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暗い青の中で、ぶくぶくと

また心がしんどくなってしまっている!なんて波の多い人生だろう。励まし励まされを自ら繰り返し、その間何度も涙して、ぎりぎり船の舵をとっている。湿気た空気が胸を重くするのだろうか。今日は夏至の夜だというのに。

ついに気がついてしまった。いずれは楽になると信じて頑張っていた仕事が、私の肌にはどこまでも馴染まないことを。自分の意向だけでやることを決めていたら世界は広がらないと思い、新しい業務を迎え入れた。はじめてのことだからしんどいのだと思っていたけれど、私はどうやら一向に前向きになれず、かなしい雰囲気ばかりがパソコンにまとわりついてしまった。こんなことなら挑戦しない方が良かったのかな。

わがままのラインがわからない。サラリーマンである以上は嫌な仕事もやらねばならないのは知っている、10年近くこれでも働いてきたのだ。でも、なんだかいつもと勝手が違う。ずーーっと緩やかな下り坂が続いている、春の始まりから。なんだたかが数ヶ月じゃないかと思われてしまうだろうが、好きなことしかできない私にとっては致命的なのだ。ひとはひと、わたしはわたし、つらいはつらい。

胃がしくしくするし、パートナーの前でめそめそする日が増えた。泣き虫ではあるけれど、どう考えても心が過敏になっている。こういう時期は、ささいなマイナスで気分が地に落ちる。パニックにもなりやすい。自分の状態をニュートラルに持っていくことがとてもとても難しい。もっと難しいのは、この自分の状況を職場に伝えることだ。上司はとても手厚くフォローをしてくれる、その心配りが今はとてもプレッシャーだ。完璧な人に、私の手落ちを伝える作業は申し訳なくて情けなくて切ない。

へっちゃらな日もある。都合の良い側面もある私は、どうしてそこまで落ち込んでいたのかわからなくなってにこにこしたりする。そのまま進めたらいいのにそういうわけにはいかなくて、次の夜にはまたベッドにしがみつく。ああ、安定したい、安定していた自分に戻りたい。

今年はどうやら転換期なのだと、ある人に言われた。私は今そういう星回り。めちゃくちゃに日々が動く、これは仕事ばかりではない。いろんなことがあるからこそ人生の針も進むとわかっている、悪いことばかりではないのも知っている。でもその変化を受け止めるのが今は難しい。難しいと感じていることをそのままに許してほしい、私はそんなにタフじゃない。

金曜が来ても晴れない胸のうち、明日をどう過ごして気持ちを浮かばせようかと思索中。

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