記憶が場所のパワーとなる

銀座という場所がある。

その街を訪れると、僕はとてつもなく強いパワーを感じる。

ポジティブで、キラキラしていて、活動的だ。

平日でも休日でも、たしかに人は多いけれど、その分、エネルギーもたくさん満ちている。

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あらゆる「場所」においては、毎日、誰かにとっての思い出が生まれている。

それは「記憶」という形で人々の心に残り、その場所を再度訪れた際に、フラッシュバックする。

友人とランチをした記憶、大切な人とデートをした記憶、一人で理由もなくブラブラした記憶。

そういった新しい記憶が、毎日、今この瞬間に、生み出されている。

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再びその場所を訪れた人は、昔訪れた時の記憶を、無意識に持参する。

だから、その意味で、あらゆる「場所」は「記憶」の積み重ねである。

その場所においては、様々な人間の記憶が飛び交っている。

それが目に見えないパワーとなって、僕らに、力を与えてくれる。

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横浜のみなとみらいを訪れる時、あなたは大切な人との幸福な記憶を持ち寄るかもしれない。

しかし僕は決まって、もう会うことのできない女性との、一番つらい瞬間を持参する。

そういった無数の記憶たちは、混ざり合って、キラキラした夜景の一部を作り出す。

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あらゆる場所は、様々な人間の「記憶」の積み重ねで出来ている。

新しい場所へと訪れると、その地で何かをしたという記憶や感情が生まれる。

そしてもう一度、その地に訪れた際に、無意識のうちにその「記憶」を持ち寄る。

その日、その場にいる人間が持ち寄った記憶が、その場所の持つパワーとなる

— コボ・コボボ (@cobo_cobobo) April 22, 2019

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