セクションを超えた連携で新しい表現を生み出し続ける ‐Cocone V Advent Calendar 2023 #12‐
こんにちは。cocone v note編集部の留置です。
シリーズ「Cocone v Advent Calendar 2023~今年の漢字1文字~」では、cocone vのリーダー全員を対象にインタビューを行い、今年の活動やこれからの挑戦、それぞれの思いを伝えています。
第12回目のインタビューはチョコットランドデザインチーム ささみさんにインタビューを行いました。
MORPG『チョコットランド』は今年16周年を迎え、ゲームを盛り上げる大きな企画やイベントが盛りだくさんな1年でした。そんなチョコットランドをデザインの力で盛り上げるデザインチームの今年の活動や、組織の成長についてお届けします。
ささみさんの選ぶ「今年の漢字1文字」は何になるのかを想像しながらご覧ください。
チョコットランドの楽しさ・可愛さ・懐かしさをグラフィックで表現するチーム
留置)チョコットランドデザインチームの活動について教えてください。
ささみ)私たちチョコットランドデザインチームは、楽しさ・可愛さ・懐かしさを満喫できるMORPGゲーム『チョコットランド』に必要なグラフィックを制作するチームで、マップ、ドット、Webバナー、連動アバターという4つのセクションで構成されています。
ささみ)私はその全体のリーダーとして、各班のリーダーと連携してスケジュール管理をしつつ、メンバーのパフォーマンスが最大限に発揮できるようにフォローをしています。
※チョコットランドデザインチームの活動詳細についてはこちら↓
連続する企画・イベント、1つ1つに思いを込めて
留置)今年チョコットランドデザインチームで印象に残っている出来事を教えてください。
ささみ)1つを決めるのが難しいくらい、今年は大きなイベントや企画が多かったですね。
まずは2月に迎えた16周年。周年は毎回事業部全体で力を入れていて大きな企画が動いていました。デザインチームではメインビジュアルの制作や特設サイトのデザインなどを行いました。楽しみにしてくださっているお客様のためにも「特にいいものを届けたい!」という思い入れが強かったです。
その中でも特に力を入れたのは「ペットイラストコンテスト」。
ペットイラストコンテストは周年のイベント一環で、お客様からペットのイラストを応募いただいて、お客様投票で選ばれた1位の作品を実際にチョコットランドで遊べるペットとして実装する企画でした。
お客様から応募いただいたイラストは本当にどれも素敵でしたし、レベルが高くて驚きました。
実際に実装することになった「リルム」は、ドットの担当デザイナーがイラストを元にドットへ起こしました。背面にもイラストがあったので非常にイメージしやすかったです。
リルムだったらどんな動きをするのか想像を膨らませながらモーションを作成してもらいました。リルムが乗っている水晶の繊細なグラデーションなど細部まで表現にこだわって完成しました。
そして周年の次は4月1日のエイプリールフール企画。
チョコットランドといえば、「楽しさ」「可愛さ」「2Dドットの懐かしさ」の3要素。
それをエイプリルフールの1日限定で、お客様もびっくりするような真反対な絵柄の「ガッチリランド」に変更。
X(旧Twitter)のヘッダーやアイコン、公式サイトのトップ画像をエイプリルフール限定のデザインに変えました。
いつもではありえないマッチョが並ぶ絵柄は見ていて面白かったですし、お客様からも評判をいただけてよかったです。
2023年後半は新4次職の「オルタリエ」の登場も大きなアップデートでした。
新職業は楽しみにしていただいていますし、今回はお客様に人気のペットを扱う上位職ということでとても気合が入りました。
ささみ)デザイン担当者曰くチャイナマフィアをイメージしたそうで、シルエットでかっこよく見えるようにこだわっているそうです。
そして今年の新しいポイントですと、コーデガチャにはじめてヘアメイクを取り入れました。
コーデガチャでは服装備や、ヘアを変えられるアイテムを出していましたが、ヘアメイクを取り入れることでコーデの幅をもっと広げられるようになりました。
同じチームではありますが、「1ドットでこんなに表現が変わるんだ!さすが...!」と思ったほど、ドット絵師さんの力量を感じました。
ヘアメイクは、元々イベント報酬などで手に入る物でしたが、ガチャで手に入る機会が増えればお客様もお楽しみいただける要素が増えるのではないかと思いデザイナーから発案し、企画や開発の方の力で実現しました。
留置)そういったゲーム内の企画の部分にもデザイナーさんも提案できる環境なんですね。
ささみ)そうですね。
デザイナーからも「こんなことがやりたいです!」と言えたり、役割の垣根を超えて話し合える環境だと思います。
あとはチョコットランドが毎年力を入れているハロウィンイベント。
前編・後編と分かれてストーリーを更新していくのでこちらも力を入れていました。
デザインチームの中でキャラクターやモンスターのデザインをコンペを実施して方向性を決めました。
素敵なデザインがたくさんあって、いつも採用されなかったデザインがもったいない...という感覚もありますが、その中で選ばれたのは訴求力のある刺さるデザインだということで自信を持って世に出しています。
そのとき採用されなかったデザインも、どこか別の場面でアイディアが活かされることもあります。
どんどん表現の幅を広げ成長したメンバー達
留置)チョコットランドは今年も盛り上がりの多い1年でしたね。
組織として印象に残っていることはありますか?
