見出し画像

仕事と距離を取ってみたら見えたもの

はたらくってなんだろう

休職して2ヶ月半経った私は、もうずっと働いていない。

クライアントからのメールを返すことも、ミーティングに参加することも、商談することもない。全てを自分から一度切り離してしまった。

この決断を後悔しているわけではない。はたらくを見つめ返すいい時間になった。休職のきっかけ、始まりこそどん底だったが今では明るいと思えている。

その見つめ返した中で、気づいたことが一つある。
今日はそんな話をしようと思う。

まず、何に気づいたかというと
はたらくって、地球が呼吸することとイコールなのだと気づいたのだ。
(先に言っておくが、呼吸で有名な鬼滅の刃に倣ったわけではない。よもやよもや)

私たちが生活する上で触れる全てのもの、視界に入れる全てのものが、どこかの誰かの仕事で作られたものだ。仕事がないと何も生まれていない。何かの仕事の結晶が身の回りに溢れかえっているのだ。

つまり、仕事がないと、誰かのはたらくがないと今の地球は回らないのだ。

いや何を当たり前のことをと思うかもしれない。
でも休職前の私はそんな当たり前のことにも目が向けられないほど、余裕がなかった。まるで酸素を求める水槽の魚のようにあっぷあっぷだった。本当に自分の仕事のことしか考えていなかった。

これは呼吸に例えると、過呼吸状態だったんだと思う。
それでいうと今の私は無呼吸状態なのだが、まぁ間違いではない。

自分のはたらくが何の役に立っているのかも分からないまま、ひたすらに動き回って1人で折れた。呼吸を止めざるを得ない状態になった。

そもそも何で呼吸するんだっけ?なんて考えないものだ。
はたらくも一緒。深く考えない方がきっと良かった。

でも晴れて仕事と距離を置いて、当たり前のことに目を向けると途端に地球に1人ぼっちのような感覚になった。こうなって気づいた。人間、働いてないと苦しいのである。とても働きたい!意欲にあふれている!というわけじゃないのに、苦しい。

だから私は思う。はたらくって地球が呼吸することなんだって。

そして、12月末の復職に向けて今日も一歩ずつ前進している。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?