見出し画像

小学生の私と「鬼まんじゅう」

こんにちは
働く女性専門のライフコーチ
蒼井櫻子です


さきほど、とても切ない気持ちになったので書きます。


今しがたスーパーで「鬼まんじゅう」を発見。
思わず買い物かごに入れてしまいました。
それは美味しそう!という理由ではありません。

「鬼まんじゅう」は、戦中、戦後の食糧難の時代に、比較的手軽に手に入ったさつまいもと小麦粉を使ってつくられ、米の代わりの主食として広まった。角切りにしたさつまいもの角がゴツゴツ見える様が、鬼のツノや金棒を想起させたことからこの名がついたといわれる。地域によって「芋ういろ」や「芋まん」「芋まんじゅう」など、さまざまな呼び名がある。

農林水産省「鬼まんじゅう 愛知県|うちの郷土料理」https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/onimanju_aichi.html


私が4年生まで通っていた小学校には
いろいろな面白い行事がありました。

5年生で転校したときに
以前の小学校がちょっと変わっていることを知りました。

あるとき、郷土料理について勉強するということで
「鬼まんじゅう」を作って
みんなで食べたという記憶があります。


その小学校での思い出は2つだけ。
・「鬼まん」プレーンと黒糖バージョンを作った
・担任の先生に殴られた

その学校での記憶は
あんまり思い出せないのですが、
「鬼まん」をスーパーの棚で見たとき
先日帰省したときのモヤモヤがよみがえりました。


嫌な小学生。


実家でゴロゴロしていたとき。
母が私の作品を収めたファイルを
ニコニコしながら見せに来てくれました。

学校での作文やら
どうでもいいメモに書いた謎の反省文やら。

一つずつ確認し、母の娘への想いに
ぽかぽかしたものを感じます。

そのうち、1枚藁半紙を見つけました。
学年通信です。

全3クラスの学級委員の作文が掲載されていました。
年度末の最後の発行だったのかな。

2組は私です。


1組・3組の作文はとても子どもらしく、
「これからもお友達と仲良く遊びたいです」とか
「サッカーをがんばって上手になりたいです」とか
読んでいて気持ちが和むような内容でした。


ところが、2組の私の場合は


「学級委員としてクラスの全員を
 きちんと整列させることが出来ました」

短い作文であるにもかかわらず、
ただひたすらに学級委員として
自分がどれほど働いたかを書いていたのです。


え、すごいやなやつじゃん。


私の作文には同級生に対する
思いやりの言葉など
どこにもなかったのです。

ほかにもファイルには
読書感想文が入っていました。
ヘレン・ケラーの伝記を読んで書いたものです。
これは受賞したものでした。


「ヘレンはどうしてお人形をこわしちゃったの。
 お人形だって生きているのに。」


そうだ、この文がよかったと言われたんだ。
まったく思ってもいないのに
大人ウケする言動を知っていた私。


私の「子どもが苦手」な理由はこれです。

子ども時代の自分が
ズルくて、上から目線で、嫌なやつだったから。


「私、すごいやなやつだったんだよ」

当時の反省の弁を述べつつ
「持っていっていいよ」と言う母に
サッとファイルを返却しました。


「鬼まん」3個セットを見て
大嫌いなかつての自分を色濃く思い出しました。


「自分の黒歴史を反省しなさい」

神様にそんなことを言われたような。
ぐっと唇をかんで、購入。

今、2個食べました。
おいしい。切ない( ;∀;)つらーい。
明日の朝、3個目をいただくことにします。


現在、コーチングの無料モニターさんを募集しています。
こちらのリンクからセッション予約してくださいね(^^)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?