読書録「ずるい考え方~ゼロから始めるラテラルシンキング入門~」
本日もお疲れさまでした。
先ほど読み終えた本が面白かったので、読書録を更新です。
企業でメンターやカウンセリング、研修企画など、個人向けにコーチング・キャリアコンサルタントとして活動をしています。
コーチング等をご希望の方は「クリエイターへお問い合わせ」からご連絡ください。
ずるい考え方~ゼロから始めるラテラルシンキング入門~/② 著者:木村尚義
こちら、2014年10月31日発行で全201ページの読みやすい本。
今ならキンドル版でアンリミテッド会員は無料で読めます!
この本との出会い
この本に引き合わせてくれたのは、松岡圭祐さんの著書「特等添乗員αの難事件(角川文庫)」です。そこで初めて「ラテラルシンキング」という名前を認識しました。
特等添乗員~は対に「ロジカルシンキング」も出ていたので、余計にラテラルシンキングの在り方が浮き彫りになりました。
そして、ラテラルシンキングをちゃんと知りたいと思って探してたどり着いたのがこの本です。
読んでみて初めて「自分の思考はラテラルシンキングだったのかも…?!」と腑に落ちて少々気が楽になったことも発見。
と、いうのも組織で働くうえではロジカルシンキングが求められます。
私自身それができないことはないものの、ついつい出てしまう突拍子もない発想。
自分の発想や考えをロジカル好きな方々に説明ができなかったり、受け入れられなかったりと、困った経験もありました…
この本について
この本ではラテラルシンキングから生まれた発明や経済観など、事例や考え方の練習まで載っているので、何か突破口を見つけたい人におすすめです。
まるで小学生の時にクイズやなぞなぞの本を読んでいるかのようなワクワク感で読み進めることができます。
その中で特に印象に残っているのが「セレンディピティ(serendipity)」という日本にはない言葉。
何かを探しているときに、それとは別の価値あるものを偶然見つける力
言い方を換えれば「偶然を偶然として無視しない力」「偶然を何かに関連付ける力」
偶然を紐づける力は、スピリチュアル的に捉えられて敬遠されることもありますが、個人的にはとても重要だと思っています。
自分の経験や体験、人からの援助により受けた何かが自分の血肉になり突然現れたりすることは実際にあって、それが良縁や新しい何かを生んでくれます。
実は松岡圭祐さん著の本とは大学時代に「千里眼」が最初の出会い。
戦うカウンセラーという言葉にひかれて読んだ記憶があります。
その時経済学部だった私が今は心理職。そして、今回のラテラルシンキングとの出会いも松岡圭祐さん関連でつながっています。
そしてこの本を読んで新しい事業へ思いをはせている自分がいる。
ここと繋げたら新しいことできるかな?
このリソースを使えば数珠つなぎで目的にたどり着くかもしれない!
うまくいくと芋づる式に新しいあれやこれやが・・・
なんだかワクワクします。
これから必要になる発想力
ラテラルシンキングはVUCA時代の考え方として、かなり重要ではないかと思います。
ラテラルに考えてロジカルに確認する。
そんな行き来がイノベーションを創出するのではないでしょうか。
また、ロジカルシンキングはNLPや課題解決型?コーチングに似ていて(勉強不足な分野なので感覚値で話しています)、ラテラルシンキングはコーアクティブ・コーチングと似ていると思いました。
本当にその視点しかないの?
エンボディメント(体を使う)ことで発想を広げるよ!
停滞してしまったら、枠をとっぱらって思い切り自由になってみてもいいじゃない。
クライアントとコーチの協働が人生を豊かにするだ!
そんなことを伝えてくれるような本でした。
コーチングに興味がある人は是非読んでほしいし、コーチングに興味がなくても思考法に興味があるのであれば是非読んでほしい。そしてそこから本来のコーチングを知ってもらえると嬉しいな。
いろんな経験を通じて皆さんの人生がより豊かになればいいな、と思います。
よろしければサポートをお願いします。今後のコーチング活動に活用させていただきます。