ナラティブな時代の「私には無理」に注意
これから人が少なくなる時代には、各業界、各会社にどれだけ人が来てくれるか
これは働く人としても、ユーザーとしても、どちらもあるかと思います。
そんな中、
ビジネスやマーケティングとナラティブ(自身の経験)の親和性は大切にされているところですが
ナラティブを語ることが自己満足にならないようには注意すべきでしょう。
たとえば、バリバリモーレツ頑張り屋さんをモデルにすると
後に続く人が「私には無理」と諦めてしまう可能性があります。
少し話は変わりますが、私は大学生の頃
「仕事は大変」「仕事はイヤなもの」と(勝手に)思っていた節があり、
バイトを選ぶ時も「誰にでもできるお仕事です」を選んでいました。
やりたいことを諦める、というよりも視界に入れず、知ろうともしない
もちろん今よりも情報の少ない時代でしたので
本当に目隠しをしたような状態で社会に出たようなものでした。
今はそれとは違い、
どこからでも質を問わずにさまざまな情報を手に入れられる時代です。
発信側は、勝手な思い込みを相手に与えている可能性がある、と
思っていても大袈裟ではありません。
大変なこと、ひどいこと、辛いこと、たくさんあるけれど
自分は頑張って今活躍している。これが私の仕事だ。
そんな像を見せることは
「私には無理」を蔓延させてしまうことになりかねません。
ならば、それを黙っているのがいいのかというと、それは違います。
過去は変えられないけれど、これからは変えられる。
変える努力をしましょう。そしてそれを伝えることにより安心感を与えましょう。
そして、自分を癒すために辛さをアピールする代わりに
ちゃんと理にかなった対処をしましょう。コーチングはそのひとつになり得ます。
なんていうことを選挙の荒れた様子を見ながら思いました。
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