![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137162137/rectangle_large_type_2_3f4e3cdd2f1a9bda61a9927353ba65c6.jpeg?width=1200)
なるほど東照宮(10)
それでは続きです。
![](https://assets.st-note.com/img/1713004775192-sFk7XwPe22.png?width=1200)
パンフレットより
石段
![](https://assets.st-note.com/img/1713004645940-jYt5joMbLt.jpg?width=1200)
奥社に向かう石段は207段。
健脚な方で約10分ほど。
この石段は、1段1段が1枚石でできています。
季節によっては、徳川家の御紋にもなっている葵の葉が階段沿いに見られます。
中間地点には、東照公御遺訓の一部「人の一生は重荷を負うて 遠き道を行くが如し 急ぐべからず」の立て看板があります。
これを体現するように、外国人が休憩している姿をどうぞ。
![](https://assets.st-note.com/img/1713004723502-zsLiTJ9hXR.jpg?width=1200)
奥社拝殿
![](https://assets.st-note.com/img/1713004834819-d537CpYmEC.jpg?width=1200)
銅鳥居をくぐった先にある奥社の拝殿は、全体が真鍮や銅板で覆われ、その上から黒い漆が塗られています。
内部は、金箔の柱、極彩色の鳳凰など豪華な仕様です。
また、拝殿の近くには、江戸時代に家康公の位記・宣旨、甲冑や刀剣など貴重な神宝を収蔵していた銅神庫(宝蔵)があります。
鋳抜門
![](https://assets.st-note.com/img/1713004908168-jUyhxc99AT.jpg?width=1200)
扉以外をひとつの鋳型で造ったことから、この名があります。
石段には「狛犬」、門袖には「蜃(しん)」が。
「蜃」は、気を吐く霊獣。ちなみに「蜃気楼」という言葉は、蜃が気を吐き、楼閣を出現させることに由来すると言われています。
奥社宝塔
![](https://assets.st-note.com/img/1713004993064-AlXJSGcPnn.jpg?width=1200)
家康公の神柩が納められています。
構造は、8角9段の上に5mの塔。
元々は木造で、その後石造となり、綱吉の時代に青銅製になったそうです。(青銅とは、金・銀・銅の合金です)
手前にある三具足(鶴の燭台、香炉、花瓶)は、朝鮮国王からの寄贈品です。
叶杉
![](https://assets.st-note.com/img/1713005086240-JtQinANtRE.jpg?width=1200)
拝観順に巡ると、最後は、宝塔の横にある樹齢600年を越える老杉。
中が空洞になった木の祠に祈ると願いが叶うと言われています。
おわりに
「なるほど東照宮」に長らくおつきあいいただき、ありがとうございました。
ガイド目線で個人的に調べた内容を書いたものなので、間違いもあるかもしれませんが、ご了承ください。
このシリーズを基に、日光で現地を巡っていただければと思います。
きっと一味違う日光東照宮をお楽しみいただけるかと。
その時にはぜひキッチンカーにもお立ち寄りくださいね。
駅と世界遺産の中間地点をベースにしていますので、一休みにどうぞ。
![](https://assets.st-note.com/img/1713005233621-FuDbGIW8EE.jpg?width=1200)
(完)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?