空を飛べたら

鳥だった頃の記憶がある

空を初めて飛んだ日のこと

今でも鮮明に覚えている

眼下に広がるグランドキャニオン

足はすくんでいたけれど

小さな翼を目一杯大きく広げて

夢中で飛び込んでいった

景色はまるで違っていて

空は自分の中心にあって

風は背中を強く押してくれた

今、あんな風に飛ぶことができたら

もっと自由になれるだろうか

今、あんな風に飛ぶことができたら

地球を愛で包めるだろうか

読んでいただきありがとうございました。また、サポートをくださる皆さま、いつも本当にありがとうございます。心から嬉しいです。今後の執筆活動のために使わせていただきます。