見出し画像

読書記録 2

順調な昼夜逆転生活をしています。
深夜3時頃寝て(これはいつも)、朝は10時すぎに起きる。
これは一昨日から昨日深夜にかけていっきに読みました。
『限りなく透明に近いブルー』
村上龍

村上龍さんの作品は学生以来。
父に渡された『希望の国のエクソダス』以来でした。当時の私にはなんとなく文章が難しく、、苦手意識がありました笑
ページ数も少ないし、さっと読めるかな、なんて思っていましたが、眼前で繰り広げられるドラッグ、SEX、暴力、、、生々しい描写なのに文章全体からは淡々とどこか渇いたものが感じられ、恐怖すら覚えました。
前半はなんだか読み進めるのも嫌だなーなんて思いましたが、後半どこか渇きが薄まり何かを求めているような感じを覚え、、、。
時代背景は今とまったく違うし、あんなにワルいことはしてこなかったけど笑
19歳の頃っていちばん生きるのがしんどかったなと思い出しました。自分で選んだ浪人の道でしたが、なんとも言えない淋しさに常に襲われていて、受験費用を口実にバイトをして、、
とにかく誰かと一緒にいたかった。
未来がみえなかった。
でも、どこかへ行きたいわけでもなくて。

そんな感情を思い出しました。
『限りなく透明に近いブルー』を私はみつけられたのかわからないけど、自分で自分を律しながら、自分の機嫌は自分でとって、淋しさともあの頃よりは上手に付き合いながら、今日も生きてます。
またいつか読んで、その時はどんなふうに感じるのかが楽しみな一冊です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?