自分を切り刻むだけのうた(詩集5-11)

俺は実につまらない男でした

俺は実に中途半端な男でした

俺は体だけ大きくなった子どもでした

つーか普通に子どもの方が エネルギッシュで

表情や発想も豊かで 割と何でもできちゃって

要するにいろいろと素晴らしい存在なので

俺は子どもっつーか未熟な肉の塊です ただの

そんな肉塊が ない脳みそ絞りながら

のそのそと生きていたところで公害です

二酸化炭素&排泄物製造マシーン

つまんな バカバカしい クソ of the クソの極み

この前数少ない友達の一人にこう言われましたよ

「なんかなお前な、ほんと哀れだよな」

ほんとだよな "なんかな"で助走つけて

どっしり殴りつけてきやがってな ほんとにさ

どうしようもねんだわ 俺という存在が

これがね すんごいろくでなしでしたとか

人間……殺しちゃいましたとか

とにかく何か極端にブレてんなら

ある意味おもしれーかもしんねえし

そーゆーので本とか音楽とか出せば

勝手にバズる世界だから結果オーライなのよ

なんて考えるなんてマジ最低だなクソ野郎

そして何もかも中途半端野郎なんだわ ばーか

何してんの俺 何してんの自分 

トイレによく落ちてる陰毛みてえなゴミ人間がよ

なあ死ねよ

死ね自分

死ねこのクソゴミカスみてえなバカアホの極みな自分

端的に言ってゴミ 本当のゴミ

アホ 超が四つ付くほどのドアホ 大バカ

マヌケ カス ほんとカスみてえな存在だわ

他人に対して心の中で悪口ばっか言ってるけどよ

てめえが一番悪口言われるような存在なんだよ

なんだよあの老害……じゃねんだわ

てめえが一番害悪なんだよ

死ねよマジで

ほんと死ね自分

端的に言ってゴミ ゴミよりゴミ

生まれてきてごめんなさい じゃない

両親に失礼 はい 生きててすいません

おいテキトーに謝ってんじゃねえよカス野郎

本当はどーでもいいわとか思いながら

この詩を書いてるくせによ なんなんだよマジで

いつまで経っても未熟なままの

肉だけ増えてくだけの脱皮不可能芋虫野郎

この身を海に投げたら……じゃねんだわ

窒息死する覚悟もねえくせによ

他の頑張ってる友達とかと比べたら

はるかにのうのうと生きてるくせに

んでいろんな人に迷惑かけまくってるくせに

何が死にてえだ バカじゃねえの

さっさと死ねや 迷惑かけねえように

とか言って死ねないくせに 怖いからな

クソムカつく 

一日のうち何回自分にムカつけばいいんだか

キリがねえんだよ バカみてえなことの連続

正真正銘のバカだよ俺は 何もできねえ

最近な 昨日覚えた仕事の一つを

今日忘れることが多いんだ 本当に

そしてまた先輩社員に聞きにいく

先輩は優しいから 困った顔をしながらも

ちゃんと教えてくれる

ゴミカスな自分はそれをすぐに忘れる

ゴミだなほんと 社会の歯車の動きを

毎日少しずつ鈍くするためだけに呼吸してる

疲れた 何もしてないのに

こんなふうに切り刻んだ自分が

何円ぐらいで売られんのかなって考えたけど

即廃棄っすね

自分だったらそうしてる

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