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求む!裁縫ボランティア

衣食住とはよくいった言葉だなと思う。

施設に入ると食と住は整えられて提供されるので
現代に見合った生活はできる。残るは「衣」。
こればかりはご本人とご家族に委ねられるので
なんとも言えないが、この「衣」が整っている人は
少ない。

事情はさまざま。
買ってきてくれても体の状態に合わなかったり
好みや着心地の問題でご本人がほっこりしなかったり
そもそも枚数が不足しがちだったり
数あればいいというものでもなかったり
数揃えるだけで結構なお値段になるのでそこに問題があったり
本人のこだわりで破れてボロボロになっても同じものだけを
着続けていられたり
また息子さんがお母様のものを買い揃えるケースも難易度高いだろう
・・そんなこんなが「衣」にはある。

無駄に多くなく自分らしくオシャレに
清潔で整ったタンスの中を保つのは私たちだって難しい。
ちょっと気を許せば崩れるもの。
施設や病院で働くとライフスタイルに合わせて自分には何が何枚
どんなのがあるといいのか考えられるようになる。

それに、「衣」を整えるには買ってくればいいという
だけではない。
ボタン付けくらいならともかく裾直しやズボンの
ゴム調整となるとそんな時間はなかなか取れない
休む間もなく動き回る中、サービス残業的に職員が縫う・・。
それが入居者様ほぼ全員分となれば結構な頻度と量なのだ。

たまに洗えるベッド柵カバーや
尿バックを包む袋などを見かけるけどいつも
ありがたいなぁと感じる。手作りの温もりもあるし。

もし裁縫が好きか得意で自分に何かできることは
ないかなと思われる方がいたらぜひ介護施設や病院の
裁縫のボランティアを提案してみてほしい。
みんな大喜びだと思う。

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