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心療内科に通った自分へ。20代で知っておきたかった 楽に働く方法 3】

アパレル販売員から社会人人生を開始し、
社会人1年生からはひたすら個人の実績を
追い掛けた。
稼ぎたい・周りとは違うと思われたい。
必死に自己アピールに時間を使った。

おかげで新人賞から、最優秀賞、社外コンテストや
売上など定量的な結果もついてきた事から、
育成や管理業務を任されることも多くなり、
役職という肩書がついた。

この頃の僕のマネジメントに対する考えは
【社内文化・マニュアルを浸透させ定量結果に紐づける】
という事が常に念頭にあり行動反映をしていた。
会社が用意したマニュアルに沿って、
管理範囲の行動がぶれないように仲間に伝える。
数値から課題提起をして【どの商品を売ろう・レイアウトはどうだろう】と自分に与えられた決済範囲で正解を考える毎日。
この日々が続く中で、特にマネジメントにおいて痛い思いをしたわけでもない。
なんだったら人の上に立っている優越感もあるくらいだった。
この頃に収入に対し不安を感じネット通販の事業に移ることになる。

そこで初めてマネジメントの怖さを知る。
3年ほどのネット通販事業の経験だった。
結果として病んで退職する。

職務環境が変わってまず、初めに感じたのが組織形態が固まりきっていないという事。
ネット事業自体がベンチャー的な体質で立ち上がったばかり、寄せ集めの人事形態の中、以前の経験を武器に1年目から必死に組織・座組づくりに時間を使った。
結果、意識・行動が認められ30名ほどの部下をまとめるマネージャーに。

これまでの店頭販売と全く違った職務内容に対し、
インプットとアウトプット、そして良い定量結果獲得にと焦る毎日。
社内文化を統一してより要領よく売り上げを上げたいという気持ちが強くなる。
たくさんの仕組みを作り、共有し実行していく。
その中で思い通りに社内が動かないときは、

【なんでこういう風に動かへんねん。】
【自分みたいなスピード感で動いてほしい】
【こうやったら要領よくできるのに】
【とりあえず言う事聞いといて】

という本音から、上手く隠そうとしても言葉の節々に本質が出るようになる。
ほとんどが年上の部下という環境で価値観を押し付けまくる毎日。
結果、売り上げに対して集中したい勢力と、自分らしく働きたい勢力で社内の雰囲気が分かれてしまい、
マネジメントが上手く機能しなくなっていく。

【そこまで求められるのに、休みが少ない。給料が割に合わない】
など求めれば求めるほど不満が出る。
それを懐柔するために時間を使うなどして生産性が落ちる。

それでも市場への参入店舗が多い中、売り上げの拡張は求められる。
ブラントとしてカテゴリ1位を獲得し続けるがプラットフォームの売上獲得が参入店舗が増えれば増えるほど上向かなくなる。
それによって更に焦る毎日。

それと並行してプライベートの環境にも変化が起きるところから
心の状態がどん底に落ちていく。

長くなりそうなので2回に分けよう。
次回に続く。

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