えんさんの今週の1冊 #1
始まりました。「えんさんの今週の1冊」
このコーナーが始まったきっかけはコチラより。
【予告】えんさんの今週の1冊(本の紹介)始めます|コーチング活用研究会 (note.com)
初回ということもあり、今回はザ・コーチングな本を。
ザ・コーチ 最高の自分に出会える『目標の達人ノート』 谷口貴彦著
読みやすさ度★★★★★
在り方重視度★★★
実践しやすさ度★★★★
持ち運びやすさ度★★
こんな人にオススメ
・なりたい自分像はあるけど何から始めたら良いか分からない人
・頑張っているけどなかなか上手くいっていないことがある人
・部下育成や子育てで悩んでいる人
・改めてコーチングの魅力や効果を感じたい人
あらすじ
主人公の星野(36歳)は住宅メーカー営業部の万年係長。人柄もよくそれなりに人望もあるのだが、肝心の販売成績がなかなかふるわない。
ある日、期待を寄せていたお客に逃げられた星野は、むしゃくしゃした気持ちを静めるために、いつもの公園に出かけた。そこに偶然現れたのは、どこか見覚えのある一人の老紳士だった……。
その老紳士と毎週火曜日に話をしていくことで星野がどんなことを得て、どんな変化をして、どこに辿り着くのか?
コーチングセッションを受けることでどうなるのかが分かりやすく書かれた本。
こんなところがコーチング的
コーチングの本なので全部コーチング的なのですが(笑)。
僕が特にコーチング的だと感じたのは「目標」「目的」「夢」「ゴール」「ビジョン」の意味や位置関係について書かれている(描かれている)ことです。これが分かることでなりたい自分になるプロセスがハッキリしていきます。
あと、想いを言語化すること。「夢を」の後にどんな言葉を付けると自分がやる気になるかについて「掴む」「叶える」「形にする」等いろんな表現の中で自分が選ぶ言葉には大事にしたい価値観があるなと思いました。
この本のココが好き
サラリーマンの僕としては物語の内容がとてもイメージしやすかったです。主人公星野の家族も出てくるのでコーチングの効果はクライアントだけに限られたものではないんだなということも実感できます。
僕自身もコーチングはセッションを受けることからスタートして、僕1人だけがセッションを受けて前向きになれるだけではなく、僕がセッションを提供できるようになったら職場のメンバーのモチベーションや率を上げて業績向上に繋がる!と想ったことが学び始めたきっかけなので、セッションを受ける⇒提供するという共通点もあって嬉しく感じています。
また、この本を読むこと自体がコーチングセッションを受けているように感じて「自分ならどうだろう?」と考えながら読み進めることができます。小説風になっていて読みやすいのでビジネス本が苦手な方にも「コーチングって何だ?」が伝わりやすいのも魅力です。
最後に
この本が発売されたのは2009年。
こんなに分かりやすい本があるのに15年が経過しても全然コーチングが日本に定着していないな~と思うと残念な気持ちもあります。国民性に合わないのか?とも。
でもコーチングの良さを知ったからには、できるだけ多くの人にコーチングを知って欲しいし体験して欲しい。それに少しでもこのマガジンが貢献できるよう頑張ります。
今回は初回ということで典型的なのコーチング本で「こんな感じで書いていきます」というご紹介も兼ねて書きました。次回からは色々な本をコーチング的視点で読んで紹介していきますのでお楽しみに!
最後までお読みいただきありがとうございました!