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会社員にはいらないかもしれないけど、フリーランスコーチには必要なもの

※この記事は、stand.fmにUPした内容をnote用に再編集したものです。


お久しぶりです。
ライフキャリア山崎です。

しばらく空いてしまいましたが、みなさんお元気でしたでしょうか。


僕は、本を読んだり映画に行ったりと、色々とインプットをしていた3月上旬でした。自分のサービスページもできたので、よかったらぜひご覧ください!



さて、今日のテーマは

「会社員にはいらないけど、フリーランスコーチには必要なモノ」です。

なんだかなぞなぞみたいですが、何だと思いますか?



もちろん人の数だけ「これ!」というものはあると思いますが、

僕が今日想ったのは「感情」です。


みなさん、仕事に感情を持ち込んでいますか?


仕事に感情を持ち込むことは正か否か。

今日はそんな視点で読んでもらえればと思います。



仕事に感情を持ち込んで、失敗した


きっかけは僕が社会人2年目の頃に経験した、

あるエピソードを思い出したからです。


僕は2007年に、小売業界の企業で人事として

社会人のスタートを切りました。



僕は元々、どちらかというと感情的な人間で、

「想い」を大切に仕事がしたい!と毎日頑張っていました。


社会人2年目となったある日、内定者研修の総まとめとして

「内定者同士の通知表」なるものをつくっていました。



内定者たちは卒業前の忙しい中、頑張ってくれました。

そんな彼らが「達成感」や「充実感」を持ってくれたらという想いで、僕は残業を惜しまず準備に取り掛かっていました。



そこに、上司が通りかかりました。


「何やってるの?」


「あ、内定者研修のまとめの資料つくってます!内定者も頑張ってくれたんで、最後喜んでもらおうと思って・・・。」


言い終わるかどうかのときに、上司の怒鳴り声が響き渡りました。


「あのさぁ、いつまでそんな事やってんの!?もっとやるべきことあるでしょ。ちゃんと成果に繋がることやってよ。」



僕は返す言葉がありませんでした。

そのまま、「はい」と行ってその仕事を取り止めました。


結局、内定者同士が採点し合う方式は残しましたが、

なるべく工数のかからない形で実施することにしました。



この時僕は思ったんです。

あぁ、自分がやりたいとかやりたくないとかじゃなく、

「求められる成果にどれだけ近いことやってるかが大事なんだなぁ」と。


これ、「コストパフォーマンス」っていいます。



感情を捨てて、得たもの


もちろん業界や仕事内容によっても違うので一概には言えませんが、

「自分がこうしたい」とか「こう感じている!」ということより、

「この仕事はどういう結果に繋がっているのか」を

ロジカルに結べた方が生産性は高くなるんですよね。



当時の上司も、どちらかというと合理的な人でしたし、

そういう観点が欠けている僕をみてイライラした部分もあるんでしょう。


今思えば、たしかにあの業務は「蛇足」でした。

そして定時は終わっているとはいえ、

会社の水道光熱費を使いながらやる仕事としては、

あまりに「余計なこと」だったんだろうと思います。


ミッションがあって、給与が出ている以上「個人の感情」よりも

「その仕事で求められている結果を優先する」。

ふつうに考えたら、そうですよね。


たとえば僕が野球選手だとして、

チャンスで送りバントのサインが出た時に

「僕はホームランを打ってお客さんを感動させたいんだ!」って、

指示を無視して打ちにいったら後から怒られますよね。


野球と同じく、仕事もチームプレーである以上、

全員で成果に向かって真っ直ぐに進んでいく。

その姿勢は求められてしかるべきだと思います。

実際、その視点を身に着けて大きく成長しました。



人事では責任ある仕事を任せてもらい、

最年少で課長にもなれたし、

転職先の人材業界でも営業として高い成果をあげることができた。


「仕事は仕事」としてやる。

そのなかで、おまけとして自分の「やりがい」を求めていく。


この視点を持てたからこそ、

成果に対してもどん欲になれたんだと思っています。


まずは、感情を捨てたことで得たものを挙げてみました。



感情を捨てて失ったもの


一方で、失ったものはなんだろう。

それは、「感性」「共感性」です。


