塩崎恭久(2020)『「真に」子どもにやさしい国をめざして』未来叢書

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児童虐待防止のため、児童福祉法の抜本改正を成し遂げた国会議員の物語。政治と行政の関係性の一つの理想的で象徴的な記録として、そして我が国の子ども達のための戦いの参考書として価値の大きい一冊。

「子ども」という、票にも金にもならない政策分野は、俗な活動家や政治家には見向きもされず社会変革の駆動力に欠ける状態が続いてきた。それが児童虐待死事件や少子化を生みだし、我が国社会は危機的状況にある。いま一人でも多くの人が、問題意識を持ち、未来に向け責任を果たすよう行動することを願ってやまない。

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