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「もれなく不足なく」(数学の論述のコツ)

こんにちは。
今回は数学の論述について書いていきます。

数学の論述は
「もれなく不足なく」が原則です。
中学校での合同の証明から
受験の体積導出まで、
一貫してこの原則は守られる必要があります。
「導出も書け」とあるのに
解答だけぽんと書くのは即×です。
また、これは高校の数学以降では
殆どついて回り、そのせいで
数学嫌いになる人もいるかもしれません。

とはいえ、
これを上手く書くために何か方法が無いか
といえばそうではありません。
何をして解答を出したか
(例えば平方完成や増減表の記録など)を
順序立てて書くように意識してみましょう。
その中で無駄な要素を削ぎ、
論理が飛躍している部分の穴を
埋めてみましょう。
最初は大枠から、
次第に文の細かい部分を作っていきましょう。

一方、本質?何それ?知らんわ
という人もいるかもしれませんが、
その場合は
「答案を見る→答案を覚える→
答案のひとつひとつの要素を解析する→
他の問題で応用できるようにする」
という順番で
文を練るのを上手くしていきましょう。

そもそも
無から文章を作ることは
自分もできませんし、
読んでいる皆さんができるとも思っていません。
文章を作るには
何かアイデアや知識が要求されます。
そのため、論述ができるようになるには
日々問題を解いていく
(ときに悩むのを諦めて答えを知る)ことで
上手くなっていくといいのでしょう。

ただし、これは
小説や評論を書く人向けの文ではなく
問題を解く人向けの文であることを
気をつけて下さい。
文学賞を取るような文章を取ろう、
なんて思う必要はありません。

次回もよろしくお願いします。

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