この重いだけの体を海に投げたら(詩集5-3)

この重いだけの体を海に投げたら

浮くのだろうか 海は浮かせてくれるのだろうか

もしくは沈むのだろうか いいや潔く沈んでしまえ

沈んで沈んで沈んで沈んで沈んで沈んで沈んで

マッコウクジラの頭にでも当たって砕けちまえ

ああせめて せめて魚たちに喰われたい

人間たちの世界では何一つ貢献できなかった

それどころか迷惑ばかり振り撒いていた

この体の肉をどうぞ

それで尊い地球上の生命たちに

少しでも貢献できるのなら

それでいい

それでいい

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