厳密にいえば、失ったというより

「身体の奥底に押し込めている状態」と表現した方が

正しいかもしれません。


仕事をしているときは「合理的な考え」が

優先するようになりました。



段々とそのやり方にも慣れていきましたが、

それでも身体の中に抵抗はあったのかもしれません。



一度、社会人4年目の頃に、映画を観て泣いたことがありました。


「阪急電車」という映画で、

クライマックスにおばあちゃん役の人が電車内で

大声で話すおばちゃん軍団に説教をかますシーンがあるんです。


あのシーンで、なぜか僕は涙が止まらなくなりました。



今思えば、自分がどこかに置いてきた「感情」を丸出しで、

人に向き合っているおばあちゃんの姿を見て、

琴線に触れたのかもしれません。


その後「合理的な考え方」を更に習得していくなかで、

そういったことは少なくなりました。



僕は、そんなスタンスで14年間仕事をしてきました。


「そう言えば最近、あまり泣かなくなったなぁ」と思います。

年齢の成果もしれませんが、そうじゃないかもしれません。



島田紳助さんが、以前こんなことを言っていました。

「テレビで売れているタレントほど、よく泣くという法則があります。彼らは物事を頭で記憶するんじゃなくて、心で記憶する。だから、トークをするときに伝わる話になるんです。だから、絶えず『心』で記憶できるよう、いつでも『感じ』られるよう、『心』を敏感にしておかないといけないんです。」


仕事で成果を残すために、

僕は心を敏感にすることを14年間禁止していたんでしょう。

そりゃあ、衰えます。



フリーランスコーチに必要な「感情」


さて、僕が今身を置いている「フリーランスコーチ」という世界。

この世界で、「感情」というものは必要でしょうか。


もう言うまでもありませんね。

間違いなく必要でしょう。


僕が提供している「対話」というサービスは、

心の交流でもあると思うんです。


そんなときに、島田紳助さんの言葉を借りるなら、

「頭できく人と心できく人」、

どちらに話をしたいと思うでしょうか。


コーチングの魅力を伝えるとき、

「頭で記憶したことと心で記憶したこと」、

どちらを伝える方が、より魅力的に伝わるでしょうか。


心ですよね。


僕は、まったく別のものが求められる環境に来たんだと、

いま改めて実感しています。



この環境で大切なことは、

「感情的に生きる」こと、

「心を敏感にしておく」ことです。



先日、子どもの頃の自分を迎えにいく、という記事をnoteに書きました。


感情をなるべく出さないように生きてきた14年間。

上手くいったことが沢山ありましたが、

いま頼るのはまさに、

感情にまみれていた子どもの頃の僕なのかもしれません。



僕はこれから、

もっともっと魅力的な人間になっていくために、

「感情」というなの子どもの頃の自分を迎えにいこうと思います。


今日も色々とインプットをしている中で、

そんなことが自分のなかで繋がりました。



環境によって常識はひっくり返る


ということで、会社員にはいらないかもしれないけど、

フリーランスコーチに必要なモノ。


それは感情であり、心であるということです。



もちろん、業界や会社や仕事の内容によっては

「感情的に生きる」ことが必要なものもあるでしょう。


ただ、僕を含めた多くの会社員の人達は、

仕事で求められる成果を出すために、

職場の人間関係を円滑にするために、

「自分の感情は脇に置いて」日々頑張っているものです。


それはそれでひとつの正解かもしれませんが、

フリーランスコーチとなった今、

その常識もすべてひっくり返ります。



僕は、心のなかに押し込めた

「感情的な自分」を思い出すために、

日々を心の赴くままに生きていこうと決めました。


僕の決意表明のような投稿になりましたが、最後に。


あなたの仕事では、「感情」はどう扱うべきですか?

そしてそれは、あなたの思い描く生き方ですか?



そんなことを一度自分に問いかけてみると、

なにか発見があるかもしれません。


今日はその質問で終わりにしたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


山崎 将吾



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