ニュートンとゲーテ「性格」と「強み」 ⑬(927文字)
立体的な考察に入る前に、「十人十色」というように、「色」と「性格」について一言添えたい。
そもそも、「性格」とは、行動や創造性、意欲や活力、表現の原点であり、一人ひとりが異なる個性を開花するために備えてあるフォームといえる。
「性」は「心を生かす」意味であり、「性格」は、こころを生かす格式だ。ここから「人格」が形成される。
「人格」は、あたりまえだが単なる規格ではない。しかし、「性格」や「強み」の指標となるビックファイブ(B5)や、キャラクターストレングス(CS)にはそんな印象もある。
確かに色には規格があり、ある程度色分けできる。だが、実際には彩の鮮やかさが微妙に変化し、相対的な関係でも変化する。黄色い服を着ていても、暗闇での青味の光ではくすむ。
光を授ける者と受ける者。両者の関係から成るこの色味は、双方の感情表出で刻一刻変化する。同じように自分のキャラクターも、相手の光線によって色味は変わる。
だから、自分の基本的な色味を知っておくとよい。
そしてこの色味は、成長の過程で様々な特色の光を経験し、自らが染め上げてきた色となり、いつしか独特な光を放つ。
自らが放つ光は、自分の「顔」だ。顔は宇宙を照らす。その宇宙も光に満ちている。ただ、そこに観測される色味は赤、青、緑(RBG)だ。
自己とは、これら波長にはない色味で構成され自己たらしめる色だ。
ゲーテの色彩論から、ゲーテの思想に絡めて、色の解釈と巡りを概観してきたが、その中心となる色味が、深紅なのだ。
果たして色が、どんな性格と結びつくのか、それは、文化や、慣習、仕来りなどで大きく変わるだろう。また、個々人の心理からくる印象でも異なる。
また、紫外線が身体に影響するように、物理的な波長の相違は、こころに何らか影響を及ぼす。
そこで、単純な色の仕組み、「黒▲/白▽」の話からしよう。これは、東洋思想のなかで、「陰▲/陽▽」として見ることができる。
あくまでも仮説だが、性格の成り立ちを単純な視点から解釈してみよう。
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