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なぜかうまくいく人だけが知っている自分を否定する心の声との付き合い方

「ポジティブになりたいのに、なぜかネガティブになってしまう」
ことはありませんか?
「なぜ、いつもあの人はうまくいくのだろう」と他人と比べてしまう。

実は、うまくいく人にだって「ネガティブ思考は起こるのです」
しかしなぜ、うまくいく人は❝ネガティブ思考❞があってもうまくいくのでしょうか?

その背後には、あなたのポジティブな思考をねじ曲げてしまう、ネガティブ思考が大きく関係しているのです。

両方の思考は、自分では意識できない、自動的に繰り返される思考のクセです。 無意識な思考には、肯定的なポジティブ思考と、自分を否定するネガティブ思考の2つがあります。

この記事では、心理学の知識と20年以上のコーチング経験をもとに見つけた「ポジティブ思考がうまくいく人だけがもつ自分を否定する心の声との付き合い方」を詳しく解説します。

日々起きる自分を否定する心の声とうまく付き合うことで、ネガティブ思考から解放され、常にポジティブな考えで行動できる方法をお伝えします。
仕事で忙しく、悩みの多い30〜40代の方にぴったりの実践的な内容ですので、最後までお読みください。



自分を否定する思考を理解する

ポジティブに生きたいのに、なぜかネガティブ思考におちいってしまう原因は、ポジティブな思考より、自分を否定するネガティブ思考にと
らわれているからです。

たとえば、仕事でミスしたときに「自分はダメな人間だ」とすぐに落ち込んでしまうことはありませんか?
このようなネガティブ思考は、過去の経験や、育った環境によって形成され、知らずしらずのうちにあなたの行動や感情に影響を与えています。

ネガティブな思考とうまく付き合うためには、自分を否定する心の声に耳を傾けることです。無意識から発生する悪い心のクセを認識し、それがどのように自分の行動に、影響しているかを知ることで、より健全でポジティブな考え方ができるようになります。

ネガティブ思考がどのように形成されるのか、その影響を具体的にお伝えし、自分を否定する心の声から抜け出す方法を詳しく紹介します。

①思考のクセが生まれる原因

ポジティブ・ネガティブの2つの無意識の思考は、過去の経験や育てられた環境によって作られます。
子どもの頃に厳しい親から「なぜできない!」と言われ続けて育った人は、
大人になってからも「まだまだ自分はだめだ。なぜできない」と、自分を否定した心の声を聞き苦しみます。
これが自分を否定する思考のクセが生まれる典型的な例です。

逆に、親から「よく頑張ったね」と褒められ続けられると、「自分はまだまだできる」と自分を肯定するようになります。つまり自己肯定感が育ちます。

思考のクセは、良くも悪くも繰り返すことで強化されます。
大人になってからでも上司の評価を気にしすぎて「自分はもっと努力しないといけない」と常に考えていると、「ねばならない」の思考パターンが定着します。大人になってからも、無意識のうちに自己を否定する思考を強化してしまいます。

つまり、あなたの過去の経験や、育てられた環境や出来事から、自分の悪い思考の学習パターンを見直し、健全な思考に修正することが必要です。

ネガティブ思考により、作られる自分を否定する心の声を減らすためには、その心の声がどのように生まれたのかを知ることです。

たとえば、次のような日常の出来事がヒントです。
通勤中の電車で、
「フッと、前日の失敗を思い出して自分を責める」
「フッと、過去の会議での発言を否定され自信を失うことを思い出す」
などです。

電車に乗っている時ですから、今のあなたにはその問題は起きていません。しかし、過去の嫌な出来事が思い出され、自分を否定する心の声がしてきた時に、冷静に俯瞰(ふかん)しその言葉に耳を傾けることです。
自分を常に追い詰めてくる言葉を知るチャンスです。

②ネガティブ思考の影響

ネガティブ思考は、私たちの日常生活に大きな影響を与えます。

ポジティブな思考であれば、前向きな行動ができますが、
ネガティブな思考の状態の時は、行動力の低下やストレスの原因となります。
失敗を恐れて新しいチャレンジを避けるようになり、あなたのキャリアの成長を妨げることになります。

