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36歳ワーママ、転職することにした

こんにちは!ココイです。
目に青葉の眩しい5月も末。暑かったり冷たい雨が降ったりと季節の変わり目、いかがお過ごしでしょうか? 

突然ですがこのたび、10数年間働いた会社を辞めて転職することになりました。
転職の経緯、どう進めていったか、を記録しておこうと思います。まったく参考にならないかもしれませんが、まぁこんなノリと勢いに任せても転職ってできるんだなと(笑)読んでいただければ嬉しいです!

これまでのキャリアとライフ

ざっとまとめると
☆某中堅企業に新卒入社
☆法人向け営業として8年ほど働き、30前後で結婚、第1子出産
☆2人の子供の育休明けに、コーポレート部門に異動
☆広報担当を2年経験
☆現在、年長と年少のきょうだいを子育て中

資格なくても、語学力がなくても、コミュニケーション力と人間関係構築力を粘り強ささえあれば、まぁまぁいい感じに楽しくやっていけるような(どんな?)業界の会社で働いてきました。
なお、ほぼリモートだったので時短勤務は解除し、フレックス&フルで勤務していました。マミートラック寄りというよりは子育てもそこそこに&ついつい仕事邁進してしまうような働き方のイチ現場社員、でした。
夫も仕事が忙しく育児は週3,4ワンオペ、実家も遠方ではないですが本当に有事の時のみヘルプをお願いする、といった具合に過ごしています。

10数年、踏み出す勇気も自信もなかった

なぜこれまで転職を考えなかったのか。その理由は、仕事内容自体は楽しめていたし、多少の不満はあれど踏み出す勇気も自信もなかった、そして仲間を裏切れなかった、というのに尽きるかなと思っています。ストレングスファインダーの上位にポジティブ・適応性が含まれている私は、良くも悪くも与えられた仕事をとりあえずやってみて、やってみながらいつのまにか楽しんでしまうタイプ。親密性も上位なので、特にクライアントや上司に信頼して任せてもらっているうちはとても自分の口から”辞めます”とは言い出せなかったな、と今は思っています。
そうこうしているうちに結婚、出産、目の前のライフイベントで精一杯だったという背景もあります。

ずっと同じ会社にいることが、正直コンプレックスでした。どうしても転職する人=優秀な人 というイメージもあり。でも今までの選択は自分の特性上自然なものだったし、何より相性が良い職場であり仕事だったのだな、と思います。だからこれを読んでいる方も、転職=最適解とは思わないでほしいなと、思いながら書いています。

きっかけは、大好きな上司が姿を消したこと

一番大きかったのは、ストレングスのうちの”親密性”を華麗にぶった斬りされた経験でした。全面の信頼を置き、育休復帰後もこの人についていく!と思っていた、かつ出世街道まっしぐらの上司が、大人の事情でクビになったのです・・・

でも、今思えばこの出来事があって本当によかったと思っています。このキッカケがなければ、法人営業からコーポレート部門の広報担当へ異動、これまで現場しか見えていなかった視野が広くなり、社業全体、経営が何を考えているか、これまでとは違うタイプの上司や同僚との仕事や、広報業務という新しい仕事かつ天職(と思い込むことにしている)を経験することはできなかった。
キャリアは偶然から作られるって本当にそうなんだな、と実感した出来事でした。

例えば営業現場など、同じ職種や部署の経験が長くキャリアに悩んでいる方には、もしも少しでも興味があるのなら、視野がガラッと変わるコーポレート部門に異動願いを出すことをオススメします!
とはいえ、優秀な人ほど、上が出してくれないんですけどね。。私は至って平凡社員でしたが上には気に入られるタイプだったので(自分で言う)、本当にこのキッカケがあってよかったと思ってます。ちなみに友人ワーママ の場合は、”異動させないと辞めるよ!”と交渉して成功していました(笑)

