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大切なことを/大切にし合うことを/大切にする~common staff meeting~

6月下旬。commonにて、スタッフミーティングを開催しました。今回は東京学芸大こども未来研究所 教育支援フェロー/commonコラボレーターの熊井晃史さんをお招きし、アレコレ対話を重ねながら改めてみんなでcommonの大切にしたいこと「試行錯誤」を考えていき、解釈をつくっていくことに。

▼熊井晃史(くまい あきふみ)さん/東京学芸大こども未来研究所 教育支援フェロー/commonコラボレーター/子ども・街・遊びなどをキーワードに、さまざまなプロジェクトの企画立案、運営に携わる/2児の父/昨年度はPTA副会長も務めるたのしい大人代表!

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ー熊井さん:どうやって、試行錯誤を応援していくか?3か月経ち、皆さん現場で子どもと向き合っていく中で喜びと同時に、迷いや悩みも出てきたと伺っています。

で!こういう時に、つい、どうしたら良いのか、すぐに方法を考えがちなのですが、今日は皆さんの【一人ひとりの大切にしたいこと/commonで働いている理由】を語り合いましょう。

何故かというと、さまざま組織の人材育成をしていく中で、良い組織とは?と僕なりに最近定義しています。そして、commonスタッフの純さんや宮田さんが所属しているLiC(Learning in context)の人たちと話している時に、この組織にこの言葉が響くなと感じたんです。なので、今日は皆さんにも伝えたいと思います。

それは、【大切なことを】【大切にしていく/大切にし合うことを】【大切にすること】です。

みなさん「・・・ん!?!?」となりますよね(笑)

大切なことなので、もう一度お伝えします。

ー良い組織とは【大切なことを】【大切にしていく/大切にし合うことを】【大切にすること】ー熊井さん


それから、僕は【目的】と【方法/手段】に分けて、考えていく事をしています。つまり、今回は【目的:一人ひとりの大切にしたいこと/commonで働いている理由】を共有し、今後【方法:大切にし合う方法を考えていくこと】を進めていくというわけです。

では、さっそく一人ひとりの大切にしたい想い、commonで働いている理由を語り合いましょう!では、お願いします。

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こうして、スタッフ一人ひとりが自分の大切にしたいことを、語り合っていきました。スタッフの具体的なエピソードに対して、熊井さんが受容的な姿勢かつ共感しつつ「つまり、こういうことと、言い換えることが出来ますね」「その想いは、この理論と近しいですよね」と一般化・抽象的に変換し、応答的な心地良いことばのキャッチボールがポン、ポンとやさしく丁寧に行われていきました。

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全てをお伝えしたのですが、スタッフ一人ひとりの想いが熱すぎて・・・!今回はその中から、抜粋して対話を綴っていきますね。

ースタッフ:自分が子ども時代に街で育ち、本当にたのしい子ども時代だったんです。だから、地域の方に可愛がってもらったように、今度は自分自身がその役割を担いたいなぁと思って。それに、歳を取ると何故だか子ども時代の事をよく話すんですよね。だから、幸せな子ども時代のお役に立ちたいと思ってcommonへ来ました。

ー熊井さん:まさに、原体験ですね。

ースタッフ:自分自身の子育て経験の中で母親の孤立を感じることがあり、誰かが我が子を大切にしてくれていたら、少しは孤立感が無くなるのかな?と思って。ありのままを大切に愛してあげたいと思います。

ースタッフ:大学の実習で子どもの現場へ偶然行き、そこで子どもの面白さを感じて。それまでは、何をするか分からず、見通しが立たない子どもの事が実は苦手だったのですが、実際に接してみると、その予想外の所がおもしろく感じて。「そういうことをするんだ!」って、新たな発見の喜びを大切にしたいです。

ー熊井さん:大人が子どもをコントロールして管理出来たときの喜びと、予想外の喜びがあって、後者ですよね。気を付けたいのは、無自覚の管理をしてしまうことだったりします。commonスタッフの皆さんはそういったことで喜びを感じないと思いますが、頭の片隅にでも置いておいてください。

ースタッフ:ここに来たら、なんとなく自分がすぅーーーっと馴染んでいく感じがして良かたんです。これまでは、子育てと仕事の両立が苦しくて、ハードワーク過ぎて。自分らしい居場所が無いような感じがして、辛い時もあったんです。家族を大切にしたいからこそ、心身ともに健康で居たくて。ここなら、やっていけそうだなって思いました。

