Kosei|キャリアと対話のコーチ

大手メーカーを経てコンサル企業にて人事職。複業でキャリア相談・コーチング。人事コンサル…

Kosei|キャリアと対話のコーチ

大手メーカーを経てコンサル企業にて人事職。複業でキャリア相談・コーチング。人事コンサルタント職も経験。研修講師、面接やメンバー育成なども含め、「対話と、対話を通じた人の成長に関すること」が仕事・キャリアの多くを占める。キャリアコンサルタント、GCS認定プロフェッショナルコーチ

最近の記事

傾聴の段階 ー何を聴くのかー

傾聴には段階があると言われます。 よくある区分としては、「聞いていない状態」〜「言葉の背景や思いも含めて聴きとる」までの段階を指しますが、ここでは『何を聴くのか』という観点で少し整理してみたいと思います。 注:経験も踏まえた私の独自の解釈です! 1.語られたことをきちんと聴く 話の流れと語られたことを理解しているということです。まずは、相手が話している事実を理解していること。さらには、相手の発した言葉の意味を「正しく」理解するということです。同じ言葉、同じような出来事でも

    • コーチって・・・何者?

      「コーチングとは?」という記事や解説の類を読んだ、書いたことのある人は多いと思います。 一方で「コーチとは?」という記事は、ざっと検索しただけですが、そう多くは見つからない(というよりも、「コーチングとは?」の記事が多数ヒットする)ように思われます。 スポーツを中心に「コーチ」という存在自体は聞いたことがある人も多いので、わざわざそういったワードで調べないのかもしれませんし、聞いた瞬間に何となくわかった感じがする、というのが率直なところでしょうか。 コーチの語源が馬車であると

      • あなたのコーチ・コンサルタント・カウンセラーとしての強みって?

        コーチ、コンサルタント、カウンセラーとして活躍していくにあたって、あるいは、「売れていく」にあたって必要なことの1つが、その人なりの「強み」です。 ここでは特に、スキル面での強みについて考えてみたいと思います。 自分自身を例に出して考えてみます。 そもそも、私が最初にコーチングを学ぼうと思ったきっかけの1つは「なんとなく、話を聞くことが得意と思われているし、得意だと思っている」と感じたということなのですが、これを掘り下げてみると 「基本的な態度がニュートラル(中立的)」

        • コーチングをファシリテーション・プレゼンテーションに活かす

          一対一の対話・会話は得意だけど、大勢の前で話すのは苦手。 そういう方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。 対話のプロとも言えるコーチ、カウンセラーとして活動している人の中にも「研修講師もやってみたいが、苦手意識がある」という方がいらっしゃると思います。 ところで。 剣豪・宮本武蔵が1人で複数の敵と対峙する際にどのような戦法をとっていたのか、ご存知でしょうか。 なんと「逃げる」ことです! 実際には逃げ切るのではなく、集団から離れて一対一の構図を作るところにその意義があ

        傾聴の段階 ー何を聴くのかー

          「コーチングの言葉って変じゃないですか?」

          「理想の未来が訪れたとき、あなたはどんな表情をしていますか?」 「あなたにとって何が妨げになったのですか?」 コーチングの教科書にはそんな質問のフレーズが書かれていることがあります。これらが(もちろん使い方によりますが)「良い質問」であることは間違いない一方で、なんとなく違和感を覚える人もいるのではないでしょうか。あるいは、実際に使ってみたら、クライアントが「???」とフリーズしてしまった、など。 なぜこれらが”変”なのか。教科書的に書いてあるからこそ、”変な言葉”になっ

          「コーチングの言葉って変じゃないですか?」

          コーチ・カウンセラー・キャリコンは儲からないのか?

          「コーチ・カウンセラー・キャリコンは儲からない」という話があります。正確には稼げている人も多数いるわけですが、まだまだ市場が大きくなっていないし、大きくなりにくそう・・・というのが大方の見方でしょう。 自分自身、コーチであり、キャリアコンサルタント・キャリアカウンセラーとして仕事をしている身として(時間的ボリュームとしての本業は企業人事ですが)、こうした職業の社会的意義はとても大きいと思っていますし、稼げるようになってくればそれに越したことはないと思っています。 一方で、「

          コーチ・カウンセラー・キャリコンは儲からないのか?