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ありがとう進撃の巨人

2021年4月9日。
人類は思い出すだろう…伝説が終わった日のことを。笑


別冊少年マガジンにて掲載されていた『進撃の巨人』という漫画が最終回を迎えた。

物語は人を食べる巨人が蔓延る世界。母親を巨人によって殺された主人公の少年エレン・イェーガーは兵団に入り巨人を倒すことで復讐を果たそうとするダークファンタジーだ。

11年間掲載された漫画で、私は高校生の時に「面白い漫画がある。」と同級生の間で話題になった。本格的に読み出してハマったのは大学生になった時だ。

友達とも散々語り合ったしカラオケではアニメのオープニング曲である『紅蓮の弓矢』を歌った。何故かこの曲歌詞が表示されないのでスマホで歌詞を検索しながら歌ったのを覚えている。

進撃の巨人とコラボした商品を買ったり家族にも勧めて騒ぎながらアニメをみんなで鑑賞したりもした。

サムネのイラストも私が感極まって描いたものだ。笑

当時は巨人を倒していく登場人物が格好よくて純粋に物語を楽しんでいた。
登場人物を苦しめる巨人がひたすら憎く、「人類がんばれ!」と応援していた時が懐かしい。だから思い入れのある登場人物が死ぬと本当に悲しかった。

本当に身近な人が亡くなったレベルで引き摺った。現実に生きていない人物の死を悼むなんて理解できない人もいるかもしれないが私は感受性が高く泣きやすい。すぐ物語に感情移入してしまう。
一回キャラクターの死を悼むと他の作品にも伝播していき『鬼滅の刃』でも私は同じ現象に襲われることになる。そのお話はまたの機会に!

今や進撃の巨人における対抗図が 人間対巨人 ではなく 人間対人間 となっているのだから…。

作者の物語の見せ方、構造に私はとても感動した。
「巨人が憎い…!登場人物達頑張れ!」と盛り上がる私達を横目に見ながら「計画通り」とか言って作者はにやにやしながら巨人対人間という構図から人間対人間になる瞬間を描いていたに違いない。笑

いつも読者の想像を裏切る緩急激しい展開は私達を楽しませてくれた。
地獄の後にまた地獄…。少しも心休まる時がなかった。

私が見たことも聞いたこともない地獄を進撃の巨人を通して知っていく。

こんなふうに書いていると私が地獄の大好きな人格破綻者のように思えるかもしれない。笑

弁解させて欲しい…

私は人類が苦しみながらも命を賭けて巨人と困難に立ち向かっていく姿を見るのが好きだった。大事な何かを守る人たちをかっこいいと思いながら漫画を読んでいた。

何かに立ち向かう人ほどかっこいいものはない。負けて死ぬこともあるけれど立ち向かう勇気を持っているだけでその人はすごいしとてつもなく輝いて見える。
私は名前もない兵士達を讃えたい。(誰目線?)

単行本派だったのでひたすらこの後どうなるんだ?この人は助かるんだよね?とか友人達と論争したこともあった。

巨人が人を食べるという残酷な世界に生きているのにも関わらず登場人物達がとても生き生きとしていたのものこの作品の魅力だと思う。

個性的なキャラクター達が何かを守るために戦う。普段の雰囲気から一変するのもまたいい。

国民、家族、恋人、友達、自分、平和、世界…みんな何かを背負って戦っていた。

地獄みたいな光景が続いたと思ったら日常のさりげない一コマで笑わせてきたり…戦争中の日常というものを上手く描いていたと思う。

食料庫から肉を盗んできてみんなで食べようと言ったり、巨人に家を破壊された時に兵士の1人が「イェーガー(家がー)」(イェーガーは主人公の名前。)と叫んだり。
普段は怖いリヴァイ兵士長が綺麗好きで紅茶好きだと知った時にはくすっと笑ってしまった。

窓開けをして掃除をする準備万端な兵士長が少し昔私の周りでもネット上でも話題になった。

私はそのちょっとした笑いというか気の抜けた一幕が好きだった。世界がどんな状況になったとしても人の暮らしは続いていって笑えるような出来事も起こるんだなと思った。

そして来る4月9日。
私は初めて月刊の少年誌を予約購入するという暴挙に出た。笑

表紙と同じクリアファイルが可愛いし子供時代のキャラクター達の姿を見て込み上げるものがあった。

最終回を読んだ感想をネタバレしない程度に一言で表現すると…。

「ありがとう。…お疲れ様!」

になると思う。

私はファンタジックな終わり方に心が温まった。予想外の終わり方で最後の最後まで私は作者に翻弄されっぱなしだった。
こういう終わり方もいいな…😊

地獄は終わったと言ってもまだまだ平和への課題は山積みでこれからキャラクター達がどんな風に未来を作っていくのかとても気になるし見守りたいなと思わせるような終わり方だった。

漫画だけでなくアニメ制作においても作成陣の物凄いこだわりを感じる。作画だけでなく、声優、演出、音楽全てに隙が見えない!笑

過去のアニメのオープニングのよく分からなかった描写を改めて見返すと…「あのシーンのこと描いてるんだ!」と思わぬ伏線を発見することができる。

最終回まで読んだ人は是非アニメのオープニングやエンディングの演出を観たり音楽を聴いたりして欲しい!新しい発見が必ずあるはず。

そして新しい発見があったら私に教えてください。😁

自分のTwitterでもおすすめしたのですが最終回を読んだ方は是非「Name of Love」を聴いてみて欲しい…😌

進撃の漫画が掲載を終わっても楽しみ方は色々とありますのでこれからもっと楽しんでいきましょう!冬にはアニメもやりますしね!笑

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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