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カーボンニュートラルってカーボンフリーと何が違うの?

 2020年より、自動車業界でカーボンニュートラルという言葉をよく目にすることが多くなってきました。そこで気になったのがこちらの記事です。

 みなさんカーボンニュートラルって聞くとEVとかHVを想像すると思いますが、定義は以下の通りだそうです。

二酸化炭素の放出と吸収が相殺されている状態。植物燃料を燃焼する場合(燃焼時に発生する CO2 と光合成時に吸収される CO2 が相殺される)や,企業が CO2 を削減するための何らかの取り組みを行う場合(事業で発生する CO2 との相殺を図る)がある。炭素中立。

 国の政策としても、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする脱炭素社会の実現を目指しています。

※ここでいう「排出を全体としてゼロにする」は、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量から、森林などによる吸収量を差し引いた、実質ゼロのことを意味します。


 つまり、その製品を使用するときに、実質的に大気中のCO2が増えない=カーボンニュートラルということになります。例をあげると、

例えば木材を燃やして熱エネルギーを得た場合CO2は発生するが、そもそもそのCO2は木材になった木が成長過程で吸収したものなので、「実質的には大気中のCO2は増えていない」ことになる。

 一方、カーボンフリーは「CO2をださない」という意味なので、製造時や使用時の表面的な部分で判断されることが多いそうです。製造の時点でCO2を排出してしまってはカーボンニュートラルとは言えなくなってしまうので、脱炭素社会の実現は簡単ではなさそうですね。

 なんとなく知っているものも、しっかりと調べてみると新しい発見があるので、これからも色んなことに関心を持っていきたいなと思いました。



                             おがちゃん