ビジネスの現場では、あなたが会議でアイデアを発表する際、「どうせ自分の意見は価値がない」と心の声がささやくと、積極的に発言ができなくなります。
このような心の声が定着してしまうと、自分の意見を持つことや、新しい挑戦、行動を避けるようになり、結果として仕事の成果や自己評価に悪影響を及ぼします。

また、ネガティブ思考は、自己評価や他人との関係にも影響を与えます。
自分を否定する心の声が強い人は、自分の価値を低く見積もる傾向があり、他人の意見に振り回されます。これが原因で、自分の生き方の選択までも見失ってしまいます。

ネガティブ思考による影響を理解するには、自分を否定する心の声をしっかりと聴きいれ、どんな心の声があなたに影響を与えているのかに、気づくことから始めていきましょう。

③自分を否定する心の声から抜け出す方法

自分を否定する心の声から抜け出すためには、まず自分のネガティブ思考がどのように作られ、あなたの行動に影響を与えているのかを知ることが重要とお伝えしてきました。

それを知る具体的な方法は、日々の出来事に対する自分の反応、感情を書きだすことをおすすめします。
これにより、出来事に対して自分を否定する心の声がわかってきます。
また同時に、自分を肯定している心の声も書きだしていきましょう。
あなたの強みが見えてくるはずです。

【自分を否定する心の声から抜け出す具体例】
仕事でミスをしたときに「自分はダメだ」と感じることが多い場合、
その瞬間に立ち止まり、客観的に状況を見つめ直します。

次に、「このやり方はミスをする原因だった。次からは『何を、どのよう』にすればいいか?」とポジティブな心に変える質問を自分に投げかける。

出てきた答えは、「○○する」と肯定的な心の声に変わる。

こうしたネガティブ思考からの心の声に対して、「○○は○○する原因だった。次からは何をどのようにする」と自分に対して質問を投げかけることで肯定的な「○○する」というポジティブな心の声に変換ができます。

さらに、自己肯定感を高めるための習慣を取り入れることも効果的です。
毎日、自分の成功や努力を振り返り、感謝の気持ちを書くことで、あなたの強みを知り、常にポジティブな気持ちを保つことができます。

寝る前にその日にあったよいことや、自分の成長を日記を書くことは、自己肯定感を少しずつ育てていくよいアプローチです。

最後に、自分を否定する心の声が手ごわいときには、信頼できる人に話を聞いてもらいましょう。
または、プロのコーチやカウンセラーに相談することも有効です。

他人の視点から見ることや、話しを聴いてもらうことで、自分の考えがかたよっていることに気づけることがあります。
これにより、自分を否定する心の声から抜け出し、ポジティブ思考を身につけられます。

まとめ


自分を否定する心の声から抜け出すためには、無意識の思考パターンのひとつであるネガティブ思考の原因と影響を知り、それを変える試みが必要です。
この記事では、ネガティブ思考がどのように作られ、あなたに影響を与えるのかを説明しました。そして、自分を否定する心の声から抜け出すための具体的な方法も紹介しました。

「自分はダメだ」と感じることがあっても、「私は今、うまくいく為の人生の通過点にいる」とポジティブに自分の意思を切り変えることが大切です。

また、毎日の成功や努力を振り返り、他人や自分に対しての感謝の気持ちをかたよりなく持つことで、あなたが持つ強みを高めることができます。

これらの方法を日々、実践することで、自分を否定する心の声から解放され、前向きな言葉が見つかりポジティブ思考を身につけることができます。

時間に追われながら忙しい毎日を過ごす30〜40代の方に、この方法を生活に取り入れてください。
自分を追い詰めることなく、今のままの自分を大切にすることで、豊かで充実した人生を送ることができるでしょう。

自分を否定する心の声から抜け出し、自分自身をもっと大切にしたいと考えている方は、ぜひこの方法を試してみてください。

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