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コーチ・カウンセラー・キャリコンは儲からないのか?

「コーチ・カウンセラー・キャリコンは儲からない」という話があります。正確には稼げている人も多数いるわけですが、まだまだ市場が大きくなっていないし、大きくなりにくそう・・・というのが大方の見方でしょう。

自分自身、コーチであり、キャリアコンサルタント・キャリアカウンセラーとして仕事をしている身として(時間的ボリュームとしての本業は企業人事ですが)、こうした職業の社会的意義はとても大きいと思っていますし、稼げるようになってくればそれに越したことはないと思っています。
一方で、「キャリアの悩み相談、勉強や仕事の計画、内省なんてものは自分一人でもできるじゃないか!」という意見もあります。確かにそうなのですが、①学び方・学ぶ内容の変化、②職業の中での必要なスキル変化の二側面から、確実に稼げる仕事になると私は考えています。

①学び方・内容が変われば説

コーチングやカウンセリングの目的を自己成長・ウェルビーイング向上として捉えるならば、多くの人は「自分でできると思い込んでいる」節があるのではないでしょうか。(もちろん、実際にできる人もたくさんいると思います。)
今、様々な記事、動画、本などで、知識やある程度のノウハウはすぐ手に入る時代です。生成AIを誰でも使えるようになっている昨今、この流れは明らかに加速すると思われます。
ただし、それを実際にどう使うのか、生きた知として用いるのかについてはやってみないとわかりませんし、その使い方で合っているかといった検証も必要です。また、「人としての器をどう大きくするか」のような抽象度の高いテーマだとなかなか「知る」だけでは厳しいものです。言い換えると、知恵と人間力みたいなものは、その人のことを深く理解し、伴走してくれるコーチやメンターとの対話などの機会がなければなかなか身につくものではないのです。
学ぶコンテンツが充実していくにつれ、このあたりに気づいていく人も増えると思われます。そうすると、まさしくコーチやキャリアコンサルタントの出番ですね。
メンタルカウンセリングに近い領域で言えば、いよいよ心が折れた時に病院に行く時代から、心の健康を常々メンテナンスしていく考え方に少しずつ移ってきているように思います。まだまだ、ヨガやサウナやソロキャンプなどがその主流かもしれませんが、心身を整えるための対話にお金をかけるという考え方も増えていくと思います。そうなれば、必然的にカウンセラーやキャリアコンサルタントの価値が高まっていくわけです。

②いろいろな職業の中でコーチング・カウンセリングスキルが重要視されていく説

こちらは、例えばコーチングで言えば、コーチングの専門家・教える人として、コーチの仕事が増えていくというパターンです。講師やメンターコーチのような役割ですね。
組織のマネージャーや人事の仕事をしている人で、コーチングやキャリアコンサルタント資格を取得する、スキルを学ぶという人はすでにたくさんいますが、他の職種でもレベルアップ、付加価値向上のために対話スキルや対人支援の知識・技術、人に対する深い理解などが必要だと考える人が増えてくると思います。最低限の接客や顧客対応ならばロボット・AIが担う時代にあっては、人間のできること・すべきことがそうした領域になるからです。

これから必要なもの(私が取り組んでいきたいこと)

このような変化の中で、コーチ・カウンセラー・キャリアコンサルタントは確実にニーズが高まっていくものと考えています。そのために、活躍できる対人支援者、とりわけベースとなる汎用的な対話のスキル・能力の高いコーチ・カウンセラー・キャリコンが増えていくことが望まれます。しかしながら、〜〜コーチングスクールや⚪⚪協会といった「各流派」の理論に従った上手なセッションの仕方までは教えてくれるけど、その時・その場のクライアントに必要な対話(それはコーチングかもしれないしカウンセリングかもしれないし冗談で和ませることかもしれません!)を展開すること、そのコーチの力が最大限に発揮できる形での対話の仕方を教えてくれるところはまだまだ少ないのではと感じています。
あわせて、②で書いたような、対人支援者以外の人へのスキルアップのサポート、さまざまな仕事の中でコーチング・カウンセリング的要素を使いこなしていけるようにするためのレクチャーも必要だと考えています。
まとめるならば、これから、個人の状況・特性に応じて「対話力」を確実に高めていけるようなプログラムを提供していきたいと思っています。


◇ぜひ一緒に対話スキルを磨いていきましょう◇
コーチ・コンサル・カウンセラーのための対話力向上×強み創造プログラム


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