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ファストブレイクの攻め方にこだわりありますか?③

素敵なお写真ありがとうございます!
使用させていただきました!

こんにちは!吉永です。

今回はフリーブレイクについて書いていきます。

フリーブレイクとは?

スティールや相手のターンオーバーなど、攻守が不意に変わったときや、ロングリバウンドなど、高い位置でオフェンスが始まったときに起こりやすいファストブレイクです。主に1on0,2on1,3on2などのアウトナンバー(数的優位な状況)の状態になります。

例えば下の写真のように、1から2へのパスを赤2がスティールして攻守が後退したとします。

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この場合、赤1にパスを出して赤2と赤3が両サイドを走る(システムブレイク)よりも、そのままスティールした赤2がドリブルで運んでレイアップを狙ったほうが、速く攻めれますよね。

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もし2が一生懸命戻って赤2のレイアップを阻止しようとするなら、赤3がファストブレイクに加わって、2on1の状態で攻める。

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このようにシステムブレイクをするよりも速く攻められるときは、そのまま攻めてしまえ!っていうのがフリーブレイクです。

とはいえ、その状況に合わせて走るコースなどは決まっています。

そんなの決めずに、それぞれが最短距離を走った方が速い!!

確かにそうです。
ですが、それではオフェンス効率が落ちてしまいます。

前回も書きましたが、僕が考えるトランジションバスケットは、速くて整理された状態をキープしたまま、効率の良いシュートを打つです。

最短距離を走るだけだと、スペースがなくなったり、難しいシュートを選択してしまうことが多々あります。

アウトナンバーは決めた当たり前!!

だけど、当たり前じゃないのは、フリーブレイクが整理されていないからです。

フリーブレイクの攻め方〜2on1〜

ルール①:レーンワイドで走る

下の写真のようにどこにいたとしても、必ずフリースローレーンの延長線上を走る。

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注意点があります!
大人と子供とでは、サイズ、脚力などが違います。日本人と外国籍選手でも違います。カテゴリーに合わせてこの幅の調整は必要です。
とはいえ、延長線上の幅よりも狭くなることはありません。


もしこの幅より狭かったり、広かったりすると1人のディフェンスで2人を守れてしまいます。

狭い場合、ディフェンスはほとんど動くことなく2を守ることができます。

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広い場合、パスの距離が長いので、ディフェンスはリムを守るのに間に合ってしまいます。

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ルール②:決まったレーン(レーンワイド)を走る!!

レーンの幅で走ればいいというわけではありません。同じ幅でも走るコースがズレてしまえば、ディフェンスが守る範囲が狭くなってしまいます。

下の写真のように、1がリムの延長線上をドリブルで攻めてきた場合、守る範囲はリムから右サイドだけになってしまいます。

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下の写真のようにレーンワイドで走ると、リムの左側から右側まで守らなくてはなりません。

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2つの写真を見比べると、守る範囲が違うことがわかっていただけたと思います。


ルール③:シュートは必ずレイアップ!!

リムの前にこんなにスペースがあるのに、ジャンプショットや3Pを打つのはもったいない!
思いっきりアタックしてファールまでもらってきちゃいましょっ!!


ルール④:パスはいらない!!

いらない!は言い過ぎですね😅
でもこれぐらい極端に言わないと、なぜか目の前があいているのにパスする選手が多いんです。

目の前が少しでもあいているのなら、迷わずドリブルで進みましょう!
下の写真で1とリムを結んだ赤ラインを引いています。この範囲内に、ディフェンスが完全に入ったらパスの合図です!

ドリブルで進めます

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まだドリブルで進めます

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まだまだドリブルで進めます

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パス!!

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ルール⑤:最後のパスはバウンドパス

バウンドパスをスティールするのは難しいです。走っている状態ではなおさらです。自分がディフェンスしているのをイメージしてください。走りながら自分の足元を通るパスに触れるのか。。。
難しいですよね😁

リムに向かう選手に対するパスはバウンドパス!!

