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未経験の僕が仕事を辞めて学習塾を開校する話その4――フランチャイズはアリか/コンサルティング/小規模学習塾開業/スクール開業

フランチャイズでの開業を考えているひとは,情報収集の中に,もちろんフランチャイズの説明会や面談を含めて考えていると思います。

僕はフランチャイズ利用はアリだと思っています。
結果として僕は選びませんでしたが,当初はもちろんフランチャイズへの参入は選択肢に入っていました。


では,どうしてフランチャイズへの参入をやめたのかというと,
1)イニシャルコストが高い
2)損益分岐点が高い
3)自由度が低い

という3点です。
開業に必要なお金が1000万を超えると回収がタイヘンになるのと,そのお金を準備するのもけっこうタイヘンです。

加盟金と開業に必要なコンサル料&消耗品や関係する研修など,フランチャイズ本部へ支払うもの,物件の契約や宣伝広告などある程度自分で準備しなくちゃならないものを足すと軽く1000万円は超えてきます。

スモールスタートをしたいオーナーなら,フランチャイズの選択は難しそうです。


反対に準備金をしっかり用意できて,フランチャイズ本部とうまくやれるのであれば,そのノウハウは十分に元が取れるものだと考えます。とりわけ未経験者にとってはFC営業さんのお話のすべてが目新しく,必要な知識になると思います。


僕の場合は
公庫から800万の借金と,自前で500万用意して開業しました。

たぶん僕のケースは特殊なので,このあたり参考にして欲しくないのですが,実のところ数年前父親から受け継いだ今は使えないような,できるだけはやく処分したい物件を持っていて,それをなんとかしなくちゃいけないという問題も抱えていたので,その物件に手を入れて普通に教室として使えば問題がいくつか解決するという背景とあわせて学習塾を開業することを決めたので,イニシャルコストはそれなりにかかりました。

外装から内装,トイレを作ったり,屋根を作ったり,いろいろして1000万ぐらいはそこに費やしてます。なので,単純に準備金が不足しているのでフランチャイズへの参入はなかなか難しかったというのもあります。

逆に言えば,もっと最小限にスタートするなら,たとえば小規模学習塾として「小学生向けプログラミング」や「英会話教室」など,対象人数を絞れば,少額スタートで開講当月から利益をあげることもできると思います。


そして忘れてはいけないFC最大のでデメリットが自由度の低さです。
想像の範囲を超えた不自由さだと考えてもらったほうがいいと思います。
もしもあなたの胸に情熱と揺らぐことのない理念が燃えさかっているようなら,たぶんFCには向いていません。小さな違和感はやがて大きくなり,いつか災いをもたらすでしょう(大げさ)。

まぁ,看板から,言葉の表現,教え方,利用する教材に至るまで,まぁ指定通りです。そして指定通りの方がたぶんうまくいくのです。

マニュアルっていうのはそういうものです。
うまくいかなくてもいいから,貫きたいものがあるひとには向きません。無駄をそぎ落として,淡々と高効率を貫くことがマニュアル化の基本ですから。

それで始めてみたのはいいものの,だんだんやりたいことやれなくて,つまんなくなっても,あとには引けません。でもひとりで何にも考えずにやるには,そこそこ成果があがる確率が高いよー。みたいなジレンマですかね。

なので,大失敗したくない,100点は無理だけど,高確率で70点とりたいひとはフランチャイズを選ぶことはアリです。

(もちろん,マニュアル通りにやったって,いつも70点が取れるとは限りませんし,100点とか120点とかになることだってあり得ます。現実にはもっといろんな要素が絡みますからね。)


フランチャイズ説明会

さて。
しかしながら,ひとつアドバイスをするとすれば,


学習塾を開業しようと思ったら,各フランチャイズ本部がおこなっている説明会や営業さんとの面談は,余すことなく聞いてみてください。


話を聞くだけでも,もちろんOKです(と僕がいう話でもないのですが)。
フランチャイズに興味がないとしても,本当に勉強になるので思い付く限りすべてのFCの話を聞いてみて下さい。

その中で,興味を感じることもあるかもしれませんし,なによりもFCの営業さんが持っているノウハウやデータは,今この瞬間の生きた生のデータですから,知っていて損することは絶対にないからです。

うまいこと話ができれば,必要以上の情報だって聞けるかもしれません。



それでぜひ
その情報をもらったら,僕のところに相談に来て下さい。
いっしょに次の一手を考えましょう。


FCの課題の二つ目にあげていた
損益分岐点の件はそこで話ましょう。その方がわかりやすいので。


フランチャイズに参入するのか,どのフランチャイズがいいのか。
いややっぱり自力で自前ブランドを作りたいのか。

そこから悩んでも大丈夫です。
まずは雑談スタートぐらいのつもりで気楽に話をすすめましょう!

続く



これまでのまとめ

マガジンにまとめました。
アカウントごと引っ越そうかなぁ…。




サポートいただけると燃えます。サポートしすぎると燃え尽きてしまうので,ほどほどにしてください。