今回のマラソントレーニングを振り返る
9月17日はシドニーマラソンでした。
本番に向けて本格的にトレーニングを開始したのが今年の4月。それからマラソン当日までの月間走行距離はこんな感じです。
まずは月200キロを目標としてトレーニングを開始して、少しづつ距離を伸ばしていこうというプランだったんですが、思い通りにはいきませんでした。
人生思いもかけないことが起こるもので、6月と7月は車のない生活を強いられました。そのため普段の倍近い時間を通勤に費やすことになったのに加えて、娘の睡眠が乱れたのもこの時期です。
そんなこんなで6月と7月は走行距離が100キロにすら届かないという事態に。これは今でも悔しいです。
予定していたほど距離を走れなかった今回のトレーニングですが、学びや気付きはたくさんありました。
今回のトレーニングで得た学びと気付きは以下の4つ。
走行距離が命
走るコースを限定する
重心移動がとても有効
家族、仕事、ランニングのバランス
一項目づつ説明します。
1、走行距離が命
走行距離は命だと気づかされました。
マラソンという競技の性質上、早く走れるようになるためにはしっかりと距離を踏むことは避けて通れません。
もちろんスピード系のポイントトレーニングも必要ですが、それはしっかりとした月間走行距離が土台にあって活きるもの。距離を稼いでいないのにポイントトレーニングをしてもその効果は薄いと気づきました。
要は、月間走行距離 > スピード練習。
まずはコツコツと走ることが大事、という当たり前のことを再確認したわけです。
2、走るコースを限定する
スティーブ・ジョブズがいつも同じ服装をしていたのは有名ですね。あれは毎日服を選ぶのに使うメンタルエネルギーを節約するためだったんだとか。
ランニングのコースにも同じことを思いました。
コースは決まってる方が楽。
もちろん新しい場所を走るのは楽しいし、モチベーションにも繋がるのは間違いないです。でも個人的には、毎日のように走るならコースを限定したほうが楽という考えに至りました。
特に走りたくない日はコースなんて選ぶのもかったるいので、決まったコースを脳みそ機内モードをオンでとにかくこなしたいです。
ランニングのコースは決まっていたほうが断然楽です。
3、重心移動がとても有効
脚で押して走る意識よりも、上体を傾かせたときの重心移動で前に進む方が、脚が疲れずに走れている気がします。
重心移動を意識して走っているときは、一歩づつの着地から足が地面から離れるまでの「転がり」に気をかけて走るようにしています。これだけで走る効率が上がったよう感じるんです。
自分の感覚として脚を温存しながら走れているというだけで、実際に温存できているのかは分かりません。けれど自分の感覚も大事にしたいので、重心移動で走るを3つ目の気付きにしました。
4、家族、仕事、ランニングのバランス
これが4つの学んだことのなかで一番大事かもしれません。
今回のトレーニングを通して、今の生活環境で自分がランニングに費やせられる時間がなんとなく見えてきました。具体的には、月間300キロ程度だと考えています。
それ以上走ろうと思うと、家族との時間を犠牲にしたり、仕事に支障がでてきたりする可能性があるかもしれません。
一番大事なのは、家族との時間をどこまでランニングに充てられるのか。
うちはオーストラリア在住で、僕と嫁の家族は日本在住です。なので娘の世話は僕たちだけでやっています。そして共働きなので毎日がなかなか慌ただしい生活を送っています。
そんな生活のなかで、一体どれだけの時間をランニングに使えるのか。トレーニングの効果が出るか出ないかはここにかかっていると言っても過言ではありません。
正直、月200キロ以上走るのでもかなり工夫しないとダメでした。もちろんトレーニングを積んで走るスピードが上がれば距離を稼げるようになりますが。
なんにせよ、家族、仕事、ランニングの3つを生活のなかでどのようにバランスを取っていくのか。試行錯誤あるのみですかね。
以上、今回のマラソントレーニングから学んだ、気づいた4つのことでした。
これらの学びを参考に、これからもサブ3を目標に日々走っていきたいと思います。
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