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最後のカウンセリング

今日は3回目のカウンセリングでした。しっかり準備して行ったので、訊きそびれや消化不良感もなく終わらせることができました。

まず、宿題として出されていたミスの質と量についての話です。昨日準備した通り、大きなミスはなく、ミスの量も少なくなったことを伝えました。

加えて、どんな時にミスをするのか聞かれ他ので、手順が変わるなどルーティーンを乱すようなことが起きたり、やり慣れた業務に変更があったりする時にミスをすると答えました。

すると心理士の先生に、こんなことを言われました。

「こ林さんがするミスは、皆も同じようにすると思いますし、徐々にミスが減っていくようなら単に得意不得意の話だと思う。最初に大人の発達障害のことを言ってたけど、不注意によるミスはほとんどないようだから、きっと違うと思いますよ。何も心配することはないと思います」

私は、ずっと自分が発達障害なのではないかと疑って過ごしてきました。小さい頃からなんとなくそう思っていて、大学生の頃には母からも発達障害だと思っていたと言われました。自閉症の弟と比べたら社会生活で不便を感じることは少ないかもしれないけれど、きっと私も何かあるんだろうなと、物心ついた頃にはそう思っていました。

でも、心理士の先生は、何も心配することはないと言ってくれたのです。発達障害かもしれないという悩みを打ち明けた人で、初めて否定してくれました。今まで打ち明けた人は、母以外肯定することはなかったけど、否定もしてきませんでした。どこか否定できない部分があったのでしょう。

発達障害なら発達障害で全然いいのですが、白黒つかないのが苦手な私は、発達障害なのかそうでないのか、ずっとはっきりさせたかったのです。だから、長年のモヤモヤが解消されて、かなり感動しました。

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そしてもう一つ、気になっていた対人関係について相談してみました。友人に会いたいと思わなくなってしまったことについてです。

これについても、心配は要らないと言われました。

適応障害になると、一気に落ち込みますが、どうにか持ち直そうと、無意識のうちに気を張っているそうです。それが、心や生活が安定してきて安心した時に一気に気持ちが緩み、反動がくるのだそうです。私の場合、その反動が人に会いたくなくなるというものだったという訳です。

だから、これは回復の兆しで、何も異常ではなく自然な流れだと言われました。友人に会いたくない状態がずっと続くこともないそうです。人に関心がなくなってしまったたのかと思って不安だったので、かなり安心しました。

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今世間がざわついていて、不安や疲れが知らぬ間に溜まってしまうから、回復は遅いかもしれないけれど、焦らず待つようにと言われ、検査室を出ました。

ということで、カウンセリングは、一旦今日で終了です。
長いようで短い3ヶ月でした。

心理士の先生と話をするたび、憑物が落ちたように気が軽くなりました。これは、先生がくれた知識や思考のヒントを使って、"自分で"考えて整理した結果です。だからこそ、納得感が大きいのだと思います。

思考を巡らせるだけで客観的に自分を見ることができますし、どんどんマイナスの方向に考えてしまう私でも、思考がマイナスの方に動こうとしたときには、先生が持ち直してくれるから安心でした。

カウンセリングの効果を結構疑ってかかっていましたが、実際カウンセリングを受けてみて、かなり良い効果があったのではないかと思います。

今後はできれば心療内科を受診しないように生きたいものですが、どこかで行き詰まってどうしようもなくなったら、またカウンセリングを受けたいと思います。

一人で悩まず、人に手を借りてみることは、案外悪くないものです。



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