【詩】7:17
夢で会った女の子から手を離す
無表情で栄養の塊の固形物を口に押し込む
ああ 名前を聞くのを忘れた
8,147回目の朝の放尿を済ませる
黄色い水たまりに生気を吸い込まれる
発したあくびから頭部の無い赤子が生まれた
生きがいは会釈もせずに食道を通り過ぎた
床に踏まれた画鋲たちの死骸が散らばっている
悪気は無いのに同じ過ちばかり犯している
悪気は無いのに同じ過ちばかり犯している
床にケチャップをこぼす
その気はないのにいつも同じ箇所から血が出る
止血の方法より 夢から覚めない方法を教えて
現実で覚えたことは 夢の中では一切意味をなさない
悲しいほどに進む時間が背中を蹴り続ける
白い壁に蜘蛛が二匹 彼らは喧嘩をしている
白い床に自分の黒い靴が永遠に執着している
しみついて、はなれない、自分の方から
ばかみたい、なるほど私はバカだ
猫背モードを解除し
低電力モードの状態で自己嫌悪を起動し
ついでにお客様の奴隷ごっこを開始する
彼らはトイレ以外の場所で安心することができない
互いに意地でも優しさを身にまとい
やけに暑い冬の日の邪魔なコートみたいに
暑苦しくても義務感と一緒に羽織らなければならない
溢れ出る汗は 涙よりも真実味があり
排出される尿は 涙よりも味わい深い
だからこそ涙はガラス細工みたいに美しいのか
いらっしゃいませ 汗だくのお客様
一度でいいからあなたの尿を飲ませてください
いつまでも頑固な時計を睨みつける
7:17の3時間後にいる私は
いまだに夢で会った女の子の名前を
聞くのを忘れたことを後悔している
この後悔は自己嫌悪と混ざり 涙を生成した
殴り 割り 壊し 殺したくなる この涙
美しいなんて 役立たず
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