ー熊井さん:心にウソが無いかどうか。真正性が何事も大切ですね。喜びの哲学という考え方があって。最近素直に喜べない人が増えているんですよ。疲れてしまって。嬉しい時や上手くいったときに「やった~!」と素直に出せない人。だから、みんな喜ぶ練習や心の準備をすべきです。と言うよりも、幸せな方がみんないいに決まっているじゃないですか。人が幸せを持ち寄っているポジティブな場が良いですよね。

ースタッフ:子育てを通して、子どもたちの好奇心を枯れさせたくないし、心を育む大人でありたいと思っていて。自身の経験から、母親の孤立や大人のコミュニティの輪は子どもにも影響があるかなと感じていて。保護者の方の心のケアもしたいと思っていた。いつかは、大学で専攻していた教育学を改めて学びたいと思っていた為、現場で役に立ちながら学べるこのような機会があるなら是非と思って来ました。

ー熊井さん:子どもが抱えている問題に画一化や競争化がありますよね。このような問題に対比するキーワードとして「遊びは学び」をあえて置いていたりします。

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ースタッフ:自分の人生を迫られるよりも、自分のしたいことを大切にしていきたい。自分らしさ、自分らしく生きていきけるよう選択肢のある人生を大切にしたい。自分らしくって難しいなとも思います。

ー熊井さん:自分らしさとは。自分らしさってよく、日本では探しに行こう!的な自己啓発本が多くて危険だなと。街でも、そういうイベントを沢山見かけるのですが・・・。その人らしさ=オリジン/オリジナリティはその人から常に湧き出ているものであって、本来そこにあるものなんです。探しに行くものじゃないんですよね。「あなたらしさは、そこにあります」という前提の元、本来、泉のように湧き出ているはずのものが、そこに石ころが詰まっていたりして出にくくなっちゃったりしているだけ。だから、その詰まりの原因の石ころをどかしてあげる作業をするか、湧き出ている人にはその水を飲み水にしてあげる水路をつくってあげることが必要なことなんですよね。

ースタッフ:教える側、受け取り側っていう上下関係じゃなくて、一緒に成長することがしたくて。commonで働いて、自分自身も学ぶことが多い。色々な考え方、知識をもって子ども達の世界が広がるような関係性をつくってきたいです。などなど。

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スタッフ一人ひとりのこれまでの経験を元に、大切にしたいことを語り合っていく事で、この対話の場が自分事化されていく、しっくりくる感覚がありました。

つまり、一人ひとりのこれまでの経験=個の価値観と大切にしたいこと=理想を語り合ったことで、じゃあこれから、それらをcommonという組織でどう大切にし合っていくか考えていくベクトルが生まれました。このような対話的な営みをcommonでは大切にしながら、場を創っていきたいと思います。

施設長の純さんは、今回をこう振り返ります。仕事とプライベートはよく対比されて言われがちだが、そうではないと再認識した。スタッフそれぞれがプライベートで課題意識を持っていて、それをどうにかしたい、解決したいという思いをもって仕事に取り組んでいる。

課題の原点はそれぞれ違うが、commonで向いている方向は私も含めて同じ。個々の課題が出発点となり、それを解決していくプロセスが試行錯誤であり、それを具現化していくことこそがcommonらしさなのかなと感じた。
ここまでしっかりオープンに話し合え、いい意味でプライベートと仕事を混在させながら、みんなそれぞれが認め合って、助け合えるこの組織をしっかりと守っていきたいと思う。

ー純さん、頼もしい!

スタッフミーティングの最後に、
ー子育てに不安や悩みはつきものだから、みんなで語れる場があるとおもしろいし、みんなしあわせですよね。commonの大人ミーティングは日本一おもしろい保護者会になって欲しい!と熊井さんがつぶやくと、

うんうんと大きく頷くだけでなく、みんなその想いに共感し、その場の雰囲気がまるっと、ひとつになるような感覚を抱きました。

今週土曜日、7月4日(土)に第1回大人ミーティングを開催します。このような状況下の為、今回は語り合う時間は縮小し、3か月間の活動報告がメインになる構成です。でも、いつか平穏な日常になったら「ミーティング」と言う名のように、テーマを設け、あれこれ語り合い、対話での場づくりを保護者の方と楽しんでいきたいと思います。

大人ミーティングのレポートもお楽しみに!
コミュニケーター宮田

※スタッフミーティングは、コロナ感染予防対策として、全員マスク着用、換気、対面者2メートル以上の間隔をあける事を実施しました。
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子どもの「試行錯誤」を応援する民間学童。ひばりが丘の子どもたちの成長を保護者の方や地域の方と一緒にあたたかく見守っていきたいと考えています。【web】https://cmn.tokyo【Instagram】https://www.instagram.com/cmn.tokyo/
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