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【必読】苦手なロジ周りもこれだけやれば成果に繋がる話

苦手なロジ周りもこれだけやれば成果に繋がる話

ロジ周りが苦手、という人は結構多い

苦手なロジ周り、何かと面倒

ロジ周りが苦手、という人は結構多い
そして、ロジ周りに力点置かなくても中身・具体さえ伴っていれば良いと考える人も、多少なりともいる時代でもある

ただ、成功している人の多くの共通点は
やはり中身+仕込み(ここでいうロジ周り)が伴っていることにあり、決しておざなりにできるようなテーマではないことは意外と皆、心の中で感じている面はあるのではないかと思う

そもそも、ロジ周りとはなんなのか

ロジ周りのロジはロジスティックの略であり、もともと物流領域における生産〜在庫管理〜販売といった流通やその周辺事項の組み立てを合理性持って整理することを指したりもする

また、戦場においての物資の調達などの後方支援についてもこの言葉を使って表すようである

ただ、
一般的にビジネスにおいてはこのロジスティックを提案事項やプロジェクトの推進&運用における後方整備を指すケースが多く、

・会議の調整
・スケジュール設定
・関係プレイヤーや上層部の調整
・情勢の裏取り
・リスク回避/発生時対策の構築

など、取り組み本体を軌道に乗せるために必要な付帯の活動を指すことが多いと思う

そして、その中でもよくこのロジ周りというワードが登場しやすいのは、
社内外の決裁を通過させたり、プレゼンを勝ち取る上で重要な周辺アクションがちゃんとできているかを話すタイミングが確率としては高いのではないだろうか

と、ここまで少し堅苦しくロジ周りについての前段を書いたが、、、

要は、子供が親に何かを買ってもらいたい時に置く布石そのものと考えればいいと思う

子どもって、ロジ周り上手

・欲しいおもちゃがテレビCMで流れた時のすり込み目的の過度な反応
・トイザらスや玩具が売っている場所に近づく買い物は積極的
・友達みんながこのゲームソフトを持っていることをアピールする

などなど

意外と本能的に、利己的に、
人は買って欲しいものがあれば
その目的を達するために仕込みをすることを厭わない

まさに、この行為を、仕事においてのステークホルダーに対して実践することをロジ周りと言っていいのではないかと思う

では、このロジ周りに関して
苦手意識が高い人が多いのは何故か

おそらく、下記の二点に集約されると考える

(1)そもそも人を説得することに労力を要する
(2)仕事における調整相手にも既得権益が多分に存在し、自分の味方とは限らないケースが多い

そのため、一段ギアを上げないと
この手の話をクリアにすることはできないケースが多く、且つ打率もそこまで高いとは限らない

人によっては勝率50%以下の人もきっといるのかもしれない

負け越していると流石に苦手意識は生まれてしまうのが、このロジ周り特有の問題と言えるのかもしれない

では、
どうすればロジ周りを滞りなく実行できるようになるか
どうすれば、勝率を上げられるのか

どうすれば、この面倒から脱却できるか

筆者の経験値から、
以下の3点をしっかり実行できれば
それなりに結果が得られるのではと考える

①常に相手を意識した発言と行動をする
②相手の直近スケジュールを完璧に把握する
③全てのコミュニケーションに「図示」と「なぜならば」を忘れない

実際に各項目の補足を下記に記載する

① 常に相手を意識した発言と行動をする

相手に合わせたプランが大切

これは前提として、仕事の全ての行動に通ずるマインドではあるが、ロジ周りにおいては特にこの観点を持って物事を考えることができる人・できない人でかなりの対応差が発生する

具体的には、

・調整相手は会社におけるどの組織のどのポジションの人間か。過去にどのような実績や判断の経験を持ち、仕事においてどのようなポイントを重視する人なのか

・今回の交渉において、相手に求めるゴールは何か。それを引き出す為に提示する情報(定量・定性)は何が適切か

・この調整に紐づく取り組みが実現すると、相手側に与える影響はどのようなものがあるか

・調整相手が今回の交渉や提案を聞いて判断する上での最も適切なタイミング(別プロジェクトの決裁後や、朝イチの隙間時間、定例会の1アジェンダとして etc..)はどこか。どのようなシュチュエーション(適切な会議の中、席に伺う、会議終了後の余り時間、タクシーの移動時間 etc..)で交渉をするのが適切か

