかったり、ついつい描き込んでしまう癖があったりし、スケジュールを守るのがとても大変でした。
しかしアイテムを作っていくにつれショートカットキーを覚えたり、自分のスタイルも見つけていきillustrator自体に慣れていくことができました。そうすることでラフでしっかり描き込んでillustratorでまよわず進めていけるようになり、自分の作業効率の悪さを少し改善していけるようになっていると思います。

デザイナーとして

研修が始まった時、大まかな制作の過程は教わったのですが、「あとは自分で考えて作っていって~」という感じだったので少し不安もありました。
しかし、同じチームでもスケジュールの組み方、ツールの使い方、制作の進め方は、デザイナーごとに様々です。
自分なりのやり方を習得しなければならないので、それを模索できる研修だったと思います。

やはり私たちのようなクリエイターは手を動かしてなんぼですし、その方が耳で聞く何倍も自分の体が覚えるのだなと実感しました。

また、自分で手を動かしながらも、できないことはできないままにせず、その時に聞いて理解することも大事です。
先輩には何度も「自分で解決できないようなことがあったらすぐ先輩に聞くようにしてください」と声をかけられました。
初めはできないのは当たり前で、それに焦らず、きちんと教えを聞いて理解していくことが一番の解決策だと学びました。

社会人として

社会人になって初めての体験ばかりでしたが、先輩方はデザイナーとして、何より人として素晴らしい方ばかりで、制作していく中でできないことで悩んでいたときにはいつも鼓舞していただいていました。

自分の好きなことを仕事にして、周りの人々にも恵まれて、こんな環境で仕事をさせていただいている現状はとてもありがたいことだと感じます。
この気持ちを忘れずにこれからも会社に貢献していきたいと日々思っています。
 
あと少しで入社してから1年が経ち、次の新卒メンバーも入社してくるので、先輩方に教わったこと、していただいたことを自分ができるようになりたいと思っています。

お客様から作り手に。これからも良いものをお届けしたい

月日が経つのがあまりにも早く「もう少しで1年経つのか〜」と思いながらこの記事を書いていました。

できないこともまだまだたくさんありますが、周りの方に支えていただいたおかげで、入社したてのころに比べると何倍も成長できているな、と自分でも感じることができます。

入社する前ゲームをしながら「可愛い!」「綺麗!」と楽しんでいましたが、今は私がお客様のそういう気持ちをつくる側にいるので、より良いものをお届けするためデザイナーとして精進していきたいと思います。

長文でしたが最後までお読みいただきありがとうございました! 

3周年のカウントダウンアート

これからもピュアニスタをよろしくお願いします!




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