見出し画像

アーユルヴェーダ#14 ラートリ・チャリア - 夜の過ごし方 -

ラートリ・チャリア(Ratri Charya)をご存知ですか。

ディナチャリアについて以前お話をしたことがありました。
ディナチャリアについては、こちらをご覧ください!


ディナチャリアは昼間の過ごし方に関してまとめられたものでしたが、ラートリチャリアはよるの「ラートリ・チャリア(Ratri Charya)」は、夜間の過ごし方をまとめたものになります。

これは、体と心のバランスを保ち、健康を維持するために重要とされています。

以下は、アーユルヴェーダの「ラートリ・チャリア」に基づいた、夜間に避けるべき習慣や活動についてご紹介していきます。

夜間に避けるべき習慣や活動

1. 過度の活動を避ける

夜は自然と静かで穏やかな時間帯です。過度の身体的・精神的な活動は避けるべきです。特に激しい運動や過度のストレスを引き起こす活動は、体のバランスを崩す原因となります。

2. 遅い時間の食事を避ける

アーユルヴェーダでは、夕食を軽めにし、遅くとも19時から20時の間に摂ることが推奨されています。遅い時間に重い食事を摂ると、消化不良や睡眠の質を低下させる可能性があります。

3. 刺激的な飲み物や食べ物を避ける

カフェインを含む飲み物(コーヒー、紅茶、エナジードリンクなど)やスパイシーな食べ物は、夜間には避けるべきです。これらは興奮作用があり、睡眠を妨げる可能性があります。

4. スクリーンタイムの制限

現代の生活では、スマートフォンやコンピュータの使用が避けられませんが、夜間はできるだけスクリーンタイムを減らすことが推奨されます。特に寝る前の1時間は、ブルーライトの影響を避けるため、電子機器の使用を控えると良いでしょう。

また、夜入眠をよくするためには、電子機器は枕元から5m以上離した方がいいそうです。

5. 感情的なストレスを避ける

夜はリラックスする時間です。
感情的なストレスや緊張を引き起こす活動(例:激しい議論、ストレスの多い仕事など)は避けるべきです。
代わりに、瞑想や深呼吸、軽い読書などリラックスできる方法を取り入れると良いでしょう。

6. 過度のアルコール摂取を避ける

アルコールはリラックス効果があるとされていますが、過度の摂取は逆効果です。
アーユルヴェーダでは、適度な量を守ることが推奨されています。

7. 夜更かしを避ける

規則正しい睡眠パターンを保つことが大切です。
遅くまで起きていると、体内のリズムが乱れ、翌日のエネルギーレベルや気分に影響を与える可能性があります。

8. 身体を温める習慣

夜は身体を冷やさないようにすることが重要です。温かいお風呂に入ったり、温かいハーブティーを飲むことで、リラックスしやすくなります。

9. 自然素材の寝具を使う

アーユルヴェーダでは、自然素材の寝具や衣類を使うことが推奨されています。
これにより、身体が自然と調和し、より良い睡眠が得られます。

天然素材については、以前コチラにもまとめたのでご参考まで!

アーユルヴェーダの「ラートリ・チャリア」に従うことで、夜間の過ごし方を最適化し、健康な体と心を維持することが可能です。


これらは、現代の生活スタイルに取り入れることができ、日常生活の質を向上させる助けとなります。

ここで、更に7番目の夜更かしを避けるを掘り下げていきたいと思います。

夜更かしが及ぼす影響

夜遅くまで起きていると、肌の乾燥を引き起こします。肌の色艶が悪くなり、体が硬くなります。
それを防ぐためにも夜寝ることが効果的なのです。

夜、適切な時間に寝ることで、体全体の調和を保つことができ、昼間の眠気から解放します。
また、滋養、肌の色艶、熱意、消化力をアップすることができます。

寝る時は、左側を下にして寝るのが健康に良いとされています。

更に規則正しく就寝し起床することは、若返りの効果をもたらします。

早寝早起きを心がけることですね!

早起きについては深く触れませんが、夜明け前に水を飲む人は病気・老化から解放され、100年生きることができるとされています。

最後に、夜に避けるべき場所をご紹介したいと思います。

夜に避けるべきところ・こと

  • 木の下

  • 交差点

  • 神殿内

  • 御神木の所

  • 四つ辻

  • 火葬場

  • 墓地

  • 悪い異性

日本でも言われているものもあるので、気をつけたいですね。

なので、肝試しとかよくはないんでしょうね。
ここで、古典書の中にも記載されていることなので、大昔からよくないこととなっています。

古典書に書かれている言葉も合わせてご紹介したい思います。

四辻、チャイティヤの木、火葬場や墓地、庭、悪い異性の相手を夜避ける

ヴィシュヌ・プラーナ

夜間に邪悪な場所をうろついてはいけない。夜明けの黄昏時に食事・学習・性交・睡眠をしては行けない

チャラカサンヒター

*古典について日本アーユルヴェーダスクールさんの資料から引用させていただきました。

アーユルヴェーダについて、古典の知識をそのままに学びたい方におすすめです!


いかがでしたか?

アーユルヴェーダでは、夜の過ごし方も科学しているところが面白いと私は思いました。

早寝早起きは三文の徳とは、うまく言ったものだとつくづく感じます。

私は最近夜更かし気味なので、早く寝るように心がけたいと思います。

また、日没後3時間と夜明け前の3時間は聖典の学習に、間の6時間は寝るようにすると人は悟りをひらけるそうです!

あの有名な芸人さんのヨギーも多分これを実践されているのかもしれませんね、きっと。

ということで、お後がよろしいようです。

いいなと思ったら応援しよう!

cococaru(インドヨガ&Jyotish)🪷心と体のクリアリング
良い活動をしていけるように頑張ります٩( 'ω' )و

この記事が参加している募集