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なるほど東照宮(1)
はじめに
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わがキッチンカーから徒歩30分、世界遺産「日光の社寺」のひとつ、日光東照宮の見どころをシリーズで綴りたいと思います。
関東近郊の方は、修学旅行などで訪れたことがあると思いますが、大人になってから再度訪ねると新たな魅力の発見が。
そのきっかけとなるような、ちょっとした蘊蓄を入口から順にわかりやすくご紹介しましょう。
さあ、はじまり、はじまり・・・です。
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パンフレットより
日光東照宮
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日光東照宮は、1616年、駿府(静岡)で75歳の生涯を閉じた徳川家康公の遺言により、1617年、二代将軍・秀忠公が社殿を造営し、家康公を「東照大権現」として祀った神社です。
その後、三代将軍・家光公により大造替が行われ、現在のような豪華絢爛な社殿となりました。
大造替には延べ500万人近くが携わり、わずか1年5か月で完成したそうです。
ちなみに、この標柱は渋沢栄一の書です。
石段
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境内に向かう石段。奥に行くほど幅が狭く、蹴上が低くなっています。わずか10段の石段ですが、実際以上に奥行深く見せるための「遠近法」が用いられているのです。
また、1段に100人、10段で千人の人が並ぶことができたことから、「千人枡形」と呼ばれています。
照降石(てりふりいし)
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石段の10段目中央にある敷石が「照降石」。石の中央から分かれた青と茶の色の違いがくっきりすると天気が崩れると言われています。
こんな不思議な天気予報の石があるんですよ。
石鳥居
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高さ9m、江戸時代に建てられた石鳥居では日本最大のものです。筑前(福岡)の藩主・黒田長政(黒田官兵衛の息子ですね)が寄進したもので、福岡から海路・水路・陸路を旅した15個の石を、ピラミッドのように積み上げてできたものです。
額
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石鳥居中央の額、「東照大権現」は、徳川家康公の神様としての名前、この額1枚だけで、畳1畳分の大きさです。
これは、後水尾天皇のご宸筆によるもの。
ちなみに、後水尾天皇の中宮・東福門院は、秀忠公の娘です。
(つづく)
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