はっきり言って、自分の会社においてどうキャリアを築いていけばいいか?なんて誰も教えてくれません。例えば同じ境遇のワーママ や少し上の先輩の経験談を聞くことはできても、ロールモデルなんてまずいないし、ロールモデルがいたところでその通りに進むこと、それが最適解であることなんて稀なんだと思います。
なんとな〜くでいいので、1年後、3年後こうなっていたい、今の仕事のこういう部分は自分に合っているし好きだからキープしていきたい、などなど、第三者に壁打ちしながら描いていくしかないのかなと。そして、ミートキャリアさんのキャリアカウンセリングを全力でオススメします!!!(回し者ではない)

私の場合は、転職などのキャリアの挑戦/子の小1の壁を超える/数年以内に訪れる親の介護 が重ならないタイミングは今しかない!と思い” ここで一度、転職活動してみよう”という決断に至りました。

起業、今の会社で働きつつ副業の可能性を探る、適度に働いて家族時間を大事にする、、選択肢はたくさんあるけれど、私はフルタイム(フレックス)会社員をしつつそれ以外の時間で家のことや子どもと向き合う、という毎日の過ごし方がそれなりに気に入っているし合っているな、と思っています。

4ヶ月の転職活動、ココイの場合

転職活動がどうだったか。結論からすると、よくもこんなに上手くいったね!?と思っています・・・書類を応募し始めてから約4ヶ月で本命の企業2社から内定をいただくことができました。
多分、今年の私は強運!と思い込んだのがよかったんだと思いますw(○いたけ占いに感謝)

必須条件は、職種:広報、年収:下がらなければOK、事業:自分が共感でき応援したいと思える+広範囲にまたがること(飽き性なので)、将来性があること、そして何より重視したのがリモート推奨で柔軟に&無理なく働けること。と据えました。


1. 最初はとにかく手当たり次第情報収集、応募。

夜な夜な、子供を寝かしつけた後の布団にて、☆ズリーチや☆クルートのマイページをスクロールする日々。まずは場数を踏んだり、転職支援サービスの無料の面接指導を受けたり、とにかくスケジュールの許す限り手当たり次第応募・面接を入れました。

○うわーバシバシ書類落とされる!
○今のオンライン面接、電波悪すぎて全然話が理解できなかった!スマホをスタンバイしておくべきだった!
○人事担当、面接中にパックの豆乳飲料飲むとか自由すぎ・・・社風が出る!
○面接の時はPCカメラのところにカンペ付箋を貼っておけば楽ちん!
 みたいな感じで、徐々に経験値を増やしていきました。

ただその勢いでずっとやっていくとシンドいので、1-2ヶ月ほど、一通り経験して煮詰まってきた頃に、キャリアカウンセリングで再度壁打ちしてもらい、”頑張ってるよココイさん!!”などと鼓舞してもらいながら(感謝)、実は志望度高くないけどとりあえずで応募していたような会社を候補から外したり、ベンチャー初期の会社は特性に合わなさそうだからやめておこう、などと絞っていきました。

2. 書類落ちしたってスルーされたって、それがどうした!気にしない!
私は今回の転職活動の目的を、”自分の市場価値を知ること”と据えていました。だから、うまくいかなったらスッパリやめて、”今は転職する時じゃないという天のお告げなんだ(このへん運命思考)、現職にとどまりながらもう少し経験を積もう”と思おう!と割り切っていました。

”断られましたが何か?こっちから願い下げじゃー!”と強がってみたり。。(いや、落ち込んだけども)

3.ここまでは頑張ろう、と自分でリミットを決めてみた。
私の決めた”ここまで”は、1つは自分の年齢でした。誕生日に年齢が1年プラスされるまでに履歴書を出すだけ出そう、と。そしてもう1つは、面接が2社進んでいる状態で、スケジュールも含めてキャパオーバー気味になってしまった状況がシンドく、”もうこの本命企業がダメだったらここでお終いにしよう”、と見切りをつけました。

