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ダークソウルをプレイしてみたら、人生と同じだった

去年からティアキンをプレイしまくっていたところ、オープンワールド疲弊に襲われました。オープンワールド系ゲームをやり過ぎることによって起こる、疲労感や倦怠感の総称です(僕が勝手に造った症状です、あしからず)。

ティアキンはやれることが多いのが楽しいゲームです。でも、逆にそこが疲れの原因にもなりえます。マップ広過ぎ。やる(やれる)ことあり過ぎ。コログ多過ぎ。なんだか疲れる。

そんなわけで、ティアキンの箸休めとして違うゲームをプレイすることにしました。選んだゲームは、ダークソウルリマスター。

フロムソフトウェアが誇る、高難易度アクションRPGの金字塔です。

高難易度で有名というだけに、Googleでダークソウルを検索すると2番目くらいに「ダークソウル 難しい」が出てきます。

でも、実際にプレイしてみると、皆が言っているほど難しくない気がします。何て言うか。難しいことは間違いないんです。確実にこちらを殺しに来てます。でも、まったく歯が立たないとか、理不尽な難しさではないです。

しっかりとゲームと向き合って、自分が成長する気があればできるよ、このゲーム。そんな感じです。

とはいえ、死にまくっています。ボス戦ともなると少なくとも10回は死にます。ダークソウルのボス戦は初見だと「こんなんどうやって倒すんだよ」という絶望感のなかボコボコにされて死ぬ、というのが当たり前です。

しかし、何度も、何度も、何度も、何度も殺されているうちに、不思議とそのボスの動きが見えるようになってくるんです。そして攻撃のパターンを把握したら、自然とそれに合わせたタイミングで動けるようになっていく。

ダークソウルを通して、人間ってのは学ぶ生き物なんだなと実感させられます。

変な話ですけど、僕はこの手のいわゆる「死にゲー」が肌にあっているようです。死にまくっていてもあまり精神的なダメージにならないし、むしろ何度もボスに殺されることに清々しささえ感じる。コツコツと敵の動きを覚えて、自分の立ち回りが上達することが楽しいです。

大体僕は、なんでも最初から上手くいくことなんてほとんど無い、と普段から自分にい聞かせているような人間なので、ダークソウルでも敵に殺されることにあまり抵抗がないんです。

人生は上手くいかないもの、っていうのが生活していく中での大前提だと僕は信じていて、これは生きとし生けるものはすべていつか死ぬ、という事実と同等くらいに普遍的だと考えています。

生きていくのって辛いことだし、大変なことも多いし、失敗することだってたくさんある。だからその事実を日頃から自分の意識に擦り込んでおきたいんですよね。そうすることで期待しすぎたり失敗に落ち込み過ぎずに、粛々と過程を積み重ねていけるように思うんです。

ダークソウルには、この人生のきっと大事であろうエッセンスを感じられる歯ごたえがあるんです。だからすごい好き。

きっと僕がマラソンに打ち込むのもそのせいかもしれません。マラソンって絶対に辛いんですもん。人生と一緒で。


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