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資料作成レベルを1STEP高める最も効果的な方法

資料作成レベルが目に見えて上がる最も簡単な方法

この手の話は、
配色やらロジカルシンキング、
フレーム活用に重きを置かれるケースが散見されるが
それはあくまでSTEP2〜3の段階の話で、
実は多くの人が最下層のSTEP1の階層から一段上に上がれない状態にあると思う

ではなぜ、多くの人はその最初の階段で躓くのか

それは資料を作成するという行為が目的化していることに他ならない

このケースに該当する人は、
パーツパーツで指示されたり、思いついたペーパーを作ることで
結果何のためにこの資料を作成しているかわからなくなるのが自明だ

では、どうすれば資料作成において、
手早く、的を得たモノを作れる人になれるかというと
これは、シンプルに
「ストーリー」を立てて仕事をしているか否かが分かれ道になってくる

ストーリーを立てて仕事できているか否か


今、携わっているミッションやプロジェクトのKGIは何か
そして、成果指標をどこにおいて、
どのツマミを動かす仕事をしているのか

これはどんな業務にも必ずあてはまる前提条件

そして、その上で、
今後予定されているプレゼンや会議は、
当該プロジェクトにおいてどのKPIを動かすための

相談の場なのか、
報告の場なのか、
はたまた発生した問題に対するガス抜きや、
チームの連携や方針を高めたり定めたりする場なのか…

そこがまず大前提に整理されていることで
目の前にある会議やアクションの【背景】と【目的】が明確に設定できる

そして、それをスタート地点として
この会議やアクションにおいて、
どんなメンバーが参加し、
何を達成しなければならないかのゴールが理解でき、
その目の前のゴールを達成するために必要な会話の曲がれを
ストーリー立てできるようになる

実はこれさえできれば、
文字文字しい資料やデザイン性溢れたレイアウト、
ましてや謎のアニメーションを設定するような愚行にたどり着くことは無く、極めてシンプルで最短距離の会話に必要な資料や会話の流れを作成することができるようになる

背景と目的の整理がポイント

ただ、これは簡単そうな話だが、意識一つで大幅に変化するかというと
なかなか厳しいのも確かだ

このストーリー立てを
毎日筋トレのように繰り返してきた人たちは特に、
資料を作成する上での手筈や頭の回転が形式化されている状態にあると思う

そして、彼らは必要最低限の手作業と調査の時間さえ得られれば
物事は軽ストレスで進めることができてしまう


逆に、、ストーリー立てができない人の代表例

・その会議や対応の目的を理解していない
・その会議や対応で得たいゴールがイメージできていない
・参加メンバーの構成によって何を求められるか、何がリスクかを考えない
・会議のアジェンダが組めない
・資料の目次が作れない
・一定の時間が経っても1ぺが仕上がらない
・資料が文字数多め
・端的に物事を語れない
・わからないことをわからないと言えない
・ネクストアクションのイメージができていない
・無駄に事前会議や会話の回数が必要
・言われたことをやるだけで、アドオンのエッセンスが期待できない

あたりが共通的にある気がする

大げさではなく、
ストーリー立てを日々意識して仕事に向き合えば
この上記の全てが解消されるといっても過言ではない

俗に言う「優秀な人」と「そうじゃない人」ののミシン目は
ここにあるのではないかと
様々なプロジェクトで多くの人と相対してきた身からすると強く感じている次第だ

よく「考えて仕事をしろ」という話があるが、
この【考える】の一つは今回の主旨が含まれるのではないだろうか

そして、
どうやったら「ストーリー立て」を簡易的にできるようになるのかといえば、
これは先にも書いた通り、繰り返し頭を回転させることに他ならない

何事も鍛錬は大切

仕事以外の様々な人とのコミュニケーションにおいても、
筋道立てて行動に起こす癖づけができるくらい、
頭の中で物事を構造的に捉えて、
アクションのストーリーを常にアップデートするトレーニングを1年くらいやってこそ身につくものと個人的には思っている

もちろん、子供の頃からこの思考を持てている人もいるだろうし、
置かれた業務やミッションによって勝手に手に入れている人も多数いる

意識的に取得するならば
ノウハウを得るより
行動の目的と手段とアクションプランをしっかり考えて、
目の前のアクションを「ストーリー化」してから行動に移すことを繰り返す他にないと私は思う

より更に高みを目指す様々なSTEPにおいて、
もちろん他にも学ぶべき点は多いのが仕事であり、人生だとは思う

ただ、少なくとも物事に向き合ううえでの
STEP2へ上がれていない最下層のレンジで
日々くすぶっている集団の数は社会人全体の50%以上はいるはずだ
(おそらく70%以上いるのでは…)

できるならば、
現場において、
こんなストーリー立てをして物事に向き合える人かどうかが
表面的にわかるようなワッペンを導入したいと思ってしまうくらい、
この一つ上位のSTEPにあがった人たちと沢山仕事をしていきたい

素敵な仲間と素敵な仕事を


そうすれば、より一層ビジネスが回るし、
それによって素敵な瞬間に出会う数が増えるのだろうなと日々思ってしまう

そんな機会に取り残されぬよう、
日々スキルアップや経験値を高めることを、私自身も靴ひもを結んで仕事に向き合っていこうと思う



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