4.自分の強みとしてこの業務の適性や経験がある!ことを言語化できていた。
ここが肝の部分かなと思いますが・・・本当にキャリアカウンセリングやストレングスコーチングを受けてきていて、自分の強み、それらを業務でこう発揮しているんだということを言語化できていたので、職務経歴書や自己PRの作成もスムーズでした。

そして、1年前くらいから”いつか職務経歴書に自信を持って書ける業務をやっていく!”という目標を持って当時の仕事に臨めていたことも大きかったように思います。

で、ストレングスって何なのよ?って方はご参考までに▼

5.最終面接、コワクナイ。
初めての役員面接や最終面接が本命の会社だったので、何を見られているのか、どんなスタンスで話せばいいのか、どんな質問が適しているのか?などなどは、キャリアカウンセリングでHOWTOを教えてもらったことで自信を持って臨めました。


ウィズコロナの恩恵

そもそも数年前からは考えられないくらい、転職活動へのハードルが低い!リモート勤務、オンライン面接が当たり前、時短でなくても働ける、そもそも土壌として多くの企業で育児中の社員がフルで活躍している・・・この状況は育児中女性のキャリアの可能性を最大限に広げてくれた、そう思います。

A社とB社の提示年収が150万違った

結局、異業種のA社とB社から同じタイミングで内定をいただいたのですが、悩んだのが採用条件。B社はとても伸びている業界だったので、ダメ元で年収希望を高めに出したところ、なんとA社の年収=現職年収、B社の年収はプラス150万。ビックリでした。(A社が最低希望年収そのまんまで出してきたことも、そうきたか・・・という感想でした・・・が結構ブランド力のある企業なのもあり強気なんだろうな〜と勉強になりました。ブランドってすごい。)

転職経験豊富な友人に相談すると、”年収は、高望みしないほうが絶対にいい!”とアドバイスを受け、事業への共感度と関わる業務の幅広さ、要は自分のやりがいを優先してA社に決めました。そして短期的に年収を上げることよりも長い目で健やかに働けることが一番だな、という結論にしました。
また、B社の業界は人材の流動性も高く、また親密性がぶった切られかねない!w という状況もありました。

優秀じゃないし管理職経験もないけど、愛情ならある

そして面接を通じて、A社の事業や社風に完全に惚れ込んでいた私もいました。後で担当マネージャーに内定理由を聞いたら、ぶっちゃけ優秀な人はいくらでもいるけど、社や事業への共感・愛情がないと長く働いていけない。ココイさんにはそれが感じられた。というようなことを言っていただいて、あぁ私は結局そうなのか、、と腑に落ちて、泣きそうになりました。至って平凡な人材だけど、仕事やクライアントに愛情と愛着を持ってきた自分を見て、採用してくれたのかも?と安心しました。(あと多分、経験値の割にはコスパも良かったんだと思いますが。笑)

Siri、YOASOBIの”群青”をかけて。

さいごに。
活動真っ只中の時、娘がなぜかハマっていて何度も我が家のSiri嬢にお願いしていたこの曲。いつしか私の転職活動のテーマソングになっていました。もしこの記事を読んでくださっている方が転職活動に奮闘しているのなら、ぜひお耳の友にオススメです!

何枚でも、ほら何枚でも、自信がないから描いてきたんだよ
何回でも、ほら何回でも、積み上げてきたことが武器になる
周りを見たって誰と比べたって
僕にしかできないことはなんだ
今でも自信なんかない それでも

今回の決断で進む道が、人生の目抜き通りなのか、獣ゆく細道なのかはわからないけど。
大丈夫、行こう、あとは楽しむだけだ。進んでみます。

人生100年時代、どうはたらくか。悩み、奮闘する、すべての人を応援しています。
健やかでゴキゲンな働き方を、一緒に開拓していきたいですね♪
ではまたー!

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