・この調整相手に入る前に先に得ておきたい情報や協力者はいないか

例えば上記のような要素を
自分が相手の立場になったとしたら
どの選択が最良かをしっかり考え、定める

基本のキであり。
決しておざなりにしてはならない重要なマインドといえる

②相手の直近スケジュールを完璧に把握する

自分のスケジュール級に相手の行動を把握

上記①の一つの例にも記載したが、
ロジ周りにおいて最も重要なのは自他のスケジュールをどれだけ最適に組み込むかもテクニックと言える

その上で、やるかやらないかで対応濃度が変化するのが相手のスケジュールの把握だ

相手が直近2週間〜1ヶ月程度の中で

・どのような定例会議を持ち、
・どのようなサイクルで仕事しているか
・どの曜日や時間帯が多忙で、どこにゆとりがあるか
・出勤〜退勤時間はどの程度か

といった形で、
自分自身の日々のスケジュール把握とほぼ同等なくらい予定を頭に入れておくことで、
瞬時に適切な組み立てのパズルができる

さらに、
仮にその相手のスケジュール調整が完了したとしても、実施前ぎりぎりまで、
別の予定が差し込まれないか、影響を及ぼす別会議が自分達の交渉の前に動いてないかなど、1日2〜3回くらいは状態チェックを欠かさないくらいが最も有効な手段だ

ロジ周りは極端に言えば、
慎重にドミノ倒しの下準備をしている状態

目の前で並べている積み木だけを見ずに、ゴールまでの道筋まで小さなリスクが発生していないかのチェックも忘れずに組み立てをする方が成功率・決定率を高めることができる

③全てのコミュニケーションに「図示」と「なぜならば」を忘れない

ただ話せばいい、って訳ではない


最後のポイントはコミュニケーションに関して

本交渉・本提案だけでなく、
ロジ周りにおけるスケジュール調整や頭出し、些細な会話であっても

・「図示」すること
・「なぜならば」をスキップしないこと

を常に心がける

これもまた、できている人とそうでない人の痛恨の差となりうる要素と考えている

・調整したいスケジュールは全体の流れにおいてどのフェーズにあるのか
・ビジネスにおけるどの観点の判断を求めたいか

などはペラ1のペーパーや絵があるだけで瞬間的に伝わる話

周りくどい伝え方をするより

絵で見せた方が何倍も瞬間的な判断がしやすいことを、絶対に妥協しないことが大切となる

また、
・「なんで」これを求めるか
・「どうして」その人に話をする必要があるのか

も端的且つ曖昧にせずに伝えることも忘れない

わかってくれるから言わなくても大丈夫、といったケースをよく目にするが、いざ重要な場面でズレが生じたり、欲しい回答が曖昧なまま会議が終わる、
そんな瞬間を作ってしまう根底の要因はそういった「ふわっとした」コミュニケーションを行うからである

なぜ、この交渉をするのか
なぜ、この判断を求めているのか
なぜ、これをやりたいのか

「なぜならば」を言わない(言えない)仕事だけは絶対に避けるのが、ロジ周りにおいても大切なポイントとなる


以上、
てんで大した話ではないように思えるが
筆者の経験上、高確率で仕事の成果を出す人は、アウトプットが少し変わるかもしれないが、当たり前のようにこの3つの工夫を行なっている

筆者自身も、
①の話であれば調整相手の著者やブログなどがあれば事前に把握

②については、相手側に秘書等がいれば常に情報交換できるような関係性をしっかり作る

③は状況に応じて手書きの絵で補足できるようにタブレットを用意しておくし、一枚絵の出し方・見せ方すらも工夫する

など、かなり細部まで気を使うオプショナルな工夫をしているケースが多い

なかなか難しい考えであるが
相手の為を思ってやることのように見えて、
これらは全て自分に返ってくる話

なので、すべては自分の為に
相手を見て仕事や行動をしているに等しい

それぐらいエゴイスティックに割り切ってやることが、
中途半端な対応にもなりにくい秘訣ともいえると思う

あなたも、自分の成功のための「ロジ周り」、極めてみては?

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