ささみ)今年はメンバーがそれぞれ新しい表現に挑戦していたので、チームとしてかなり表現の幅が広がったと思います。
まず、2Dイラスト担当だった方がドット絵担当に転身し即戦力になってくれたり、webのコーディングの知識があるデザイナーさんが加わったり。
新しいスキルを持った人が増え、どんどんナレッジを共有していくことで新しい表現に挑戦できるようになりました。
具体的に例を挙げると、今まで少なかったSDイラスト(デフォルメキャラクター)の表現をふんだんに使ってみたり、
手書きアニメ風の作画を取り入れた「強そう」「かっこいい」と思えるようなエフェクトなど。
チョコットランドに合った2Dの表現のエフェクトが強くなっていくことで、表現がかなり進化して、より一層ゲームの1つ1つの瞬間を楽しめるようになったのではないかと思います。
ささみ)チームには「必要なことがあればすぐに聞いちゃおう」という雰囲気が常にありますね。
誰がどんなスキルを持っているかを特別に共有し合っているわけでは無いのですが「こういうことやってみたいんだけど」という会話からデザイナー同士で「この人なら知ってるよ」と繋げ合ったり。
リーダーながら、それぞれ領域が違うのによくまとまってるなと思います(笑)。
新人さんも、ベテランの方も、それぞれが成長したと目に見えて感じられる1年でした。
ささみさんが選ぶ今年の漢字一文字は...
留置)ささみさんが選ぶ、今年の漢字を教えてください。
ささみ)私は「紡」という字を選びました。
紡ぐ(つむぐ)という言葉は、繊維から糸を作るという意味を持っています。
チョコットランドデザインチームには色んなセクションがありますが、そんな多様な役割を持つメンバーみんなで1つのコンテンツを作ってきたということで、「みんなで1本の糸を紡いできた」というイメージが浮かんだのでこの漢字にしてみました。
今年はデザインチーム内でたくさんコンペをしてデザインの方向性を決めていきました。
通常は「これは〇〇班に決めてもらおう」という進め方でしたが、セクションを限らずデザイナー全員からのコンペを行っています。コーデガチャも、Webバナー制作の方も提案してくださったりするんですよ。
コンペのアイデアは自分たちの業務の間に行っているので大変ですが、その中でも皆さん積極的に参加してアイデアを出してくれています。
こうして皆が力を合わせて、チョコットランドの中で表現の幅を広げられてきた1年だったと思います。
セクションを超えたチャレンジで成長し続ける組織へ
留置)来年の抱負を教えてください。
ささみ)年が明けたら、まず2月の17周年に向けて事業部全体で企画やコンセプトが決まっていくので、デザインチームもデザインの面で企画を盛り上げられるように活動していきます。
来年も色々なアップデートが控えていますので、今準備しているものを素敵に見せられるようにと意気込んでいます。
組織面では、セクションを超えたチャレンジを応援したいと思います。
特に応援したいのがドット絵への挑戦です。
ドット絵はチョコットランドの魅力であり、重要な肝の要素です。
でも実はデザイナーさんの中でも、ドット絵師さんってそんなにいらっしゃらないんです。ドット絵師という仕事は、令和の時代にレトロな世界観を表現できることや、たった1ドットでデザインの印象がガラッと変えられる驚きを産める素晴らしい仕事だと思います。
せっかく既にドット絵の職人達が揃っている組織なので、「やってみたい」という気持ちがあるメンバーが新しい挑戦を始められるように支援していきたいと思います。
■次回予告
お楽しみに🎄
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