コーチングサービス変更の背景①コーチングをする中での気づき
私が「魂」の観点も大切にしたコーチングをやろうと思った流れについて書いていきます。
なお、衝撃の事件も宇宙人との遭遇も出てこないので期待せずに読んでいただけると幸いです。普通に、大きな不自由なく暮らさせていただき、時々嫌だなーということやモヤモヤで落ち込みつつも、それもよくある範囲。普通のコーチが、日常の中での気づきから、「これだな!」というところに辿り着いたという、そんなお話です。
長くなるので3回に分けて書いてみたいと思います。
①コーチングをする中での気づき
コーチングにせよ、仕事でのメンバー育成にせよ、子育てにせよ、手段や理論はあくまでそれでしかなく、どうやっても上手くいくときはいくし、いかないときはいかない、ということを時々感じていました。
ある意味で、コーチングの技法に磨きをかけても、そこには限界があるなと感じたのです。
同時にただ穏やかに聴いていくだけで全てが解決されることも感じましたし、こちらは本当に何もしていないつもりでもクライアントさんから「おかげでこんな良いことがありました」と報告いただくこともありました。
「現次元」のコーチング、すなわち論理と感情にフォーカスして「言葉と頭」でかかわっていくことは、もちろん十分に有効なのですが、もしかしてより大切な本質は、最もしっくりくる言葉で表現するならば”祈り”ではないかと感じはじめたのです。
”祈り”の定義は難しいところではありますが、概ね次のようなあり方をイメージしています。愛を持って、ただニュートラルに話を聴き続ける、相手のことを思う、そうした場を楽しむ。力ではなく心を込める。自分を信じ、相手を信じる。出来事を大きな流れの中にあるものとして、良し悪しで判断せず、その事象や気持ちに、ただ一緒に向き合う。そして時に神や宇宙といった超抽象的な視点から考えてみる。感情、感性、体感を通じ、表面的なやりたいことではなく、「魂レベルでどうしたいのか」を聴き取る、一緒に意味を創る・・・。
コーチングはスキルではなく在り方である、とか、自分で内省する際には上記のような捉え方が大事だと知ってはいながら、対人場面、コーチングにおいては意識的には実践していなかったのですが、この度、「やっぱりここだ!」と思いはじめたため、ふんだんにコーチングの中に取り入れてみることにしたのです。(注:これらは、特定の宗教観に根ざした話ではなく、森羅万象、あらゆる多様な命を大事にするあり方です。)