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「行動次第でちゃんと子育てもキャリアも両立できる」出産・育休から復職したてのママにインタビュー

こんにちは。cocone v note編集部の留置です。今回のテーマは「出産・育児とキャリア」について。

cocone vには現在子育て中のメンバーが多数在籍しています。
産前から復職をサポートする施策や制度を設けていますが、「女性にとって出産はキャリアに響くんじゃないか」という不安がある方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今年5月に産前産後休業・育児休業から復職し、現在人事を担当している森口さんにインタビューを行い、産前から復職までの実体験や、育児をしながらのキャリアについてお話を伺いました。


出産と仕事の両立、背中を押してくれたのはメンバー達の理解

留置)この度は復職おめでとうございます!
森口さんが産前休暇を取られてから復職するまで、あっという間だった気がします。

森口)2023年4月から産前休業・産後休業・育児休業を取得して、合計1年1ヶ月お休みしていましたが、本当にあっという間でした!会社に来ていなかった時間の記憶がすぐに出てこないくらいです。

留置)さっそく「産休前」「休業中(産休~育休中)」「復職」までの間、仕事と暮らしの面でどのような変化があったかをお聞きしたいと思います。

森口)まず産休前のことですが、妊娠を会社に報告するのが一番不安でした。復職までの間、この時が一番の懸念だったかもしれません。
上司、メンバーを信頼していたのですが、当時チームリーダーだったこともあり、迷惑に思われてしまうのではないかなと...。

会社へ妊娠を伝えるタイミングとして、心拍を確認できたタイミングで伝える人もいれば安定期が来たら伝える人など様々だと思いますが、私の場合は既につわりもあったので、業務に支障が出る前にすぐにお伝えしました。

緊張しながら上司・メンバーに報告しましたが、皆さんの第一声が「おめでとう!」「何より体を大事にしてくださいね」「仕事はこっちでなんとかするから」という言葉でした。
この時の皆さんの反応が、何より心の支えになりました。

仕事をしながらも、メンバーがつわりへの配慮(匂いを強く発するものを控えるなど)をしてくれたり、「体調大丈夫?」とか「何か手伝えることがあったら言ってくださいね」などの声掛けをしてくれました。

産休前の働き方については、あまりにも体調が悪い時は時間給や1日休を利用することもありました。
パフォーマンスが良くない時に仕事をしてもしょうがないと思っていたので、メンバーにも協力いただきながら業務をしていました。

上司にも相談して、在宅勤務を利用した期間もありました。
(※出産や子育てに関する在宅勤務の働き方として、現在はファミリーサポート在宅制度という制度を制定しています。)
強い匂いを感じるとつわりがひどくなる体質だったので、電車の通勤時間がなくなっただけでもとてもありがたかったです。

<cocone vの出産・育児に関する制度> 
★=森口さんが利用した制度

働き方に関する制度

・時短勤務 ★
・時差勤務 ★
・在宅勤務(現在はファミリーサポート在宅制度として正式に制定)★

出産・子育てに伴う休業制度
・産前/産後休業制度(女性向け) ★
・出生時育児休業制度(男性向け)
・育児休業制度 ★

その他の支援
・お祝い金支援 ★

キャリアや働き方に関する相談窓口
・復職面談 ★

休業中は育児に専念。復職するために大変だったことも...。

留置)休業中から復職までの期間では、どのように過ごしていましたか。

森口)休業してからの期間は、しっかり育児に専念できました!
産後に数回、書類の提出や会社のイベントのタイミングで会社にも来ていました。
もちろん書類も郵送で送れますし、会社のイベントも任意参加なのですが私はリフレッシュも兼ねて子供を連れて遊びに来ていました。
あとは時々会社のSNS等を見て、こんなことがあったんだなと軽く会社の状態を知るようにはしていました。

留置)休業中も、少し会社との接点があったのですね。
休業から復職までの期間で、大変なことはありましたか?

森口)子供が1歳になったタイミングで復職しようとしていたのですが、最初に希望していた保育園に入れなかったんです。
自治体にもよると思いますが、私の自治体では家庭環境や親の雇用形態などを総合的に見て、保育園入園の優先度が決まるという仕組みになっています。
そのため、保育園に空きがでるのは半年かもっと後になってしまう可能性もあり「いつ復職できるか分からない」という状態だったのが不安でした。

最終的には最初に希望した保育園ではなく、改めて検討し直した保育園に入園できて、復職することができました。

留置)入園したい保育園の候補を複数検討しておくといいかもしれませんね。
出産や育児に関して、ご家庭で工夫されたことはありますか?

