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渡さないlove letter 

初めて君を見た瞬間からなんとなく好きだったのかもしれない。
かもしれないというより好きだったと思う。
恥ずかしくて目を合わせられないから
よく顔を見れなかったけど
君の綺麗で清々しくて強くて優しいオーラが好きだったんだと思う。
君は私にたくさん話しかけてきた。
一緒にご飯を食べた。
他の人に新しい友達ができたって
嬉しそうに話してるのを後ろで聞いて
すごく嬉しかった。
でもいつも照れてしまって
君の言葉にうまく返せなかったんだよ。
君はどうせモテるから遊ばれてるんだと思ってた。
もはや遊ばれてもいないとも思った。
他の子にもたくさん話しかけていたから。
それを見てしまう度になぜか少し
悲しい気持ちになってしまった。
私のものじゃないのにね。
君がいつか誰かのことを好きになってしまって
2人で楽しそうにしている光景を見てしまう日が
来るんじゃないかと思うとすごく怖かった。
神様どうかこの人が私のことを好きになってくれますようにって毎日願ってたよ。
そんなの絶対無理って思ったけどね。
でも本当に願ってた。
たまに君に会えるとすっごく嬉しくて
ずっと君の隣にいたくて
できるならずっと君と2人で
話していたくて笑顔を見つめていたくて
何かほんの小さなことでも
話せるきっかけがあると
私は1人で幸せな気持ちになってたよ。
君と2人でお散歩できた時はすっごく嬉しかった。
2人でタクシーに乗って
2人で美術館に行って
2人で公園の遊具の頂上で
ラムネを飲んだり
君が昔好きだった色の変わる飴を食べたり
くだらない話で笑って。
でも手を繋いだりしなかった。
本当はすっごく手を繋ぎたかったんだけど
友達。って感じだったんだよね。
2人で居られたことはすっごく幸せだったんだけど
ほんの少し悲しかった。
君の優しい言葉とか行動、仕草
その一つ一つで私は君にどんどん溺れていく
君は何も考えてないのかな。
私のことどう思ってるんだろう。
私だけが君のことをどんどん
好きになってしまうんだよ。
君の隣にいる時、
君と手が触れた時、
これ以上ないってくらい
すごくドキドキした。
ずっとこのまま離れたくないって思った。
もっと君に触れたいって思った。
君の優しさにどんどん甘えてしまっていた。
君に頼る度に弱くなっていくのを感じた。
他の人に冷やかされて照れる君を
笑って見つめるのが好きだった。
君が私に気持ちを伝えてくれた時
私のことを考えすぎてまわりくどくなって、
私は君に振られたと思ったよ。
本当は好きって伝えてくれたみたいだけど、
私は友達でいて欲しいって受け取っちゃって
あれは本当に大混乱だったね。
でも私のことを思ってたくさん考えて
言葉にしてくれたのがすごく嬉しかったよ。
今思うと君は私が思ってる以上にずっと
私のことを考えて想ってくれていたんだね。
もっと素直に何にも考えないで
どストレートに君を愛してみたかったなぁ。
君を失うのが怖くてどうしようもなかった。
本当に大好きだよ。
君と私の未来がもう二度と交わらないんじゃ
ないかって考えると悲しくなるけど
私は君に素敵な人生を送って欲しいと思ってる。
君も私に同じことを思ってくれているよね。
一緒にいなくても、
付き合っていなくても、
私は君のことを愛してるよ。
これから先もずっと。


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