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えんさんの今週の1冊 #6

副代表の遠藤(通称えんさん)です。

このマガジンでは読書好きな僕が毎週1冊の本をコーチングの視点から読んで紹介しています。
過去の記事はコチラ。

今回の本はコチラ。
「自分を変える」ということ 齋藤直子・木村博美 著

読みやすさ度★★★★★
在り方重視度★★★★
実践しやすさ度★★★
持ち運びやすさ度★★★


こんな人にオススメ

・今、うまくいっていないと感じる
・自分を変えたい、変わりたい
・自己信頼を上げたい
・物事を深く考えたい
・分かりやすい哲学の本が読みたい

本の内容

アメリカの偉大なる哲学者・エマソンの思想を「会話形式」でわかりやすく解説した本。

エマソンの思想は、アメリカでは自己啓発と成功哲学の源流となり、個人主義とアメリカンドリームをもたらした。

日本ではあまり知られていないが、近代アメリカの成功者で、エマソンの影響を受けなかった人はいないと言われるほどだ。

哲学者ニーチェをはじめ、近年ではオバマ前大統領、日本では福沢諭吉や宮沢賢治などにも大きな影響を与えている。

一度きりの人生、誰もがベストの自分で、最高の人生を送りたいと思うだろう。

それを可能にするメソッドをふんだんに盛り込んだ一冊。

こんなところがコーチング的

コーチングって自分が何を目指してどう行動するかを決めるので、自身に対する理解そして信頼があってこそ前に進めます。

その自己信頼のために必要なことについていろんな場面でこの言葉と共に書かれているので、ぜひコーチングに関わる人(コーチもクライアントも)に読んでいただきたい本です。

例えば、

自分の考えていることをきちんと言葉にして語る、(中略)そうすることによって考えが整理され明確になる。そして他人と語り合えばものの見方や考え方が広がり、深まっていく 

97ページ

自分の直観や考えを信じ、それを自分なりの言葉にして表現し、他者に投げかける、というプロセスを経て獲得していくのが自己信頼

98ページ

それってまさにコーチングセッションやん!と読んでいて興奮してしまいました(笑)。

セルフコーチングというやり方もあるけど、コーチを相手にしたセッションでは自分が考えていることを言語化してコーチに伝えます。

その際、自分が選んだ言葉、発した言葉の口調から気づけることもあるし、コーチの反応(リアクションだけでなく次の質問やフィードバック)から気づけることもたくさんあります。

そうすることでものの見方や考え方が広がり深まるのがまさにコーチング的だなと思います。

この本のココが好き

哲学の本って難しいイメージがありますが、この本は会話形式で進むので読みやすいところが好き。

そして、未來の質問に先生が答える流れが多いのに、なぜか読んでいると深く考えることができてまるでコーチングを受けているような気分になれるところも好き。

未來の質問が「そうそう!それを僕も知りたい!」と思うことや、先生の答えが「そういうことか!」と分かりやすかったり、未來の「こういうことですね」という発言が更に分かりやすくしてくれるのでとても読みやすいです。

そしてさすが哲学者についての本なので名言がたっぷりなのもこの本の好きなところ。

たくさんの言葉をパワーアップノートに記載したのでちょっとだけご紹介。

「不遇な時こそチャンス」という理由は、ひと言でいえば、思考する機会に恵まれているということ

18ページ

信念は「今の心を信じる」と書く

197ページ

人は起きている間の46.9パーセントもの時間を「今」ではなくて「過去」や「未来」のことを考えながら生きている

208ページ

あと、「自分に正直に生きる」ということが繰り返し言われているのも好き。

実際に生きていると自分に嘘をついたり自分を後回しにしたりしながら生きることが求められている(ように感じてしまう)ことが多いですからね。

もっと自分を大事にしてあげようと思いました。

最後に

本との出会いって不思議なもので、実はこの本、コーチングのために買った本じゃないんです。

ちょうど1週間前、ブックオフで220円未満の本が並んでいるところを見渡していてタイトルが面白かったので「家に置いてたらいつか読むかな~」と思いながら購入しました。

タイトルというよりも『不遇のときこそ、「変われる」最大のチャンス!』の「不遇」という言葉に何となく惹かれまして。

長くサラリーマンやってると不遇の時期ってあって、その状況を変えるには自分が変わるしかないんですが(変わったとしても更に不遇になる時も 笑)、僕自身のそういう時代を思い出したので興味が出ました。

で、積読をしておくハズが、なぜか購入した翌週明けに吸い寄せられるように手に取って通勤時間に読んでみました。

そしたら今の僕にピッタリで、更に言うとコーチングにピッタリ!

コーチングのことについて書かれた本ではないのに、まさに「コーチングの視点で読んで」このマガジンで紹介することにしました。

この本をこのタイミングで読んだからこそだと考えると、僕が続けていくこのマガジンも、今すぐじゃなくても必要な時に必要な人に届くのかもな~と思うと更にやる気が出てきました。

たくさんの人に届けるためにもコーチングっぽくない本もコーチングの視点で紹介していきます。

いや~今回の本は驚いたし元気になった!元気になれるって嬉しい!

そんな元気をもらえたことに感謝。

最後までお読みいただきありがとうございました。

もし良ければ過去の記事も併せてご覧いただけると嬉しいです。

コーチング活用研究会のフォローや各種プランへの入会も大歓迎!

それではまた来週。


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