森口)まず妊娠が分かった時、夫に「私一人では子供を育てられません。」とはっきり宣言しました。出産すること自体は私の役目ですが、出産に向けた準備や日々の暮らし、育児も一緒にやってほしいと伝えました。

夫は家事や育児に協力的ですが、やはり私の方が必要な対応や、調べておかないといけないことなどを夫よりも先に気づくことが多いです。
なので、「これは知っておいてね」ということは調べて共有して読んでもらうようにしたり、家事や育児も遠慮せず「これお願いね!」と任せるようにしています。

我が家の夫の場合は比較的働き方を調整しやすい仕事だったので育休を取る必要がなかったのですが、もしそのような働き方ではなかったら、育休を取ってもらっていたと思います。
育休の取得についてはご家庭ごとの判断があると思いますが、私はできるだけ男性も取得して一緒に育児をしてほしい!と思っている派です。

私は一人じゃ無理、とにかく頼れるものには頼る!というスタンスでした。
ネットで先輩ママの体験談や必要な知識を得ることもできますし、姉や夫の家族に相談したりしながら色々な困りごとを乗り越えてきました。

大変だけど、行動次第でキャリアは育てていける

留置)復職前は、不安や心配事など無かったですか?

森口)私の場合大きな不安はありませんでしたが、子育てに気を遣ってくれる会社だからこそ「私に仕事を任せてくれるかな、必要としてくれるかな」という不安も少しありました。

復職の1ヶ月前には復職面談があって、復職後の役割の認識合わせをしたり、心配事があれば人事担当者に相談することができました。

留置)実際に復職してからの1ヶ月はどうでしたか?

森口)復職してからも、皆さんのおかげで安心して業務することができています。
上司やチームメンバーはもちろん、部署以外の方からも「帰ってきたんだね、おかえり!」とお声掛けいただいたり、時短勤務の働き方なので連絡するタイミングを調整してくださったり、皆さんが理解して接していただいているおかげで大きな心配や不安もなく業務ができています。

役割についての心配も少しあったと話しましたが、さっそく私は人事担当として役割を任せてもらっています。
まず着手したのは、メンバー向けの相談窓口の開設です。
これまでも状況に応じて人事相談は実施していたのですが、小さな悩みごとから相談してもらったり、場合によっては私の方から声をかけにいくなど、些細なことでも人事を頼ってもらえるように活動していく予定です。

留置)全社集会で復職の挨拶と相談窓口開設の案内を同時にされていていましたね。
メンバーの皆さんが「森口さん、復職してすぐ活躍しているな」と感じていたと思います。育児と仕事の両立はやっていけそうだと感じますか?

森口)私はこれからもできそうだなと感じています!
私の性格かもしれませんが、復職してからも育児と仕事の両立についてはそんなに不安に感じていません。
睡眠不足で体力的にしんどい時もありますし、もしかすると今後子供の都合でお休みが増えることもあるかもしれません。
でも、それを今気にしてもしょうがないと思っています。

会社に来たら私も他のメンバーの皆さんと同じく、スキルアップできる環境にいるわけです。今できる環境の中で集中して仕事に取り組んで、成長していくのみ!と思ってます。

出産や育児の休業期間を「1年間のブランク」と感じる方もいるかもしれませんが、その後の行動次第で如何様にもキャリアを育てていけると思います。
子供に付きっきりでなければならない時期もありますが、それもいずれ落ち着いてきます。自分の時間を作れるように努力して、その時間で勉強してもいいし、休養が必要だったら休んでもいいと思っています。

留置)なるほど。漠然と不安を持つよりも、せっかく両立したい思いがあるなら自分が頑張れる範囲で目の前のことに集中したほうが良いですもんね。
今後、森口さんが挑戦していきたいことはありますか?

森口)今後は人事として、メンバーの皆さんが働きやすい会社を作っていくことがチームの目標です。
私はこれから面談を担当していくのですが、もしかしたら皆さんの中にあるかもしれない「人事ってなんか固そうで話しづらい」というイメージをできるだけ取り除いて、安心して相談できる存在になりたいと思います。

あとは面談でメンバーの声を聞くだけではなく、上がってきた課題を解決できるような人事企画の領域にも挑戦したいと思っています。
人事企画を提案できるようになるためには、会社の現状の制度や規則を理解していることはもちろん、人事・労務についての知識が必要です。
休業中に変わった制度や規則について理解し、知識をつけながら人事企画までできる人事を目指したいと思っています。


cocone vでは、出産や子育てを始め、様々なライフステージの変化をサポートするための制度や施策づくりに取り組んでいます。

制度や施策の詳細についてはこちら

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