この考えはプリンストンオフェンスからパクっちゃいました😁

あとがき

またしても予定通り進まなかった。。。

すみません!次回は3on2の攻め方を説明します。

システムブレイクだの、フリーブレイクの走り方だの、シュートはレイアップだけだの、いろいろ制限があるのは嫌だなぁ

もっと選手が自由に攻めた方がいい!

そう思う人もいると思います。

もちろんその考えも1つの形です!ここに書いてあることは、あくまでも僕のやり方なので、それぞれが信じるバスケットを展開してくださいね😁


おこぼれ話

2021年始まっちゃいましたね!

新年あけましておめでとうございます!

本年もどうぞよろしくお願いいたします!!

1月2日,3日と早速試合がありました。
相手は前回ボロ負けした福島!

外国籍選手が1人不在だったり、怪我人を抱えていたりなど、いろんな運も味方して、無事2連勝できましたー!
ホームでの連勝は今シーズン初めてです。少しホッとしました。

とはいえ内容は。。。😅

土曜のゲームは勝ったものの

ミス19回、相手のオフェンスリバウン13回。

これを改善しようと臨んだ日曜日。。。

ミス25回、相手のオフェンスリバウンド16回。。。

どっちも増えとるやないかい!!😤

試合後のミーティングでこのスタッツをみんなに伝えました。
勝って良い気分になっているところ水を差すようで申し訳なかったけど😅

嫌なコーチだな。。。俺って😂

指摘ってとても大事だと思います。言う方も言われる方も良い気分はしないけど、成長にはとても重要な要素ですね。
とはいえ、指摘するタイミングは重要です。イライラしてるときや負けているとき、そんなときに指摘ばかりしていては、受け手側に怒りのはけ口だと捉えられたり、責任転嫁と捉えられる可能性もあるので注意が必要ですね!
話が逸れそうなので、この指摘についてはまたいつか書きます。


ここ数試合ですが、試合前に僕がダミーディフェンスになって宗(藤高選手)に1on1の練習をさせています。
こんな感じです↓↓↓

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彼はドライブもできるし、シュートだって下手ではない。まだまだ成長できると思うからこそやってもらっています。

とはいえ。。。

今年40歳を迎えるオッサンには辛い。。。

しかもスーツやし。。。

あのめちゃくちゃ寒い😵ならでんアリーナで汗だくです😭

宗は身体能力が凄すぎてそこにばかり注目されますが、彼の本当に素晴らしいところは努力家で真面目なところです。

彼が大学生のとき、僕は1度だけ彼と対戦したことがあります。
(もちろん僕はコーチとしてですよ😁)

その頃の彼は何ができるわけでもなく、身体能力が高いだけのアンダーサイズのビックマン!というのが僕の印象です。
(とはいえ、その頃から宗は大学の日本代表選手に選ばれていたと思うけど。。。😅)

そんな宗が今ではドライブも3Pもディフェンスもできる立派な選手に成長しています。
人並み外れた身体能力だけでここまできたのではなく、全ては彼が真面目に努力してきた結果ですね!
宗はそんなやつなんです😁

ちなみに宗との対戦結果は。。。僕らの負けです😤
インカレをかけた大事な試合だったのに。。。😭

いつかこの恨みをはらしてやるーーー!!

宗との1on1のワークアウトはたまたま人の目に触れるところで行っていますが、他の選手も練習後や試合後にシューティング、ワークアウトを行っています。
そうやって、成長できるように日々努力しています。

プロ選手の凄いプレーや、チームプレーもいいけど、練習前後のシューティングやワークアウトなど、選手個人が努力をしている姿を子供たちには見て欲しいな!
そして真似してほしい!

そしてそして!そんな彼らを応援して欲しい!!

気づいたら。。。
新年1発目の投稿なのに長々と。。。すみません😂

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます!

それではまた次回!!

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*このnoteに書いている内容は、僕のバスケットの考えなので、バンビシャス奈良のバスケットとは一切関係ありません。

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